受験勉強のスケジュールを立てるコツとは?5ステップで詳しく解説します
高校受験や大学受験はこれからの人生を左右する重大イベントなので、志望校に合格できるだけの実力を受験勉強でしっかり身に付ける必要があります。そのためには、事前にスケジュールを立てることが大切です。
スケジュールなしで勉強した場合、学習状況を把握できなくなったり、復習がおろそかになったりして、志望校の合格ラインに届かないという結果になるかもしれません。
そこで今回は、受験勉強のスケジュールを立てるコツと、作成手順を紹介します。
上手に受験勉強のスケジュールを立てるコツ
受験勉強のスケジュールは、ただ単に勉強する日程や時間を決めるものではありません。入試までの時間や勉強すべき項目をすべて洗い出したうえで、「いつ」「何を」「どこまで」やるのか細かく設定する必要があります。
◇目標、ゴールは明確に設定する
受験勉強のスケジュールを立てる場合、まずは目指すべき目標・ゴールを明確にしなければなりません。これが明確になっていないと、スケジュールや勉強内容にブレが生じてしまいます。
受験勉強に使える時間は限られているため、何のために勉強するのか事前に決めて、効率的に取り組むことが大切です。
◇開始・終了時間を決める
受験勉強は時間をかけるほど成果が出るというものではないため、勉強の開始・終了時間をきちんと決めることも重要です。一日あたりの勉強時間を大幅に超えないようにする、その日に終わらなかった勉強は次の日に持ち越すなど、メリハリをつけましょう。
また、スケジュールを立てるときは「勉強量」に目を向けることも大切です。例えば「数学を○時間やる」ではなく、「数学の参考書を○ページまで勉強する(目標時間○時間)」と考えたほうが、勉強の進み具合や理解レベルを把握しやすくなります。
◇休憩時間・休憩日を設ける
受験勉強を効率良く進めるためには、適度なリフレッシュが欠かせません。スケジュールを立てるときは、休憩時間・休憩日を必ず設けるようにしましょう。
休みなしで机に向かうと集中力が低下し、身体的な疲労もたまってくるので、無理に勉強しても学習内容が頭に入りにくくなります。
◇復習時間・復習日を設ける
受験勉強では定期的に復習を繰り返して、学習内容をしっかり定着させることも重要です。そのため、スケジュールを立てるときは、復習時間・復習日もあらかじめ設定するようにしましょう。
どのタイミングで設けるかは自由ですが、一日の勉強を始める前に前日の復習を行なうのがおすすめです。
◇無理のないスケジュールを組む
受験勉強は長期戦であるため、無闇に勉強量を増やすと途中で心が折れてしまうおそれもあります。適宜、休憩や復習の時間を設けながら、自分にあったペースで勉強できるよう、無理のないスケジュールを組みましょう。
勉強スケジュールの立て方を、全5ステップで解説
先ほど解説したコツを踏まえながら、受験勉強のスケジュールを立てるための作成手順を5ステップに分けて紹介します。
◇STEP1:目標設定を行なう
スケジュールの内容はできるだけ具体的にすると、受験勉強も進めやすくなります。目標・ゴールを設定するときは、「何をいつまでに達成するのか」を明確にしましょう。
●期末テストで○点以上取る
●模試で偏差値○以上を目指す
●冬休み中に英単語を○個以上覚える
このように数字を含んだ目標を設定すると、達成度を把握しやすいのでおすすめです。
◇STEP2:スタート地点を知る
受験勉強のスケジュールを立てるときは、現在の学力・理解レベルを踏まえたうえで、スタート地点を明確にすることも大切です。スタート地点がわかると、目標達成までどのくらい勉強すれば良いのかが把握できるため、スケジュールも立てやすくなるでしょう。
また、模試や実力テストを受ければ、科目ごとの偏差値を確認できて、勉強の優先度や時間配分を決めるときに役立ちます。
◇STEP3:スタート地点~目標達成までの小さな目標を立てる
スタート地点が決まったら、1ヵ月、1週間、1日など期限を定めて、小さな目標を設定しましょう。「この週の金曜日までに数学の問題集を終わらせる」など具体的に決めておくと、自分のやるべきことがわかりやすくなります。
ただし、目標を詰め込み過ぎると勉強のペースが狂ったり、未達成が増えてモチベーション低下につながったりするので、自分のできる範囲で設定することが大切です。
◇STEP4:小さな目標にステップに分けるとともに、所要時間を決める
小さな目標を設定したら、それをさらに細かいステップに分けて、勉強の所要時間を決めましょう。高得点が見込める科目や苦手科目は多めに時間を配分するなど、比率も考えることが大切です。
また、平日と休日では割り当てられる時間も変わるので、それも踏まえながらスケジュールを検討してください。
◇STEP5:定期的な振り返り日を作る
受験勉強のスケジュールは、必要に応じて調整を行なう必要があります。一日の終わりや1週間の最終日などに振り返り日を設けて、定期的に達成状況をチェックしましょう。
もし目標を達成できなかった場合にも、翌週や翌月に持ち越すといった感じで柔軟に調整することが大切です。
受験勉強には、上手なスケジュール組みが必要不可欠!
あらかじめスケジュールを立ててから受験勉強を始めると、勉強の効率がアップしたり、自分の学力や理解レベルを把握できたりするなど、さまざまなメリットを得られます。
また、受験勉強が進みやすい状況を作れば、モチベーションアップにもつながります。入試の日まで無理なく勉強を継続できるようになるため、その分だけ合格の可能性も高まるでしょう。
スケジュールは受験の合否にも関わるため、必ず作成するようにしてください。
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