高校受験の勉強はいつから始めるべき?スケジュールとおすすめ勉強法を紹介
中学生は部活動や課外活動で忙しいため、いつから高校受験の勉強を始めるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。しかし、受験勉強を始める時期に正解はありません。大切なのは、それぞれにあったタイミングと勉強方法を取り入れることです。
この記事では、受験勉強を始める最適なタイミングと、効果的な勉強方法を紹介します。
高校合格のための受験勉強、いつから始めるのが正解?
冒頭でも述べたとおり、高校受験の勉強を始めるタイミングに正解はありません。ここでは多くの人が受験勉強を始める時期や、始めるタイミングについての考え方を説明します。
◇遅くとも中学3年生の夏には受験勉強を始める人が多い
中学3年生に進学すると、多くの人が受験を意識するようになるでしょう。しかし、実際に受験勉強を始めるのは、部活動を引退する夏頃になるケースが少なくないようです。
とはいえ、夏頃から始めても十分間に合う、という意味ではありません。特に、1年生・2年生で習った内容で理解できていない部分が多い、現在の学力に対して志望校の難度が高い、という方は、早めのスタートを切るのがおすすめです。
受験間近になってから、「もっと早く受験勉強を始めておけば良かった……」とならないよう、見通しを立てて行動することが重要です。
◇早く始めるほど余裕をもった受験勉強ができるのは事実
受験勉強を始める時期はそれぞれですが、例えば1年生から始めたとしても、決して早すぎるということはありません。入試には中学1年生・2年生で習う問題も多く含まれるため、受験に大いに関係があります。
また、早くから受験勉強を始めると、次のようなメリットがあります。
●気持ちにゆとりをもって受験勉強に取り組める
●定期テストで良い結果が出れば、内申点が上がり受験に有利になる
●早い段階で基礎固めをすれば、3年生では志望校対策に集中できる
特に難関校を志望する場合には、少しでも早く受験を意識し、準備を開始することが大切です。
【高校受験の勉強】おおまかな受験スケジュール
受験勉強を計画的に進めるためにも、受験までのおおまかなスケジュールを理解しておきましょう。
中学2年生 | ●進路希望調査 ●学校見学・オープンスクールへの参加 |
中学3年生 | ●12月:志望校決定 →受験日程が決まる ●1月~:出願 ●~3月:受験本番(入学試験) |
中学2年生の後期には、進路希望調査が行なわれます。 志望校を決めるためには、2年生のうちから積極的に学校見学やオープンスクールに参加するとよいでしょう。具体的な目標が定まると、受験勉強の計画が立てやすいだけでなく、勉強への意欲も高まるはずです。
中学3年生になると、生徒・保護者・担任の三者で面談を行ないます。そして、12月頃に最終的な志望校を決定します。
1月には、高校ごとに定められた日程で願書を提出し、3月にかけて受験本番を迎えます。
タイミング別!高校受験の勉強を効率的に進めるコツ
受験勉強は、始める時期によって取り組み方を変える必要があります。ここでは、それぞれのタイミングでおすすめの勉強の進め方を紹介します。
◇【中学1年生からの受験勉強】勉強を習慣化する
入学から間もない1年生のうちは、授業に慣れることや、日々の勉強を習慣化することが大切です。
特に英語や数学は、中学校から本格的に始まる教科であるため、難しく感じる方も多いかもしれません。授業で理解できなかった部分をそのままにせず、必ず復習をする習慣を身に付けましょう。また、授業前に予習をしておくことも理解を深めるのに効果的です。
早くに勉強を習慣化しておくと、その先の本格的な受験勉強も効率良く進めることができるはずです。
◇【中学2年生からの受験勉強】基礎固めに集中する
授業の難度が上がる中学2年生から受験勉強を始める場合には、基礎的な学力を固めることが重要です。
特に意識したいのは、苦手分野をなくすことです。わからない部分は都度質問したり、何度も復習したりして放置しないように気を付けてください。苦手意識のある教科は、学校の授業だけでなく塾の短期講習(夏期講習や冬季講習)を受講して克服するのもおすすめです。
苦手教科をなくした状態で3年生に進学できれば、本格的な受験勉強に集中できるでしょう。
◇【中学3年生からの受験勉強】時期を分けて計画的に勉強する
中学3年生は、受験への意識が高まると同時に、最後の大会に向けて部活動が活発になる時期でもあります。これらを上手に両立すべく、時期を分けて計画的に受験勉強を進めましょう。
・夏休みまでは総復習を
まずは夏休みまでを目安に、これまで習った基礎を中心に総復習しましょう。
早くから受験勉強を始めている同級生と比べて、出遅れてしまったと焦るのは禁物です。まわりに惑わされず、ベースとなる基礎力を身に着けたうえで、受験に必要な応用力を磨いていきましょう。
・夏休み以降は志望校対策を
夏休みが明けたら、志望校に合わせた受験勉強を行ないます。
具体的には、応用問題や過去問題を繰り返し解くという基本の勉強法がおすすめです。間違えた部分を何度も解き直すことで、本番で同じミスをするのを防ぐこともできます。
なお、この段階でなかなか応用問題が解けないという場合には、迷わず基礎固めの総復習に戻るようにしましょう。
受験日程が近づいたら、時間内で少しでも多くの点数を取れるような問題の解き方、解く順番などを意識して学習を進めてください。
部活を引退していることが多い夏休み以降は、受験勉強に集中して取り組める貴重な時期といえます。とはいえ、無理をして体調を崩すことのないよう、十分な睡眠をとること、バランスの良い食事をとることなども忘れないようにしましょう。
受験勉強は始めるタイミングが非常に重要
勉強のほかに部活動も忙しい中学生は、3年生になってから受験勉強を始めるケースも少なくありません。しかし、早い時期から始めれば、時間的にも精神的にもゆとりをもって受験に臨めるのも事実です。
受験勉強をいつから始めるかという問題に、正解はありません。大切なのは、それぞれのタイミングに合わせて、効率的な勉強方法を実践することです。
ぜひ、この記事で紹介した内容を参考に、受験勉強をいつから始めるか考えてみてください。
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