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読解力を鍛える方法とは?受験に欠かせない文章理解のコツ5選を紹介

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読解力は、国語以外の教科でも重要となる力です。また社会人になっても仕事や会話で必ず役に立つため、受験を機に読解力を身につけることは非常におすすめです。

今回は、多くの方が苦手意識を抱きやすい、読解力の上げ方について解説します。思うように国語の成績が伸びずに悩んでいる場合には、ぜひこの記事で紹介するコツを意識してみてください。

受験で鍛えるべき「読解力」とは?

「受験では読解力が大切」と耳にすることは多々ありますが、そもそも読解力とはどのような力なのでしょうか。まずは、読解力の意味や重要性について紹介します。

◇読解力とは?

読解力とは、「文章を読んで、その内容を理解する力」のことを指します。単に文章を読むだけではなく、文章の構造を分解し、一つひとつの単語をかみ砕いて理解することが求められます。

文章を正しく理解するためには、「言葉」と「文法」の両方についての理解が欠かせません。また、決められた時間内に文章を読んで理解する力も必要になるため、早く読むことも大切です。

つまり、一口に読解力といっても、「語彙」「理解」「速読」の3つの力が必要になるということです。読解力を鍛えるためには、こういった力を総合的に高める訓練が必要です。

◇読解力を鍛えるメリット

読解力と聞くと、国語の成績アップに効果的だとイメージする方が多いでしょう。しかし読解力は、実は国語以外の科目における成績アップにも大きく貢献します。

数学の文章題や社会科目、英語の長文問題などにも、読解力は必要です。実際、2022年の共通テストでは、数学で長文問題が出題されたことが話題になりました。

暗記力や思考力が求められる科目でも読解力は欠かせないのです。つまり、読解力を鍛えると、全体の成績を底上げできる可能性があります。

読解力を鍛える方法5選

読解力の訓練には時間がかかりますが、正しく努力すれば鍛えることが可能です。この章では、読解力を鍛える方法について5つ紹介します。

◇読解力を鍛える方法(1)語彙力を身につける

最初の第一歩として、文章を理解する土台になる語彙力を身につける必要があります。英単語を知らないと英文読解ができないのと同じように、日本語を知らないと文章を理解することは難しいものです。単語はもちろんのこと、熟語や慣用句などについても学んでおきましょう。

手っ取り早く語彙力を鍛えたい場合は、語彙に関する書籍を読むことが有効です。また、日常生活のなかでも、語彙力を高めることは可能です。読書や授業、ニュースなどでわからない単語を調べて書き出すなど、常に言葉を意識するだけで語彙力は鍛えられます。

◇読解力を鍛える方法(2)文章を分解して理解する練習をする

文章を正しく理解するためには、一文一文を分解して構造を理解することが大切です。接続詞や比喩、対比など、一つひとつの言葉の意味や役割を考えながら読み進めることを意識しましょう。

古典でよく行なうような品詞分解が、現代文でも自然にできるようになれば、読むスピードを上げても正しく文意が理解できるようになります。

◇読解力を鍛える方法(3)要約の練習をする

要約とは、文章全体の要点を短くまとめることです。文章を通して筆者が伝えたい内容を要約する訓練をすれば、読解力の大幅な向上が見込めます。

要約するためには、文中から重要なポイントを探し出して、自分の言葉で簡潔にまとめ直す必要があります。長い文章をたった2~3行にまとめるだけで、「文章を理解する力」「自分なりに解釈する力」「文章をまとめる力」といったさまざまな力を身につけることが可能です。

◇読解力を鍛える方法(4)速読の練習をする

いくら文章を正確に理解する力があっても、文章を読むスピードが遅ければ解答時間が削られてしまいます。反対に、読むスピードが速くても内容を理解できていなければ、読解力が高いとはいえません。つまり、読解力を鍛えるためには単に速く読めるだけではなく、読んですぐに理解できる力をつける必要があるのです。

ここまでで紹介した能力を身につければ、自ずと読むスピードは速まりますが、加えて読み方に緩急をつける方法も取り入れると効果的です。「接続詞がついている文章は重要」「例え話や具体的なデータは軽く目を通すだけにとどめる」など、メリハリをつけられると読むスピードを大幅に短縮できます。

◇読解力を鍛える方法(5)印をつけながら読み進める

読解力を上げたいなら、印をつけながら文章を読むことが大切です。前項でも軽く説明したとおり、文章には非常に重要な箇所と、軽く目を通すだけで問題ない箇所があります。本文と問題文に目を通したあと、長い文章から解答部分を探すと時間がかかるため、目印をつけておくと読解スピードが上がるでしょう。

例えば、下記のような目印がおすすめです。

●接続詞は四角で囲む
●筆者の主張には波線を引く
●具体例はカッコで囲む

こうすることで思考が整理され、読み返すときに「ここに主張があったな」「問題文で聞かれていた具体例はここか」と、瞬時に重要な箇所を見つけやすくなります。

読解力を鍛えて成績アップを狙おう!

読解力を鍛えるためには、言葉の学習や要約の練習など、地道な努力が大切です。たとえ毎日取り組んでも、すぐに効果を出すことは難しいため、日常的に意識して根気強く鍛えていきましょう。

読解力を高めれば、全教科の成績アップが狙えます。ぜひ国語が苦手な方だけではなく、他の教科の成績をアップしたい方も、今回紹介したコツを実践してみてください。


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