発音が難しい英語とは?正しく発音するポイントを紹介!
英語の勉強を始めると、つまずくポイントがいくつか出てきます。
その1つが「発音の難しさ」です。
単語の発音が正しくなく、結果的に単語の意味が変わって伝わってしまった、など身に覚えがある人も多いはずです。
では、なぜ同じ発音をしているつもりでも正しく発音できないのでしょうか?
ここでは、日本人にとって英語の発音が難しい理由や難しい英単語、発音を上達させる改善点をわかりやすくまとめています。
日本人が英語の発音を難しく感じる理由
多くの日本人は聞いた英単語を実際発音しようとしたとき、最初はまったく同じ発音ができないことを知っているでしょうか?
もちろんできてしまう人もいますが、たいていの人は同じ発音ができません。同じように口を動かしていても同じ音が出ないため、どうしても難しく感じてしまいます。
そこには、次のような理由があります。
◇日本語と英語で発音の数が違うから
日本語の音は、母音のみまたは母音と子音を合わせてできています。例えば、「か」であれば「k(か・子音)」と「a(あ・母音)」で構成されているものです。
短母音だけだと「あ、い、う、え、お」の5語のみですが、「あー」などの長母音や「が」「ぎゃ」などの発音も合わせると、日本語で使う音は標準語で大体110語になります。
それに対して英語は、単母音、長母音、二重母音、三重母音と全て合わせると26の母音が存在し、子音を組み合わせていくと1800語ほどの音があるといわれています。
なかには、日本語では使わない音も存在するため、日本人は発音する筋肉が育っておらず発音ができないものも出てきてしまうのです。
◇発音するときに不要な音が混ざってしまう
子音を上手に発音できていないことも関係しています。
先ほど説明したとおり、英語の音の数は日本語の18倍近くあり、母音にも子音にも日本人では使い慣れていない発音をするものがあります。
そういった音をきちんと発音できていないと、単語が伝わりにくくなるのです。子音の発音の仕方をしっかり覚えていけば、英語のリスニングが上達していくでしょう。
日本人にとって発音が難しい英単語と発音のポイント
ここでは、日本人にとって発音が難しい単語をいくつか紹介します。
発音する際のポイントも併せて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
・birthday
単語の意味:誕生日
発音のポイント:「ir」は軽く口を開け、舌先を丸めて喉の奥から「アー」してください。「th」は「ス」と発音するのではなく、舌を軽く噛んでその隙間から息を出すようにして「ズ」に近い音を出しましょう。
・think
単語の意味:考える、思う
発音のポイント:「th」は舌先を歯と歯の間に軽く挟み、その隙間から息を出すようにして発音します。
・sick
単語の意味:病気、吐き気がする
発音のポイント:「si」は「シ」ではなく、口を“イ”の形のように少し横に広げ、歯と歯を閉じて「スィッ」と発音します。「k」は飲み込むようにして、弱く発音します。
・work
単語の意味:働く
発音のポイント:「w」は唇を前に突き出して発音し、すぐに次の母音に移ります。
「r」は舌を口の奥に軽く引くようにします。舌先は口内のどこにも触れないようして、「ア」と「ル」の中間のような音を出します。
・live
単語の意味:生きるく
発音のポイント:「l」は舌先を前歯の裏の歯ぐきにつけて、舌の両側から「ウ」と「ル」の音を同じタイミングで出し、「i」は「エ」と「イ」の中間のような中間の音を出すことで、「リィ」となります。上の歯を下唇に軽く当てて、その隙間から息を出すようにして「ヴ」と発音します。
正しい発音を身につける方法
正しい発音を身につけるには、以下のような方法を行なうのが効果的です。
◇最初は教科書や参考書などに沿って正しい「型」を覚える
英語は日本語より母音・子音の数が多く、日本語では普段動かさない口や舌の動かし方をする発音が多いですが、発音や動かし方にはある程度の型が決まっています。教科書や参考書で、わかりやすく図を使って説明しているものも多いので、まずはその型を覚えていきましょう。
はじめから完璧な発音を目指すのではなく、スポーツや楽器同様にまずは基本の型を覚えていくことが大切です。徐々に、発音するために必要な筋肉もついてきて発音しやすくなるでしょう。
◇発音を覚えるときは声や口の動かし方を大きくして練習する
英語は口を動かす回数が日本語よりも多いので、小さな声で練習してしまうと正しい口の動かし方が身につきにくくなります。
発音を覚えるときは、口を大きくはっきりと動かしましょう。
◇難しい発音は単語のつづりも覚えておく
発音が難しい単語は、単語のつづりも一緒に覚えておくとよいでしょう。
単語のつづりを覚えておけば、発音が似ている単語があったとしてもつづりを意識することで区別ができます。また、リスニングの際にも聞き取りやすくなります。
◇正しい発音をしているか先生に見てもらう
正しい発音をするには、教科書や参考書で学ぶのももちろんおすすめですが、先生に実際見てもらうのが効果的です。
間違っていたところがあったとしても、すぐに指摘してもらえて修正でき、スムーズに正しい発音が身につくでしょう。
正しく発音する方法がわかれば誰でも英語は簡単に発音できる
同じように発音しているはずなのに、伝わらないことが多く、英語の発音が難しいと感じる人は少なくありません。発音が難しく感じる原因には、日本語と英語の音の数の違いや日本人の発音のクセ、日本語にはない発音方法などがあります。
英語の発音に慣れないうちは、難しいと感じるかもしれません。しかし、正しい発音を練習して先生にチェックしてもらい修正する、という流れを繰り返していけば比較的スムーズに正しい発音が身につけられるでしょう。
正しい発音が身につけば、単語の聞き分けがしやすくなり、リスニング力のアップにもつながります。ぜひ、今回紹介したポイントなどを参考にしながら、練習を重ねてみてください。
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