中学生はいつから塾に通えばいい？目的別おすすめの開始時期を解説

Tweet

中学生になると、勉強する科目や内容が一気に増えるため、入塾を検討し始める方も増えます。しかし、なんとなく「塾に通おうかな」と思っても、具体的にいつから通い始めればいいのか迷うことも珍しくありません。

今回は、そんな親子に向けて、塾に通い始めるタイミングや注意点について説明します。目的に合わせた塾活用で、スムーズな新生活のスタートダッシュを切りましょう。

結論：中学生はいつから塾に通ってもOK

結論から言うと、中学生はいつから塾に通い始めても問題ありません。中学生が塾で学ぶことには、全期間を通して多くのメリットがあるためです。

まずは、中学生が塾に通うメリットや通塾率について見てみましょう。

◇中学生が塾に通うメリット

中学生が塾に通うメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

●学習習慣の定着
●学習意欲の向上
●学力の向上
●受験対策になる
●進路のアドバイスを受けられる

近年、塾は受験対策に欠かせない存在になりつつあるため、受験を意識して早くから通い始める学生が多い傾向にあります。また、中学生になると勉強量と難易度が一気に上がることもあり、難関校を志望していなくても塾に通う学生はたくさんいます。

◇塾に通う中学生の割合

ある調査では、塾に通う中学生の割合は過半数を超えるということがわかっています。また、塾に通い始めた理由を見てみると「成績アップ」や「学習習慣の定着」、「受験対策のため」と回答している方が多い傾向にありました。

たとえまだ受験を意識していなくても、基礎学力向上のために早い段階から塾に通っておくと、今後進路を決定するときに選択肢が広がるかもしれません。

中学生はいつから塾に通うべき？目的別おすすめの時期を紹介

中学生はいつから塾に通い始めてもメリットが多いのですが、塾に通う目的によって、スタートすべき時期は異なります。

ここからは、入塾におすすめの時期を目的別に紹介します。

◇勉強習慣の獲得・内申点アップを狙うなら1年生から

勉強の習慣を身につけたい場合は、1年生から塾に通うことがおすすめです。早い段階で予習復習を習慣化できれば、3年間しっかりと勉強に向き合える基礎が身につきます。

また、受験のときに重要視される内申点は、一度つくとあとから変わらないため、この時期から意識しておくと安心です。1年生の内申点から見られる学校にも対応できるよう、早めの対策を心がけましょう。

◇モチベーション維持のためなら2年生から

学校や部活に慣れてくる2年生は、中だるみでモチベーションが下がりやすい時期です。特に、部活に熱中する学生は、勉強に本腰が入らないことも多いでしょう。そのため、モチベーションを維持したり学習習慣を維持したりすることを目的とする場合は、2年生から塾に通い始めることをおすすめします。

短時間で効率的に学べる塾を活用すると、忙しい時期でも部活と勉強を両立しやすくなります。まだまだ内申点対策にも間に合うので、受験を意識する学生も塾を検討してみてください。

◇本格的な受験対策のためなら3年生から

受験対策は早めに始めるに越したことはありませんが、3年生から始めても間に合います。塾では、志望校・学力別に集中的な指導を受けられるため、飛躍的な成績向上を実現できる可能性もあるでしょう。

難関校を目指している場合は、特に慎重な塾選びが大切です。何校か体験入塾してみて、志望校や学力、性格に合った塾をじっくりと見極めてください。

中学生が塾に入る際の注意点

中学生が塾に入るときは、タイミング以外にも気をつけたいポイントがあります。最後に、塾に入る際に押さえておきたい注意点について説明します。

◇入塾のタイミングは3月が最もおすすめ

一般的に、多くの塾では3月から次の学年の予習が始まります。したがって、入塾のタイミングとしては、新学期が始まる前がおすすめです。

また、しっかりと塾との相性をチェックしておきたい場合は、入塾前に冬期講習に参加すると、より安心です。最近では無料体験ができる塾も多いので、そういった制度を積極的に活用しましょう。

◇学力や性格に合った塾を選ぶ

内申点や受験を意識するあまり、親が勝手に学力レベルの合わない塾を選ぶことは絶対に避けましょう。現在の学力や性格も踏まえ、無理なく通い続けられる塾を選ぶことが重要です。

個別・集団のほか、独自の学習法を取り入れた個性的な教育方針の教室など、塾にはさまざまな選択肢があります。相性が悪ければ続かないので、親子で話し合いつつ、本人の意志を尊重して塾を決めることを意識してみてください。

中学生は目的に合わせていつから塾に通うかを決める

中学生の塾通いは、目的ごとにいつから始めるのかを決めることがおすすめです。とはいえ、塾に早すぎる遅すぎるということはないため、必要性を感じたタイミングでスタートすれば問題ありません。

中学生の塾選びは、タイミングだけではなく相性を考慮することが大切です。志望校や一人ひとりの個性に合った塾で、効率良く目標達成を目指しましょう。

Tweet