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英語の効果的な勉強法を解説!「辞書を上手に使う」のがコツ

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英語を学習するうえで、辞書は欠かすことのできないツールです。英語の辞書にはさまざまな種類があるため、それぞれの特徴を知り、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
最近では、辞書を新たに用意するのではなく、スマートフォンを活用して英語を学習するという選択肢もあります。

本記事では、英語の辞書の種類や、辞書を使った効果的な勉強法、紙の辞書と電子辞書のメリット・デメリットなどについて解説していきます。

英語の勉強に役立つ辞書の種類

英語の勉強に役立つ辞書には、大きく分けて英和・和英・英英・類語の4種類があります。
ここからは、それぞれの辞書の特徴や、どのような場面で活用できるのかを紹介します。

◇英和辞書
英単語の意味が日本語で説明されている英和辞書は、英語学習において最もポピュラーな辞書といえるでしょう。英和辞書は、英文を読むときだけではなく、日本語をもとに英文を書くときにも和英辞書の補助として役立ちます。

和英辞書で日本語に対応する英語を調べただけでは、文章にしたときの言葉のニュアンスが正しいかどうかを判断することが難しいことがあるでしょう。その場合には、まず和英辞書で対応する英単語を調べてから、英和辞書でその詳しい意味や用法を確認すると、英文の精度を上げることができます。

◇和英辞書
和英辞書は、日本語に対応する英語を調べるときに使用する辞書です。
英作文を書くときなどに便利なアイテムですが、英和辞書や英英辞書を併用して、文章をブラッシュアップするような使い方がおすすめです。

◇英英辞書
英英辞書は、英単語の意味が英語で解説されている辞書です。
英英辞書の基本語彙は約2,000~3,000語で、難しい英単語の意味も比較的やさしい英単語で説明されています。

英単語のスペルや発音が思い出せないときなどは、その言葉の意味を自分の語彙力で説明しなければならないでしょう。英英辞書を活用すれば、そのような場面での言葉の選び方を学ぶことができます。

◇類語辞書
類語辞書では、ある単語に意味が近い単語群を参照することができます。

英作文では、同じ単語を頻発すると評価が低くなるといわれています。そのときは類語辞書をうまく活用することで、別の表現に置き換えて文章の質を高める技術が向上するでしょう。

「どうやって辞書を使うか」が英語勉強法のポイント

英語学習においては、どのように辞書を使うかが成績を左右します。
ここからは、英語の勉強における辞書の効果的な使い方を紹介します。

◇1つだけではなく複数の意味を確認する
英語と日本語の意味は、1対1で対応しているわけではありません。そのため、和英辞書では1つの英単語に対して複数の意味が解説されています。英語学習では、1つの英単語に対応する複数の意味を確認したうえで、その単語の包括的なイメージを把握することが重要です。

例えば、libraryには「図書館、書斎、蔵書」という意味があります。
これらを文字どおりに暗記するのではなく、「多くの知識を蓄積したもの」という包括的なイメージでとらえると理解しやすくなります。

◇意味だけではなく使い方も覚える
英単語を調べるときは、まず品詞を確認し、英文における役割を理解しましょう。
品詞とは、名詞、動詞、形容詞など、文法上の意味や役割で単語を分類したものです。

また、前置詞と組み合わせた使い方も知っておくと便利です。
askを例に挙げると、「ask about X(Xについて聞く)」「ask for X(Xを求める)」といったように、付ける前置詞によって意味が変わります。

名詞の場合は、可算か不可算かをまず確認しましょう。可算名詞は、冠詞の種類や有無によって意味が変わってくるので注意が必要です。

形容詞の用法には限定用法と叙述用法があり、限定用法では名詞の前に置かれ、叙述用法では動詞の後ろに置かれます。形容詞の種類によって、限定用法のみ、叙述用法のみ、両方に対応とルールが決まっているので、チェックしておきましょう。

◇類義語・語源・例文にも目を通す
試験でも問われやすい類義語は、単語の意味を調べるときに併せてチェックしておくと、勉強の効率が上がります。同様に、例文に目を通しておくことも大切です。多くの例文に触れ、自分でも使ってみることで、生きた英語を使えるようになるでしょう。

基本的に、英単語は「接頭辞+語根+接尾辞」で構成されています。
例えば、「attraction(魅力、引きつけること)」を分解すると、「at(~の方へ)+tract(引く、引っ張る)+ion(名詞化)」になります。
このように単語を分解して語源から学ぶことで、理解が深まって覚えやすくなります。

英語の勉強、おすすめは紙の辞書?電子辞書?

英語を勉強するにあたって、紙の辞書と電子辞書、どちらを使うべきか悩んでしまう人は少なくないでしょう。
ここからは、紙の辞書と電子辞書、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

◇紙の辞書のメリット・デメリット
紙の辞書には、書き込みができる、スペルが似た単語を同時に確認できる、電子辞書より安価、といったメリットがあります。
一方で、重くて持ち歩きにくい、単語を調べるのに時間がかかる、発音を音声で確かめられない、といった点がデメリットとして挙げられます。

◇電子辞書のメリット・デメリット
電子辞書には、さまざまな辞書が収録されている、軽くて持ち運びやすい、発音を確認できる、履歴機能で過去に調べた単語の復習ができる、といったメリットがあります。
デメリットとしては、紙の辞書より高価、壊れることがある、一目で確認できる情報量が少ない、といった点が挙げられます。

紙の辞書と電子辞書、どちらを使うにしても、自分で実物を見て使いやすさを確かめることが大切です。

英語の勉強にはスマートフォンの辞書も便利

スマートフォンには辞書がインストールされているので、英語の勉強に活用することができます。読み上げ機能もあり、設定すれば発音を知りたい英単語を読み上げてくれます。

また、ブラウザで検索すれば、英辞郎やWeblioなどのWeb辞書が無料で使えるので非常に便利です。より詳しい意味が知りたい場合は、ほとんどが有料で提供されていますが、有名な辞書のアプリを利用するのもよいでしょう。

Google検索で類義語や反意語を調べるのも、スマートフォンをうまく活用する方法の一つです。「synonyms」が類義語、「antonyms」が反意語という意味なので、「調べたい英単語+synonyms」といったキーワードで検索するとよいでしょう。
ただし、Google翻訳などの機械翻訳は万能ではないため、信用しすぎないことが大切です。

辞書を使った効果的な英語の勉強法を習得しよう

辞書をうまく活用することが、英語力を効率的に身に付けるコツです。
複数の意味を確認する、前置詞との組み合わせを覚える、類義語や語源にも目を通す、といったポイントを押さえて、辞書を最大限に活用しましょう。

辞書には英和・和英・英英・類語などの種類があり、紙の辞書だけではなく電子辞書やスマートフォンを利用することもできます。
自分に合った辞書を見つけて、根気よく英語の学習を続けていきましょう。


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