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奇跡が起こる?ストップウォッチ勉強法の威力

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集中できる時とできない時のムラがあったり、夏休みの最終日や試験前にだけ集中のバカ力が発揮されていたりしませんか?
適度なプレッシャーは、集中力を高めてくれますが、その相棒となるのがストップウォッチです。

ストップウォッチを使うメリット

勉強にストップウォッチを使うメリットは、以下のようにたくさんあります。

①緊張感が生まれる
時間が制限されているときの緊張感を手軽に生み出すことができます。

②勉強のスタートが切りやすい
「勉強したくないなあ。」というときに、まずは10分だけ頑張ろうといった具合に使うことができます。

③自分の実力をはかることもできる
何分かかったか?どれくらいの時間があればできるのか?を知ることができます。解くのにかかる時間を知っておくと、試験の時間配分にも役立ちます。

④時間管理もできる
「15分間休憩」など時間管理に利用できます。

⑤短いスパンでの計画→実行の習慣が付く
「今日は15分間の英単語暗記を4セットやろう」と勉強の計画と実行を行うことができます。

⑥時間のメリハリをつけたいとき
だらだらと勉強していても頭にははいりませんし、だらだら休憩していてもなかなか勉強に取りかかれません。時間の区切りをつけてメリハリをつけましょう。

⑦勉強時間を可視化できる
勉強した時間がはっきりとわかるので、記録をつければ自分の勉強時間を可視化できます。

⑧自分の成長がわかる
繰り返して解く計算問題でも、毎回時間をはかることでいかに計算が速くなってきているかを知ることができます。

どんなストップウォッチがいいか

一口にストップウォッチといっても、いろいろなものがありますよね。
高価なものである必要はありませんが、百円均一で探しても様々な物があります。
あるとうれしい機能をリストアップしました。

①時計機能
過去問を解くときの時間配分練習や日常生活などに役立ちます。

②カウントアップ機能
③カウントダウン機能
後述しますが、これらの機能はどちらもあったほうがいいです。

④音・光・バイブレーション
通常は音で知らせる物が多いのですが、図書館や学校での勉強時のために光やバイブレーションで知らせるものだと、どこでも使えます。

⑤デザイン
愛着をわかせるためにも、気に入ったデザインの物を使いましょう。

ストップウォッチ

こんな時はカウントアップ!

①問題を解くのにかかる時間を把握する
過去問や模試の問題を解くときには、大問単位でどれくらい時間がかかるか調べてみましょう。

②休憩などどれくらいかかるか
勉強と同じくらい、いかに休憩するかも大切です。
忙しくて勉強する時間がないと思っていても、二日間くらい日常生活のいろんなことにどれだけ時間をかけているかを調べると、勉強時間を増やせる部分が見つかるかもしれません。

こんな時はカウントダウン!

①やる気がでないとき
やる気が出ないときは、「まずは10分集中する」など、そのときに合わせた目標を決めて勉強に取りかかりましょう。

②問題を解くとき
応用問題を解くためには、基礎問題を反射的に解けるくらいのスピーディさが必要です。
解けると思っている問題でも、スピーディに解くように心がけてみましょう。

③休憩するとき
だらだら休憩の防止に。
短すぎる時間を設定すると、結局「あと5分」を繰り返してしまうことになります。

④インプットとアウトプットを繰り返すとき
単語暗記はインプットも大切ですが、同じくらいにアウトプットも大切です。
「15分間でこのページを暗記して、5分でテストしてみる」といった具合に用いると素早く暗記することができます。

上手に活用するコツ

ストップウォッチはこのほかにもいろいろな活用ができますが、上手に使うコツがあります。

①短い時間で
なかなかやる気が出ない勉強を始めるときに「まずは60分」としてしまうと結局メリハリが生まれず頓挫してしまいます。
英単語暗記サイクルもそうですが、短めの時間を数セット繰り返すようにしましょう。

②無理な設定はしない
問題を解く時間を設定するとき、いきなり最終目標時間に設定する必要はありません。
「少し頑張ればできるかもしれない」くらいの目標設定がベターです。

ストップウォッチ活用 番外編

ストップウォッチは本来勉強以外でも使えるものです。
①友達とゲーム感覚で
友達と問題を出し合うときに時間制限を設けることで、ゲームやクイズ番組のような緊張感がうまれます。

②気分転換のミニゲーム
気分転換に「目をつぶって10秒でぴったり止める」といったミニゲームを楽しむこともできます。

まとめ

スマートフォンにも、ストップウォッチ機能はありますが、アプリの起動にかかる時間がもったいなかったり、誘惑が多かったりするのでオススメできません。
なにより、実物のストップウォッチの方が好きなデザインが選べ、持ち歩くうちに愛着がわいてきます。

時間を上手に使って充実した毎日を過ごしてくださいね。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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