オンライン授業は疲れる……という人に!簡単にできる疲れの対処法
オンライン授業を受けていると教室での対面授業より疲れがたまる、という経験をした人は多いのではないでしょうか?
オンライン授業は、パソコンの画面に長時間向き合うためゲームをやっているのと同じくらい目や脳に強い刺激を与えます。また、パソコン画面からの影響だけでなく、通信状態やパソコンに向かう姿勢も心身への負担が大きいのです。
この記事では、オンライン授業での疲れの原因を知ったうえで、うまく対処する方法について解説します。
オンライン授業を受けて疲れるのはなぜ?
「オンライン授業は疲れるものだ」と思っていると、この先も疲れを感じ続けることになります。しかし、心身の疲れを和らげる対策は立てられます。
対策を立てるために、まずは疲れの原因を押さえましょう。
◇光の刺激で目や脳に疲労がたまるから
オンライン授業では画面上で授業が進んでいくので、画面に集中しなくてはなりません。とはいえ、パソコン画面に集中すると、視線は小さな画面に固定されてかなり目を酷使しています。
目を酷使することで肩が凝り、肩凝りがひどくなると、さらに首や背中に凝りが広がり上半身全体が緊張状態となります。身体の緊張状態が長く続くと神経疲労を起こし、頭痛や首の痛み、吐き気や息切れなど、深刻な不快症状を引き起こすことがあるのです。
その結果、日常生活にも支障をきたし、授業にも集中できなくなるでしょう。
◇ずっと同じ姿勢をとるから
同じ姿勢でいることで、筋肉は縮小します。その結果、筋肉に強い痛みや凝りの症状が出てくるため、身体を動かしづらくなり疲労感も増します。さらに、同じ姿勢をとることで血の巡りが滞り、細胞に必要な酸素や栄養素が届きづらくなるため、疲労からの回復が遅れてしまいます。
これはオンライン授業でも同様です。身体を動かすこともなく、パソコンの画面を同じ姿勢で長時間見つめることで筋肉が縮小し、疲労感が増してしまいます。疲労感が強くなると本来の脳の状態を維持することが難しくなり、集中力の低下にもつながります。
◇通信状態が悪いと、ストレスがたまるから
通信環境が授業の快適性を大きく左右する要因こともあります。
授業に集中している最中に突然画面の動きが止まってしまい、画面が戻ったと思ったら、いつの間にか授業がかなり進んでいたというケースは少なくないでしょう。
ただでさえ慣れないオンライン授業で、まともに授業を受けられないとなると、大きなストレスになります。ストレスは精神的な疲労、さらに肉体的な疲労へとつながります。
オンライン授業による身体的な疲れの対処法
疲れの原因を知ることができたら、次にその対処法を知ることが大切です。
身体的な対処方法を知り、身体への負担を軽減する方法を実践していきましょう。
◇パソコンメガネを利用する
対処法の一つとして、目への負担を軽減してくれるパソコンメガネの利用が有効です。
通常、パソコン画面のバックライトにはLEDライトが使用されています。LEDが発する光はブルーライトと呼ばれる非常に強いもので、眩しさや目の疲れを感じさせる原因となります。例えば、暗い部屋でスマートフォンやゲーム機器の画面を見ると眩しく感じるのは、ブルーライトが原因です。
このブルーライトをカットできるのがパソコンメガネです。
パソコンメガネを利用することでブルーライトをカットし、目の負担を和らげてくれるので、長時間画面と向き合っても疲れにくくなります。
パソコンメガネには、自然な見た目を優先した反射式、ブルーライトを効率的にカットする吸収式があるので自分に合ったものを選びましょう。
◇正しい座り方を意識する
パソコンに向かう姿勢は疲労の蓄積度合いを左右するため、正しい姿勢を保つことが大切です。特に、背骨を曲げる猫背は腰に大きく負担を与えてしまいます。背筋を伸ばして座ることを意識しましょう。
疲れにくい座り方を維持するために、深く座ることができる椅子を選ぶことも大切です。椅子に座る際は、肘の高さが90度になるように机と椅子の高さを調整しましょう。
また、足を組むと姿勢が悪くなり血流を止めてしまうため、疲労感を倍増します。この場合は足を組むことがないよう、足がしっかりと床に着く高さに椅子を調整するとよいでしょう。
◇ストレッチで身体をほぐす
同じ姿勢で固まっている筋肉は、ストレッチで適度な圧をかけて筋肉の収縮を促しましょう。特に上半身への筋肉をほぐすと効果的です。
首をゆっくりと左右に動かし、両手を使って頭を下に押し出したり、ゆっくりと天井を見上げたりすると、首や肩周りの筋肉がほぐれます。背筋に関しても、伸ばしたりひねったりすることで、凝りがほぐれて身体へのストレス軽減につながります。
人間の集中力が持続できるのは1時間程度だといわれているので、息抜きのためにも授業の合間にストレッチを実践してみましょう。
オンライン授業による精神的な疲れの対処法
精神的な疲れは、結果的に身体的な疲れにつながります。身体的な対処法と同様に、精神的な疲れの対処法を知ることで万全の体制を整えていきましょう。
◇休憩や昼寝の時間をとる
休憩時間にはしっかりと休むことが大切です。
学校での授業で1時間ごとに5~10分の休憩時間を挟むように、家でも1時間単位で休憩をとるようにしましょう。休憩で脳がリフレッシュされて、ストレスの軽減につながります。また、15分程度の昼寝も非常に効果があることが、さまざまなメディアでも取り上げられています。
ただし、休憩時間中も椅子に座ったままスマートフォンやパソコンを操作して過ごすと、リフレッシュができず、ますます疲れがたまってしまいます。休憩時間の過ごし方には十分注意しましょう。
◇水分をとる
適度に水分をとることも効果的です。
集中していると脳から水分不足になるといわれており、水分不足になると脳の活動に影響してしまいます。
水分は空腹を満たしてくれる効果もあり、こまめに摂取することで集中力の維持にもつながります。特に、温かい飲み物を飲むと血の巡りが良くなり、リラックス効果も高まるので、こまめに喉を潤すことを習慣としておくとよいでしょう。
◇好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くことは、気分を良くする方法として即効性があります。好きな音楽で、気分が上がったり、落ち着いたりすることがあるでしょう。
音楽は感情までも左右することがあります。「リラックス効果を高めたいときはクラシック」というように、気分に合わせてジャンルを選ぶとより効果的です。
オンライン授業のメリットを活かしてより集中できる環境を整えよう
慣れないオンライン授業では、通常の授業よりも疲れを感じることがあるでしょう。オンライン授業に疲れを感じる原因には、さまざまなものがあります。自分がなぜ疲れを感じるのかを知り、それに適した対処法をとることが大切です。
慣れないオンライン授業にストレスを感じるのではなく、身体的・精神的な対処法を自ら取り入れることで、快適に授業を受けられる環境を整えましょう。
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