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オンライン授業の種類やメリット・デメリットとは?

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コロナ禍の影響もあり、近年は学校や塾、予備校などさまざまな場所でオンライン授業が注目されています。

しかし、オンライン授業と一言でいっても、「録画タイプ」「ライブ配信タイプ」「双方向タイプ」など、さまざまな配信方法があります。

ここで、オンライン授業の種類ごとの特徴やメリット・デメリットなどを見ていきましょう。

オンライン授業の種類

オンライン授業にどのような種類があるのかを紹介します。

◇録画タイプ

録画タイプは、あらかじめ録画した動画を配信する形式のオンライン授業です。生徒は、動画がアップされているWebサイトなどから、その動画を視聴します。

ライブ配信ではないため、聞き逃した部分を繰り返し聞いたり、ノートをとる際などに一時停止したりすることが可能です。また、基本的に動画が削除・非公開にされない限りはWebサイト上にあるので、自分の好きなタイミングで視聴できます。

◇ライブ配信タイプ

ライブ配信タイプは、動画配信ツールなどを利用して、リアルタイムで配信する形式のオンライン授業です。リアルタイムでの配信なので、決められた時間に開始することになります。

手軽に行なえることから、オンライン授業をライブ配信で行なう教育機関が増加しているようです。

◇双方向タイプ

双方向タイプは、ライブ配信と同じようにリアルタイムで授業が進むオンライン授業です。「ZOOM」や「Skype」などのアプリケーションが、よく使用されています。

ライブ配信との違いは、お互いの顔を確認できること、生徒がチャットなどで質問できることです。講師と生徒が双方にコミュニケーションを取れるため、実際に対面して授業を受けているような感覚になれるでしょう。

オンライン授業のメリット

オンライン授業には対面式にはないメリットが多くあるので、メリットを理解し、オンライン授業を上手に活用しましょう。具体的なメリットとしては、以下が挙げられます。

◇効率良く時間を使える

オンライン授業は、インターネット環境が整っていればどこからでも受講できます。例えば、塾に通う場合は学校との往復に加え、塾までの移動にも時間がかかるものです。

その点、オンライン授業なら自宅でも受講できるので、塾に行かなくても授業が受けられます。特に録画タイプであれば、電車やバスなどの移動中も手軽に勉強することが可能です。

◇有名講師の授業を受けられる

全国的に有名な講師が在籍している塾や予備校では、場所の問題や人数制限などで入塾するのも大変な場合があります。しかし、オンライン授業なら地方在住でも受講でき、人数制限も基本的に気にする必要がありません。

また、チャットなどでコミュニケーションが取れるタイプのオンライン授業であれば、有名講師と実際に質疑応答しながら授業を受けられるでしょう。

◇感染リスクを抑えられる

昨今の新型コロナウイルスの影響は大きく、教育現場においても感染対策は課題となっています。

しかし、オンライン授業なら誰にも会うことなく授業が進むので、感染リスクを抑えられます。インフルエンザなどが流行する時期も、安心して授業を受けられるでしょう。

◇自分のペースで勉強を進めやすい

録画タイプのオンライン授業は、自分のペースで勉強を進められるのも魅力の一つです。繰り返し視聴する、隙間時間に少しずつ進めるなど、自分なりの勉強方法を見つけられるでしょう。自分が集中しやすいタイミングで勉強できるので、効率的に学習が進みます。

オンライン授業のデメリット

オンライン授業にはメリットだけではなく、デメリットもいくつかあります。デメリットの部分もしっかりと理解しておくとよいでしょう。

◇勉強に集中しづらい場合がある

オンライン授業は、自宅でも気軽に授業を受けられるのがメリットですが、一方でしっかりとした自己管理が必要になります。特に自宅には、学校や塾にはない誘惑が多くあります。「オンライン授業を受けるためにパソコンを開いたのに、気付いたら関係ないWebサイトやSNSを見ていた」という状況も起こりがちです。

そういった事態を避けるためには「夕食後○時~○時までは勉強に集中する」など自分なりのルールを決めて、集中できる環境を整えましょう。

◇必要な機器をそろえなければならない

Wi-Fi環境が自宅にないなど、すぐにオンライン授業を受けられる設備がない場合は、設備を整えるために多少のコストがかかります。

例えば、オンライン授業を快適に受けるには、ある程度安定したインターネット環境が必要です。通信機器のトラブルで授業が中断するようなことがあると、ストレスがたまり学習意欲が落ちるかもしれません。

インターネット環境があったとしても、あまりに遅い回線や接続が切れやすい回線の場合は、回線契約から見直す必要もあるでしょう。

◇目の疲れなど身体への影響がある

パソコンを長時間使っていると、「ブルーライト」によって目が疲れやすくなったり、視力が低下したりするおそれがあります。身体への影響を抑えるには、適度に休憩時間を設ける、ブルーライトカット機能付きのメガネをかけるなどの工夫をしたほうがよいでしょう。

また、長時間同じ姿勢で座ったままだと、肩や首などに疲れがたまることがあります。一区切りがついたら一度ストレッチするなど、身体をほぐすことも大切です。

◇疑問をその場で解消しづらい

録画タイプのオンライン授業の場合は、わからないことが発生したときにすぐに質問できません。疑問点をすぐに解消できないのは、デメリットといえるでしょう。

自分で調べることが理解力アップにつながることもありますが、授業中に質問したい場合は録画タイプ以外の方法を選ぶとよいでしょう。

オンライン授業は自分にあったタイプを選ぶのが大切

オンライン授業は、インターネット環境さえあれば自宅でも気軽に受けられます。しかし、自宅で受けられるからこそ、誘惑に負けないルール作りや工夫が大切です。

「移動中など好きな時間を効率的に使いたい」「オンライン授業であっても質問はしたい」など、人それぞれオンライン授業に求めるものは異なります。学習方法としてオンライン授業を取り入れる場合は、自分が集中して勉強できるタイプを検討してみてください。


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