一緒に乗り越えよう!受験生こそ友達を大切にしなければいけない理由
受験を控えて勉強していると、気持ちもなんとなく殺伐として疑心暗鬼になってしまうことがあります。
特に同じ大学を目指す子が同じクラスにいるとついついその子と成績を比べて一喜一憂しがちです。
中学生や高校生は、クラスの中が生活の多くを占めるのでなかなかぴんとこないのですが、全国の学生と競い合うことになる受験の前では、身近な友達はとても大切な存在なのです。
受験生こそ友達を大切にしなければいけない理由を再確認してみましょう。
隣にいるあの子は「敵」ではなく「戦友」
受験生にとっては全国すべての学生、特に同じ大学を目指す学生は「ライバル」です。
でも「敵」ではないのです。
もしかしたら隣の席の子が同じ大学を目指していて、あなたと性格が合わなくて、しかもあなたより成績がいい子かもしれません。
心がささくれることの多い受験期にふと「あの子の成績が下がればいいのに。」なんて考えてしまうかもしれません。
そんな考えをふと自覚して自己嫌悪になることもありますが、精神的に乗り越えることが難しい時期でもあるのである程度は仕方がないことです。
そんなとき忘れないで欲しいのが、あなたが今「全国を舞台に戦っている」ということ。そんな機会は、本来人生では滅多にないんです。
つまりそれだけで十分立派なことなんですよ。
あなたがライバルだと思うべきは「全国の学生たち」であり、「隣のあの子」はそれに対して一緒に戦ういわば「戦友」です。
そして一緒に受験を乗り越えた友達は、一生の友達にもなります。
まずはそれをしっかり心に刻んでくださいね。
教え合いはお互いにとってメリットがある
学部にも依るのですが、大学では「輪講」という時間があります。
どんな時間か簡単に説明をすると、一冊の難しい専門書を何人かで分担して、それぞれの担当部分をマスターし、自分の理解した場所をお互いに教えあう時間です。
この「輪講」のメリットは、人に教える前提で準備をするので理解が深まること、そしてお互いに議論することでさらに内容をよく理解できるようになることです。
これは高校生にも応用することができます。例えば、友達同士でそれぞれ得意な単元や教科が違っていたりしませんか?
「数学なら私に任せてよ。」
「英語だったら教えられるかも……。」
仲間内で、それぞれ自分の得意教科を担当してみましょう。
得意な教科でも、いざ人に教えようとすると意外と難しかったり、苦手な人の観点に面白い発見があったりします。
「ここが分からないから教えて。」と言われてもおっくうがらずに教え、自分の苦手な単元も教えてもらいましょう。
教え合いは、きちんとお互いにメリットがありますし、その経験は大学へ入学した後にも活かせますよ。
人とのつながりは情報のつながり
現代では、インターネットからいろいろな情報が得られます。だから人から直接もらう情報を軽視しがちです。
でもインターネットに書けない情報や、わざわざインターネット上に公開しない人もたくさんいるのです。
そういった情報がどこから入るかというと、やはり人との直接的なつながりです。
受験期は、なんとなく人付き合いをする余裕も生まれづらいのですが、いつも仲良くしてくれる友達や先輩は大切にしましょう。
大切にすれば大切にされ、自然にいろいろな情報が耳に入るようになるはずです。
もしかしたらあなたの友達の先輩が、あなたの志望校にはいっていて、傾向と対策を把握しきっている可能性だってあるのです。
人のつながりは情報のつながりでもあることを忘れないようにしましょう。
つらいときに必ず心の助けになる
「友達を大切にしなければいけない理由」はまだまだありますが、なによりも大きな理由は、やはり「心の助けになる」ことです。
たった2日きりの受験で人生が変わってしまう(かもしれない)ことへのプレッシャーは、18歳にとってとても重たい物です。
けれどそのプレッシャーは、全国の受験生もまた背負っている物なのです。
不安な気持ちにつぶされそうなときは、友達との楽しい思い出を思いだしてください。あるいは、そんな気持ちを共有したうえで、一緒に乗り越えましょう。
まとめ
受験生こそ、友達を大切にするべき理由として
・隣にいるあの子は「敵」ではなく「戦友」
・教え合いはお互いにとってメリットがある
・人とのつながりは情報のつながり
・つらいときに必ず心の助けになる
がありました。
確かに受験期間は、なにかと一喜一憂したり、気持ちが張りつめていて他人に気配りをする余裕もなくなってしまうこともあります。
だからこそ、友達や周りの人の力も必要ですし、友達もまたあなたの力を必要としているのです。
大変な受験の時期こそ、周りの人を大切にし、友達と一緒に乗り越えましょう。
一緒に乗り越えることができた友達は、一生の宝物となります。
運営からの一言
仲間と一緒に勉強するなら、予備校に通うのもいいかもしれませんね。
四谷学院のような予備校なら、仲間と切磋琢磨できますよ!
一生モノの仲間ができるかも?
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。大好物は、紅茶とあんみつ。
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