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【レベル別】化学のオススメ参考書【まずは一冊】

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いざ化学の勉強を始めようと思って、学校指定の問題集を開いても自分に合わなかったり、本屋さんにいっても参考書が多すぎて何を選べばいいかわからなくなってしまうものです。

今回はレベル別のオススメ参考書を特集します!自分にあった参考書を見つけてみましょう!

まずはここから!入門レベルの解説書

偏差値50以下、化学の勉強を始める人、学校の授業についていけない人は、理解重視・最低限の知識が得られる参考書から始めていきましょう。

・大宮理の化学が面白いほどわかる本
河合塾講師の大宮理先生が執筆した本です。
化学式をマンガ風にしてストーリー付きで説明されたり、イラストも豊富。
語り口が軽快なので化学が嫌いになってしまった人も入っていきやすい一冊です。
説明は詳しいですが、練習問題は少な目で最低限の知識を理解したい人向けです。
肩の力を抜いて、読み物として通学中などにぱらぱらめくってみると苦手意識を解きほぐしてくれます。
内容としては教科書レベル・演習少なめなので、次は易しめの問題集に取り組んでみましょう。

・鎌田の理論化学の講義/福間の無機化学の講義/鎌田真彰の無機化学
この参考書は定番の良書です。その最大の特徴は「理解することで暗記量を減らせる」こと。
高校化学は暗記科目っぽく感じられますが、理解を深めることで暗記量を減らし、ど忘れしても落ち着いて思い出すことが出来ます。
偏差値は50~60レベルで問題数は少なめです。
しかしこのレベルでも理解さえしっかり深めれば、難関大向けの問題数(たとえば化学重要問題集など)に取り組み始めることも可能になります。
まさに「急がばまわれ」を体現した参考書といえるでしょう。
ただ、理解だけ深めてもすぐには点数にはつながらないので、問題演習は忘れないでくださいね。

最初にチャレンジ!入門レベルの問題集

・セミナー化学基礎
学校で採用されることも多いセミナー化学ですが、教科書と併用するにはちょっと難しい参考書でもあります。
ただ理解さえ出来れば怖くない参考書でもあります。分野を広く網羅しているので一冊しっかりこなせば偏差値65くらいはねらえます。

・らくらくマスター化学基礎・化学
教科書~やや応用レベルです。セミナーが合わない!というひとはこちらが同じくらいのレベルなので試してみるといいかもしれません。
基礎200題、応用100題と問題数は豊富なので、「だいたい理解した!」と思ったら、この本で該当部分の演習にチャレンジしてみましょう。

 

一気に羽ばたく!基礎レベル

・化学の新研究
三省堂からでている昔ながらの有名な参考書です。しかしこの本自体は情報量が多すぎるので「辞書」として扱いましょう。
この参考書の最大の特徴は、「説明が詳しすぎて高校化学の領域を越えている」ことです。

問題を演習していて理解できなかったこと、教科書を読んでいて丸暗記がいやな部分は、この「化学の新研究」を開けば必ずと言っていいほど解決します。

英語でいうところの「ロイヤル英文法」、数学でいうところの「チャート式」のような辞書として一冊持っておくと安心です。
話題がとにかく豊富なので、化学が好きになりはじめている人・難関大志望者には、たまにめくって読むのもなかなか面白い本です。偏差値は50~75くらいとかなり幅広いです。 

・チャート式シリーズ新化学 基礎化学・化学 
数学でお馴染みの「チャート式」ですが、実は化学も良書を出しています。
位置づけとしては「新研究ほどは詳しくないが、学校の教科書よりも詳しくてわかりやすい教科書」です。

写真も多くて見やすいので、「詳しい教科書×図録」なので理解を進めるのにおすすめです。
旧帝大レベル・最難関大志望でなければ、チャート式で重要な知識はあますことなく得られます。

 

二次対策もOK!な基礎レベルの問題集

・化学基礎問題集
学校で採用されていることも多い問題集ですが、この問題集の特徴は「毎年改訂されて最新の入試問題が入っている」こと。
わかりにくいですが、化学にも毎年の受験の傾向があります。最新の問題を解けるこの問題集は時流からおくれることがありません。
この参考書は完全に入試レベルまで対応しており、この本にない問題パターンを出す大学は東大京大などの最難関にかぎられます。とはいえ、東大レベルでもこの参考書は通過点として定番の一冊です。
とにかく「この問題集の問題は1問も残さず解ける!」というところまでマスターすれば化学はもう安心。

最難関レベルへ!応用レベル問題集

・実力をつける化学
Z会から出版されてる一冊ですが、難関大学~最難関レベルです。
問題も粒ぞろいで難しいですが、「解けるようになったら理解が深まる」良問ぞろいなところはさすがZ会といったところでしょう。

理論/有機・無機に分かれた2冊で、問題集は一冊200題ほど。
問題数が少なめに見えますが、一問一問は骨があるので基礎力がないとマスターまでは時間が掛かります。

「最初の一冊」を見つけよう

教科書が理解できない人も、難関大学を志望している人も、まずは一冊の解説集と問題集をマスターしましょう。
最初の一冊を9割がた理解したら、次の一冊、次の一冊と進めていき何冊かこなせばそのうち難関大学にも手が届くようになりますよ。


執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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