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自分にあった問題集でステップアップ!高校数学のオススメ問題集10選

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高校数学の問題集は、教科書レベルの本から難関大学レベルの本まで実に多くの本が年々出版されています。
しかし、自分の実力や目標にあわせて参考書を選ばなくては、無駄な時間を過ごしたり、数学嫌いが加速してしまうことになります。
そうならないためにも、高校数学で、レベル別で、オススメ問題集を紹介します。

まず教科書レベルもわからない!という人への3冊

・演習不足なら「チャート式問題集 白・黄」
高校数学の大金字塔である参考書といえば数研出版の「チャート式シリーズ」です。
このシリーズは1ページに「問題・答え・例題」がコンパクトに収まっているので、とても扱いやすく、勉強計画も立てやすい一冊です。
デメリットとしては、難しい問題だと無理に1ページに収めている印象がある場合もあるので、「理解」が足りない人には厳しい一面もあります。
教科書レベルの問題を解くのが遅い・演習不足の場合にいかがでしょうか。

・数学アレルギー!わけわからない!という方の「スバラシクおもしろいと評判の初めから始まる数学」
こちらは「数学って英文字とか使ってるし、専門用語出てくるし、とにかく数式見るのも嫌い!日本語で説明して!」という方におすすめの「数学の読み物」です。
高校数学が苦手な人が苦手であることの多い中学レベルの復習か始まり、できるだけ日本語の言葉で説明しながら高校数学のレベルまで「説明」してくれます。
「それくらいわかるよ~」というレベルの人には少しくどいかもしれませんが、数学の考え方をまずは知りたい!という人のニーズに合っている一冊です。

定期テストレベルから入試レベルに引き上げたい!人への2冊

・チャート式青
白・黄でも説明した、「チャート式シリーズ」です。
チャート式シリーズは「白→黄→青→赤」の順に難しく(そして分厚く)なっていきます。
白:教科書レベル 黄:標準レベル 青:入試レベル 赤:最難関レベル といったところでしょう。
赤チャートを進める進学校もまれにありますが、難関校をねらう場合でも「青チャートで十分」といわれることが多いです。
難しい赤を苦しみながら進めるよりは、青チャートをこなして、志望校の過去問や他の問題集に取り組んだ方が受験対策としては有効だからでしょう。
「青では難しい」と感じる人は、「黄を徹底的にやりこんで過去問演習に取り組む」のも一つの手です。(実際東大生おおむね青チャートですが、黄チャートをやりこんだという人もいます。)

・基礎問題精講シリーズ
「基礎」とは書いていますが、内容は標準~応用レベルと少し難しめな内容です。
チャート式より問題数は少ないですが、チャート式のような教科書レベルの問題が多く入っているわけでもないので、教科書や黄チャートで基礎を積み上げたら、この問題集で演習をこなしましょう。

応用力を磨きたい!合格にまっしぐらだ!という方の2冊

・1対1対応の演習シリーズ
個人的には中堅~難関校を目指すなら是非挑戦してほしいのが東京出版の「1対1対応の演習シリーズ」です。
この本は教科書から受験レベルへの橋わたしというよりも、受験で頻出の問題パターン・エッセンスが詰まった問題集です。
例題も良問が多く、類題でしっかり身につけることも出来ます。
問題集自身も薄いので、とっつきやすい問題集です。しかし、教科書レベルの説明はされていないので、わからないところは必ず、教科書や黄・青チャートに戻るか、先生や友達に質問するようにしましょう。良問揃いの問題集ですが、知識の抜けがあるととたんに進めるのが難しくなります。

・赤本・模擬試験
いうまでもないですが、志望校の入試問題集(通称赤本)や模擬試験の入試・復習はかならずこなしましょう。
志望校が決まった時点で、1年生でも一度赤本を開いていいくらいです。
というのも大学の入試問題は、大学によってある程度の「個性」があります。
たとえば
・数学の試験時間が長い/短い
・ニュースなどある程度時事問題がある
・毎年出す単元がある
・過去にも類題がでている問題がある
など、大学によって「受験生に問いたいこと」は少しずつ違ってくるからです。
「絶対にマスターしなければいけない単元」「頻出の問題」を見定めて日々の勉強に役立てましょう。

数学が得意でふつうの問題集じゃ物足りない!という方は、数学に力を入れている東工大の数学赤本や東大の赤本などで良問に触れるのもいい経験になるかもしれません。(もちろん苦手科目があれば、そちらを優先してくださいね。)

取り組む数学の問題集は1冊とは限らない

数学の参考書に関して「青チャートだけ!」「教科書だけ!」というスタンスの合格者ももちろんいますが、基本的には自分に合ったレベルからステップアップしていくのが数学を続けるポイントです。

「基本的に取り組む本(青チャート)」「参考にする少し難しい本(問題精講)」というように問題集の立場を決めて、同時進行で進めるという方法もあります。
「教科書レベルから」「読み物からやってみたい」という方もいるでしょう。

もしも選んだ参考書が自分に合わなかったら、他の参考書に取り組んでみればいいので、まずは気軽に身の丈にあった1冊を選んでみましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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