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【大学受験対策】小論文のおすすめ参考書と選ぶポイントを紹介

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推薦入試などで出題されることの多い小論文は、対策が難しい科目の一つです。小論文の書き方にはある程度の型があり、対策をしたかどうかで成績が大きく変わることもあります。

しかし、小論文対策の方法がわからないという人は少なくありません。その場合は、自分に合う参考書を選んでうまく活用すれば、小論文を書く力を伸ばすことができます。
本記事では小論文のおすすめ参考書と、選ぶ際のポイントを3つ紹介していきます。

小論文の参考書を選ぶポイント1:自分のレベルに合わせる

小論文を学び始めたばかりの人もいれば、難関大学に挑戦する人もいるので、求めるレベルは人それぞれ異なります。そのため、小論文の参考書は自分のレベルに合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、自分のレベルに合う参考書の選び方と、おすすめの参考書を紹介します。

◇初級者向け
初級者向けの参考書では、小論文の基礎的な知識や基本的な書き方、禁止事項、注意点などが紹介されています。小論文と作文の違いがわからない人や、文章を書くことに苦手意識がある人などにおすすめです。
1冊持っていれば、ある程度実力が付いてからも基礎の再確認に利用できるでしょう。

・初級者向けのおすすめ参考書
『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55(KADOKAWA/中経出版)』

非常にオーソドックスな内容で、小論文の基礎知識と基本的な書き方を身につけるには、うってつけの参考書です。そもそも何を書けば良いか、どのような構成が適切かといった初歩的な疑問の解決に役立ちます。

◇中~上級者向け
小論文の基礎を身につけている人は、初級者向けの参考書を使っても点数が伸びにくいでしょう。そこで、さらに文章に深みを出せるように、小論文の技術だけではなく本質が説かれている参考書を選ぶのがおすすめです。

小論文の本質を知れば、多角的な視点が身につき、自分の考えを文章のなかで表現できるようになります。

・おすすめ参考書
『小論文を学ぶ―知の構築のために(山川出版社)』

この参考書では、初級者向けのテクニックはほとんど紹介されていません。
小論文の本質をつかみ、レベルが高い文章を書けるようになりたい人におすすめの、上級者向け参考書です。

小論文の参考書を選ぶポイント2:目的に合わせる

小論文における自分の弱点を認識している人は、目的に合わせて参考書を選ぶことが大切です。
ここでは目的別の参考書の選び方と、おすすめの参考書を紹介します。

◇表現力、語彙力を養いたい
表現力や語彙力を養いたい人には、例文が多く掲載されている参考書がおすすめです。数多くの例文を読むなかで、自分にはなかった語彙や表現方法を身につけることができるでしょう。

例文をノートなどに書き写すと、新しい知識が記憶に定着しやすくなるので、さらに学習効率が上がります。

・おすすめ参考書
『寺本康之の小論文バイブル(エクシア出版)』

小論文の構成をハンバーガーになぞらえて、わかりやすく解説している参考書です。
合格答案例が豊富に紹介されているので、表現力や語彙力を養うには最適です。

◇知識を深めたい
優れた小論文を書くためには、技術だけではなく、文章の内容を充実させる知識も必要になります。

知識を深めたい人は、頻出テーマを紹介している参考書や、さまざまなパターンの例題が掲載されている参考書を選ぶとよいでしょう。具体的な例題に接して小論文の知識を深めれば、自信を持って受験に臨むことができるはずです。

・おすすめ参考書
『小論文入門―10日で小論文の基礎完成(河合出版)』

小論文の基礎知識や頻出テーマなどが紹介されている参考書です。例文や実践問題に丁寧な解説が付いており、自分の弱点を見極めやすい1冊となっています。

小論文の参考書を選ぶポイント3:出題パターンで選ぶ

小論文の出題パターンは、テーマ型と課題型に大きく分けることができます。出題パターンによって文章の書き方が変わってくるため、自分の志望校ではどちらのパターンが出題されるのかを確認し、それに合った参考書を選ぶ必要があります。

ここからは、出題パターン別の参考書の選び方と、おすすめの参考書を紹介します。

◇テーマ型小論文
テーマ型小論文では、与えられたテーマについて文章を書くことになります。
文章やデータを参考にすることができないので、自分の知識を振り絞って文章を書かなくてはなりません。テーマに関する知識をインプットし、知識やイメージを言語化する練習をしておきましょう。

頻出テーマを多く紹介している参考書を使えば、執筆に必要な知識を増やすことができます。

・おすすめ参考書
『大学入試 小論文をひとつひとつわかりやすく。(学研プラス)』

入試レベルの問題が掲載されており、頻出テーマを確認することができます。
小論文の基本から学べるので、初級者にもおすすめの参考書です。

◇課題型小論文
課題型小論文は、まず文章やデータを与えられ、それに基づいて結論や要約を述べる形式です。文章やデータを正確に読み解く力や、論理的な文章を組み立てる力などが求められます。

例題などについて、文章の構造や思考のプロセスが丁寧に解説されている参考書を選べば、解答の質を上げられるでしょう。

・おすすめ参考書
『こうすればスラスラ書ける!受かる小論文の最速レッスン帳(青春出版社)』

小論文指導の第一人者が、小論文の基礎から応用まで丁寧に解説している参考書です。
ステップアップ式の問題演習を通して、あらゆる出題に対応する力が身につきます。

自分に合った参考書で小論文を攻略しよう

小論文の参考書は、自分のレベルや目的、出題パターンに合わせて選ぶ必要があります。 大切なのは、現在の自分の能力を分析して、補強しなければならない部分を見極めることです。基礎が身についていないなら初級者向けの参考書を、表現力や語彙力が不足しているなら例文が多く載っている参考書を選ぶようにしましょう。

また、志望校の出題パターンを確認してから、適切な参考書を選ぶのも重要なポイントです。小論文対策では、自分に合った参考書を活用して弱点を克服しましょう。


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