予備校が合わないと感じたときの対処法
通っている予備校が合わないと、成績をアップさせることは難しいでしょう。無理して通っていても、時間とお金のムダになるかもしれません。
予備校が合わないと感じる理由は人さまざまです。その後の対応を考えるためにも、まずはどうしてそう感じるのかをはっきりする必要があります。
今回は、予備校が合わない原因と対処法のほか、自分に合った予備校の選び方も解説します。同じミスを繰り返さないように、予備校選びのコツを押さえましょう。
予備校が合わない……その原因は?
予備校が合わない原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、予備校が合わないと感じる原因としておもなものをご紹介します。原因をしっかり見定め、今後どうすれば良いかを考えましょう。
◇予備校の授業レベルが合っていない
成績がなかなか伸びない生徒は、自分の学力レベルを理解していないことが多くあります。自分の学力よりも高いレベルの予備校に通うと、授業についていくことは簡単ではありません。
予備校の授業レベルは、授業と自宅学習で理解できる程度が理想だといえます。もし、現在通っている予備校の授業レベルが合わないのであれば、予備校で学ぶ内容が自分の成績を伸ばすうえで必要かどうかを考えてみるとよいでしょう。
◇予備校の先生が合っていない
予備校の先生には、それぞれ特徴があります。教え方が上手な先生もいれば、下手な先生もいます。授業の方法が合わないと、勉強そのものがつまらなく感じてしまうでしょう。
先生との相性によって成績が左右されることがあります。先生との相性に問題があるなら、他の予備校に移ることも検討したほうがよいでしょう。
◇予備校の集団授業という環境が合っていない
予備校の集団授業は、決まったカリキュラムで進みます。授業についていけない生徒は、自主学習で間に合わせるしかありません。
学力レベルによっては、集団授業が合わないことがあります。その場合は、個別授業を行なっている予備校などへ移ることを考えたほうがよいでしょう。
予備校が合わないと感じたときの対処法
予備校が合わないと感じたら、どうすれば良いのでしょうか?このまま同じ予備校に通い続けても良いのか、悩んでしまうはずです。
ここでは、予備校が合わないと感じたときの対処法を3つ解説します。
◇コースを変更する
自分の学力と授業のレベルが合っていないと、成績をアップさせることは難しくなります。レベルが合っていないと感じたら、予備校内で下のコースがあるかどうか、先生に相談しましょう。
自分に合ったコースに変更できれば学習意欲が湧き、今までの遅れを取り戻せるかもしれません。
◇予備校を変える
予備校のレベルが合わなかったり先生との相性が悪かったりすると、モチベーションが下がります。とはいえ、同じ予備校内で違う講師に変えてもらうことは、ほぼ不可能でしょう。
どうしても合わないと感じたら、予備校を変えるのも一つの手段です。
レベルや先生との相性が1教科だけ合わない状態だと、予備校を変えることは難しいかもしれません。その場合は、合わない教科のみ他校で授業を受ける方法がよいでしょう。
◇個人指導塾や家庭教師、独学に切り替える
集団授業は周りのペースに追いつけないと、自主学習でフォローしなければなりません。授業のスタイルが自分に合わなければ、せっかく予備校に通っていても成績はアップしづらいでしょう。
不満を感じているなら、思い切って他の学習方法に切り替えることも可能です。
個人指導塾や家庭教師は、先生とマンツーマンで授業を受けられます。環境が整っているのなら、独学で勉強を進めるのもよいでしょう。
自分に合った予備校・塾の選び方
予備校が合わない、別の予備校に移りたいと思っているのなら、自分に合った予備校の選び方を学びましょう。個別授業・集団授業・映像授業それぞれの特徴と、向いている人を解説します。
◇個別授業
個別授業は生徒2人に対して先生が1人つくというように、少人数で授業を行なうスタイルです。少人数制なので、わからないことがあればすぐに質問することができます。
個別授業は、自分のペースで学習を進めたい人に向いています。理解できない部分を自分で勉強するのではなく、講師に教えてほしい人にもおすすめです。
◇集団授業
集団授業は講師の授業を対面形式で受ける、最もメジャーなスタイルです。学校の定期テスト対策の授業もあり、中高生の学びを総合的にサポートします。
クラスの仲間と一緒に志望校合格を目指すので、他の生徒と競い合いたい人や集団行動が得意な人におすすめです。
◇映像授業
映像授業は、自分の好きなタイミングで授業を視聴するスタイルです。部活で予備校の授業に間に合わなくでも、自宅で学習することができます。
映像授業は、厳選された一流の先生が講義を行なうことが多く、予備校よりも質の高い学びをモニター越しに得られます。
映像授業は、難関大学を受けたい人や短い時間で遅れを取り戻したい人におすすめです。映像での授業にストレスを感じず、自分のペースで勉強したい人にも向いています。
予備校は自分に合っているかが大切
予備校は、自分に合っているかが最も大切です。無理して通っていても、思うように成績は上がりません。
先生との相性が悪い、集団授業が合わないと感じたら、早めの対処が必要です。思い切って予備校を変えてしまったほうが、良い結果が得られることもあります。
予備校を決める前に、自分にはどのようなスタイルが合っているかを見極めることが必要です。志望校に合格するために、自分にぴったりの学習環境を見つけましょう。
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