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偏差値だけで決めるのはもったいない!後悔しないための大学・学部選び

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路選びは、高校生にとって大きな悩みになりがちです。

理系に行くか?文系に行くか?
どんな学部に行くか?
就職のためにどの大学に行くべきなのか?

17歳の身で、人生の方針を決める大きな決断をするのは大変なことです。投げ出したくなることもあるでしょう。

だからといって安易に偏差値だけで志望大学・学部を決めてしまっては、あまりにもったいないですよ!

せっかくの人生ですから、後悔のない選択をしましょう!

偏差値だけで大学を決めるのはデメリットだらけ!

学校や塾の先生に言われるがまま、偏差値だけで志望大学を決めようとしていませんか?そのままでは、大学に入ってから後悔してしまうかもしれません。

いつも親身な先生に言われると、言われるがまま志望校を選びたくなってしまいますが、よく考え直してください。先生たちが偏差値の高い学校、あるいは浪人せずにいける学校を勧めるのは、あなたのためだけではなく、学校や塾の実績につながるからでもあるのです。

もちろん、同じ内容の研究をしている学部で、偏差値50と70では教育環境が違いますが、あくまで大学で学ぶ物が「同じ内容」ならばの話です。しかし、そうでなければ偏差値だけで大学を選ぶのは大きなデメリットがあるんです!

偏差値はあくまで入学時のもの

少しでもいい偏差値の大学に行けば将来安定、なんて考えていませんか?
偏差値はあくまで入学時のものであり、大学四年間、ひいてその卒業後ではほぼ通用しません。
実際、補欠合格した学生が、入学後ぐいぐい成績を伸ばしてそのまま大学院に入ったりもするのです。
自分の偏差値をアテにして油断していると入学後に痛い目に遭うことがあるかもしれません。

やりたい学問ができるとは限らない

「天文学を学びたかったのに、入学してみたら研究室がひとつしかなかった。」
あるいは、「偏差値が高いから入学したのに、自分の学びたい学問の業界では質の悪い研究しかしていなかった。」
というのは実によくある話です。このようなことが起きた場合、再度自分の進路変更について悩むことになってしまいます。
「興味のない学問の学科に入ってしまったが、授業がつまらなくて4年間無駄に過ごしてしまった。」というように、モチベーションが低下してしまうこともあります。

学部によって将来就けなくなる職業もある

「よく考えずに入学したが、途中で臨床心理士になりたくなった。けれど今の学部では無理だから他学部に再入学しないと……。」
後ほど詳しく書きますが、特定の大学・学部を卒業しないと就けない職業があります。その最たるものが医学部ですね。

雰囲気があわないことがある

「高偏差値の有名私立大学に入学したが、周りがいつも2000円くらいのランチ代で遊びに行くから、苦学生の自分は浮いてしまう。」
これは私が実際に聞いた話です。
これとは逆に、国公立に入学した裕福な家庭の方が「ランチ代1000円以下で、って言う人ばかりでつまらない」というのも聞いたことがあります。
経済感覚、土地柄の性格など、同じ学部であっても大学によって違う雰囲気があります。
せっかく勉強をがんばって高偏差値の大学には行ったのに、友達ができないという自体は避けたいですね。

経済状況により中退なんてことも……

同じ偏差値の大学であっても、私立と国公立、また私立同士でも学費がまったく変わってしまいます。
私立と国立だけでも平均授業料(一年間)の差は50万円以上!
奨学金にも枠がありますし、借りることができたとしても、卒業した時点で数百万円の借金を抱えることも珍しくありません。
せっかく入学したのに大学中退、再度入学する資金もなくそのまま就職、というのは厳しい話ですが十分に起こり得ることなのです。

志望大学を決めるためのチェックリスト

偏差値だけで大学を選ぶと起こり得る失敗というのは、裏を返せば大学選びの参考になります。志望大学を決める際に重要なチェックリストをまとめてみました。

①やりたい学問ができる大学か?
もし特定の学問がなければ、好きな科目の研究室がたくさんあるかどうかを確認しましょう。

②就きたい職業にとって近道かどうか?
医者・弁護士などのように特定学部への入学が必須な職業もありますが、公認会計士・学校教員など、特定学部への入学が近道になる職業もあります。

③大学の雰囲気はどうか?
オープンキャンパスへ行ったり、在学生に話を聞いてみたりしてみましょう。

④どれだけお金がかかるか?
授業料、入学金も大学によってよりけりですが、立地によっては一人暮らしをするための家賃や生活費も計算しなければいけません。

まとめ

大学受験は、自分の人生について考える重要な機会でもあります。

それは決して簡単なものではありませんし、ましてや偏差値だけで決められるものではありません。

どうか後悔のない大学選びを行ってくださいね!

また、予備校や塾のなかには、受験生の進路相談に乗ってくれるところもあります。
たとえば個別指導の四谷学院なら、進路ガイダンスも受けることができるので、大学・学部選びもサポートしてくれますよ。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。大好物は、紅茶とあんみつ。


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