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実はハードルは低かった!英語の長文読解に取りかかる「手順」を覚えよう!

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模試や入試試験のなかでもっともハードルが長いと言えるのが長文読解ではないでしょうか。
しかも長文読解は試験点数で多くの割合をとるだけにあなどれません。
ひとことに長文読解といっても分量も500語~2000語程度と大学によっても様々です。
しかし分量がいくら増えようと、やることは同じです。
今回は長文読解へのハードルをグーンと下げる秘訣を伝授しましょう!

 

長文読解も1文1文の集まりにすぎない!

まず確認したいのは、「長文読解も1文1文の集まりにすぎないということ」つまりある程度の語彙力と文法への理解があればきちんと読み解くことが出来ます。
さらに長文読解には文章同士のつながり、「文脈」もありますので1~2文くらい意味が分からなくても周りの文章から推測も出来るのです。そういう意味では、数文すべてを英訳したり、数文を「何語以内にまとめ」るような問題よりは実はハードルは低いともいえます。

 

まずはナナメ読みして「テーマ」を見つけよう!

長文読解に取りかかるとき、いきなり本文を読み始めていませんか?
日本語の文章であれば、確かに読んでいきながら文章の展開や内容、主張を予測して読んでいくことも可能ですが、慣れてない英語では多くの労力を使ってしまいます。
英語の長文読解で大切なことは「何について書かれているか」をいち早く知ることです。
そのためには文章を読む前に、目線だけ全体を眺めてみて「よく出てくる単語」がないか探してみましょう。それがその文章中のテーマである可能性大ですよ。

 

本文を読む前に問題文を読もう!

本文を読む前にさらに問題文にも目を通してしまいましょう。本文がどのような内容かどうか分かるだけではなく、本文を読むときに何に注意して読めばいいかがわかります。
例えば、単語の意味を聞かれている問題では「その前後の文脈を注意して読むといい」ことがわかり、文章の意図を聞かれている問題なら「まとめの段落をしっかり読めばいい」とわかります。
問題文はヒントの宝庫なのです。

 

接続詞に注目しよう!

これは「英語」に限らず、「国語」の問題にも言えることですが、文章の展開(起承転結、序破急などの文章の流れ)を知るには【接続詞】が一番役に立ちます。
これは問題を解くために読み直すときにも役に立ちますので、【But】などの接続詞を見つける度に赤ペンでマルをつけるなど目立つようにしましょう。
特に【But】や【However】など逆接の接続詞が来たら要注意!
これもまた日本語と共通しますが、逆接の接続詞の後は「本文の主張(小説ではオチなど)」つまり長文の中で一番大事な部分がきます。
これは文意理解の重要な鍵となるので必ずチェックしましょう。

 

ひと段落ごとに「ひとこと」でまとめてみよう!

さらに問題解答時や見直し時の読み直し対策として、ひと段落ごとに「ひとこと」でまとめて、段落横の余白にメモをしておきましょう。
まとめるといっても、メモですから細かく書く必要はありません。自分のほしい情報がどこにあるのかさえわかればいいのです。
例えば
①「コンピュータVS人間」
↓②「コンピュータはどんな技術か」
↓③「ヒトの脳の仕組み」
↓④「コンピュータの計算方法」
↓⑤「ヒトの計算方法」
↓⑥「(まとめ)それぞれの特徴があり優劣は付けられない」
といった具合で十分です。
あとは問題文で「ヒトの計算方法は?」と聞かれればその段落を探して読み直せばいいですし、「全体の論旨をまとめよ」という問題には「ひとことメモ」に肉付けをしていけばOKです。

また、この例ではパソコンと人間を取り上げていますが、この手の文章では必ず双方の違いが聞かれます。
この場合は、②と③、④と⑤が対になっているので、この2つを読み比べることが問題解答の大きな手がかりとなりそうですね。

 

いざ!問題解答

ここまでくると、長文の内容は頭によく入っているはずなので、解答はそれほど苦労はしないと思いますが、構文や単語が分からなくて意味がくみ取れないこともどうしても起こってしまいますよね。
選択解答形式ならば、必ず消去法を使ってください。
簡単な問題ですぐに答えが分かった場合でも、見直すときには他の選択肢の違う部分に線を引くなどのチェックを必ず行いましょう。
これは確実に点数につなげる、というだけではなく、「当てはまらないものを1つ選べ」などの引っかけ問題対策にもなるのです。

 

長文読解には「手順」がある

長文読解問題の文章量は、各大学の入試問題によってもさまざまです。
しかし、分量が変わってもやることは同じです。

①テーマ探し
②問題文の先読み
③接続詞のチェック
④段落ごとのひとことメモ
⑤選択肢の場合は消去法で確認

まずは簡単な問題であっても上の①~⑤の手順をきちんと踏むようにして、習慣づけていきましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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