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勉強モチベーションを名言で高めよう

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大学入試を目指す受験生は「モチベーション」を高めましょう。
モチベーションとは、動機という意味です。モチベーションが強いほど学習意欲が高まり、勉強時間を長く取ったり、多くのことを覚えたりすることができます。挫折しそうになったときも、モチベーションがあれば回復が早いでしょう。

モチベーションを高める方法はいくつかありますが、ヒーローや偉人、成功者たちの言葉を読むこともそのひとつです。成功者たちは自分の気持ちを言葉にして、自らを鼓舞してきました。彼らの言葉は、成功ノウハウそのものです。受験で成功したい人は、その言葉からモチベーションを「おすそ分け」してもらいましょう。

イチローさんのこの言葉を勉強モチベーションにしよう

2019年に現役を引退したプロ野球選手のイチローさんは、単なる天才ではなく、努力し続けた天才でした。勉強し続けなければならない受験生には、イチローさんはよい見本になるはずです。

イチローさんは、多くのメッセージを残しています。それらは野球に関するものなのですが、それを「勉強モチベーション」用に解釈することができます。

壁というものは、できる人にしかやってこない

 

参考:https://iyashitour.com/archives/19139

イチローさんはいくつもの壁を乗り越えた人です。普通の人は壁にぶち当たると「無理かもしれない」とひるみますが、これを読む限り、イチローさんも同じだったようです。ただイチローさんは、マイナスの状況をプラスのモチベーションに変えています。

すぐにあきらめる人は、壁をみつけたら折り返してしまいます。そのため常に壁がない状態になります。しかし、あきらめない人は、壁を乗り越えなければなりません。つまり、壁というものは「やる」意思がある人にしか現れないのです。

次の言葉も、受験生には有効なはずです。

人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです

もし友人が自分よりはるかに賢かったら、どう思いますか。「あの人は頭がいいから、自分がかなわないのは当然」とあきらめてしまいますか。賢い人は偏差値の高い大学を目指し、自分は行きたくない大学を目指しますか。

もしそのような選択をすれば、イチローさんから「間違っている」と言われてしまうかもしれません。その賢い友人が、努力もせずに学力を向上させていると思っているなら、それは間違いです。その友人は、自分よりはるかに多い努力をしているから、高い偏差値を維持できているのです。ならば自分は、その友人を上回る努力をしましょう。

スティーブ・ジョブズさんのこの言葉を勉強モチベーションにしよう

故スティーブ・ジョブズさんは、iPhoneやiPadをつくっているアップル社の創業者です。ジョブズさんは、巨大コンピュータメーカーのIBMや世界標準のビジネスソフトウェアをつくったマイクロソフトと闘い、勝利しました。

ジョブズさんの歴史を振り返れば「ジョブズさんのやったことに比べたら、受験なんて小さいことかもしれない」と思えるかもしれません。それもモチベーション・アップ法のひとつです。

ただ、ここではジョブズさんの言葉に注目してみます。

You can’t connect the dots looking forward.

You can only connect them looking backwards.

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

 

未来に点を打つことはできない。できることといえば、過去に打った点をつなげて線にすることぐらいだ。

だから今、点を打て。

未来において、その点をつないで線にするために。

 

参考:https://www.brainyquote.com/quotes/steve_jobs_416875

ジョブズさんの言い回しは独特です。ここで使われている「dot(点)」は「すべきこと」と理解していいでしょう。

受験では、3時間勉強したからといってすぐに偏差値が上がるものではありません。偏差値どころか、3時間勉強した箇所がテストに出なければテストの点数を上げることすらできません。

3時間の勉強は、単なる点です。受験勉強では、点と点を結んで線にしなければなりません。3時間の勉強が偏差値を上げなくても、今3時間勉強しておかないと、未来において線をつくることができません。

成果があがらなくても、今すべきことをすることの重要性を、ジョブズさんは説いているわけです。受験生は、短期間の成果を求めてはいけません。模試の成績が上がらないときこそ、地道に学習し続けてください。

受験勉強は長さも重要ですが、それよりも重要なのは集中することです。集中についてジョブズさんはこのようにいっています。

It’s only by saying no that you can concentrate on the things that are really important.

 

重要なことに集中したいのなら「NO」といえ。

 

参考:

https://www.telegraph.co.uk/technology/steve-jobs/9589535/Steve-Jobs-in-his-own-words.html

この言葉が伝えようとしているのは、誘惑に勝て、困難な道を選べ、ということです。

「今、勉強するか、ゲームをするか」
「今、苦手な英語長文に挑戦するか、簡単な問題集をもう一度解くか」
「今、より偏差値の高い大学に挑戦するか、受験する大学のレベルを落とすか」

受験生には常に、誘惑がつきまといます。そして受験生には常に、簡単な道が用意されています。誘惑を跳ね除けることと、困難な道を選ぶことは、苦痛と苦労が伴います。そして誘惑に負けても、簡単な道を選んでも、誰にもバレません。

それでも自分にNOといいましょう。
ゲームをすることに、簡単な問題集を解いて満足することに、受験大学のレベルを落とすことに、NOといいましょう。そうすれば、より偏差値の高い大学に入るという重要なことに集中できます。

勉強は好きですか、嫌いですか。
もし勉強が苦手な受験生がいたら、ジョブズさんの次の言葉の意味をじっくり考えてみてください。

The only way to do great work is to love what you do.

 

偉大なことを成し遂げるには、そのために必要な努力を愛さなければならない。

 

参考:https://www.goodreads.com/quotes/772887-the-only-way-to-do-great-work-is-to-love

受験勉強は苦痛をともないます。今の自分の学力レベルより高いレベルの大学を目指している受験生は全員、苦しんでいます。しかし、東大や京大といった超難関大学を目指しているのに、苦痛そうにみえない受験生もいます。なぜでしょうか。

それは、勉強することを愛しているからです。勉強をして頭がよくなることや、偏差値が上がることに喜びを感じているからです。そして、勉強すればするほど、志望大学が近づいていることを実感できるからです。

だからといって、そのような受験生が受験勉強に苦痛を感じていないわけではありません。苦しいけど、勉強を愛しているから机に向かうことができるのです。「今日はもう勉強したくない」と思ったら、「もし勉強しなかったら、偉大なことは成し遂げられない」と思ってください。そうすれば、もう2時間頑張ってみるかと思えるでしょう。

孫正義さんのこの言葉を勉強モチベーションにしよう

ソフトバンクの創業者である孫正義さんは、「兆円」規模の投資を続けています。投資とは、成功するかもしれないし失敗するかもしれない事業にお金を出す経済活動です。投資先が成功すれば利益が出ますが、投資先が失敗すれば投資したお金が消えてしまいます。つまり「兆円」規模のお金がなくなってしまうかもしれないのです。

それでも孫さんが巨額投資を続けるのは、投資先の企業が成功すると、社会がよくなると信じているからです。

孫さんの言葉はほとんどがビジネスシーンに向けて発せられていますが、その一部は、受験生の勉強モチベーションを高めることにも使えます。

思い描いていたとおりの未来がやってきた

 

参考:https://heisei.yahoo.co.jp/interview/4.html

孫さんは、世の中の人がインターネットを簡単に使えるようにした立役者の1人です。しかし、孫さんがその事業を始めたころは、インターネットは非現実の世界であり、現実の世界より劣ったものであると考えられていました。

ところが孫さんはインターネットへの投資をやめませんでした。その結果、インターネットがなければ世の中が回らない時代になりました。現代は、孫さんが思い描いていた世界なのです。

受験生も、大学に合格している自分や、志望大学のキャンパスを歩いている自分を想い描いてください。そしてもし、その志望大学について、まわりから「レベルが高すぎる」「君には無理」といわれていたとしても、勉強と自分だけを信じて進んでください。そして、見事合格したとき「これは偶然でもまぐれでもなく、思い描いていた成功だ」といってください。

0.1%のことに99%のチカラで突っ込んでいきました

インターネットに注力した孫さんは今、AI(人工知能)に強い関心を持っています。孫さんにとってインターネットは「植え込み」です。米をつくるために、苗を水田に植えるようなものなのです。では「収穫」は何かというと、それがAIです。
インターネットというベースがあり、そのうえにAIが現れることで時代が明るくなる、というのが孫さんのビジョンです。

孫さんが設立したソフトバンクという会社は、以前はパソコンソフトの会社でしたが、当初、インターネット関連の仕事は0.1%にすぎませんでした。しかし、孫さんはある時期から、99.9%のパソコンの仕事を放り投げて、0.1%のインターネットに集中しました。それと同じことを今、AIに対して行っています。

さて受験生は、この「0.1%のことに99%のチカラで突っ込む」という言葉を、どのように勉強モチベーションに使ったらいいでしょうか。

もし、私立大一本に絞るか、国立大も受けるかで迷っていたら、国立大にも挑戦してみてはいかがでしょうか。国立大のほうが学費が安く親孝行ができますし、就職のときも「国立」という言葉は企業の採用担当者によい印象を与えます。

しかし、私立大志望の人が国立大に挑戦しようとすると、受験科目を増やさなければなりません。文系または理系の人は、理系科目または文系科目も勉強しなければなりません。もしくは、理科または地歴公民をもう1科目増やさなければなりません。それはリスクを伴います。

しかし、本当は国立大に進学したいのであれば、0.1%のことに99%のチカラで突っ込むことで夢がかなうかもしれません。

ソクラテスのこの言葉を勉強モチベーションにしよう

昔の哲学者たちの言葉は、現代の成功者たちすら鼓舞します。受験生にも効果があるはずです。ソクラテスの言葉を紹介します。

よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ

 

参考:https://iyashitour.com/archives/22017

受験生はなぜ、苦しい勉強を続けているのでしょうか。少しでも高い偏差値の大学に入るためでしょうか。それは間違っていません。しかし、受験に挑戦する理由を増やしてみませんか。学問を修めると、世の中がより鮮明にみえるようになります。知らないことを知るようになると、生き方の選択肢が増えます。

今の勉強を、よりよく生きる道の探求と考えてみてください。ソクラテスの言葉が正しければ、よりよく生きるために勉強を続けることで、人生を最高のものにすることができます。

本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。

本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。

この「本」のなかに、教科書、参考書、問題集を含めてみてください。すると、ダイレクトに受験アドバイスになります。
受験関連の本は、学校学習や受験一筋で研究してきた大人たちがつくっています。受験本には、彼らが苦労して集めた知識や情報が凝縮されています。

受験生は、受験本のなかからその要素を引き出すだけでいいのです。受験勉強は確かに苦労をともないますが、学問の「知」をつくりあげた人たちは、それをはるかに上回る苦労をしています。その知を受験本を読むだけで得られるのは、実はとても楽な作業なのです。

ねたみは魂の腐敗である

受験勉強は世の中の数多ある競争のなかで、極めて公正性が高い競争です。1点でも足りなければ不合格になりますし、トップで合格してもビリで合格しても合格は合格です。その受験にあって、他人をねたむ必要はありません。

勉強ができる人をみると、「学習環境がいいからだ」「元々賢い頭を持っているからだ」とねたみたくなることがあると思いますが、ねたんでも自分の偏差値が上がるわけではありません。

自分の魂を腐らせないために、そして偏差値を1つでも上げるために、ねたむのをやめて勉強しましょう。勉強はどこでも、いつでもできます。

まとめ

言葉には力があります。そしてヒーローや偉人たちの言葉には、さらに強い力があります。それは、成功者は苦労をして工夫を重ねてきているからです。その苦労と工夫を伝えようとすると、どうしても特殊な言葉になってしまいます。その特殊性こそが、言葉のパワーの源です。言葉からパワーをもらって勉強モチベーションを維持していきましょう。


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