大学編入とは？編入学試験の科目やメリット、受験する際の注意点を解説 |「スタディパレット」公式サイト

大学編入とは？編入学試験の科目やメリット、受験する際の注意点を解説

投稿日2025年12月19日カテゴリー

希望の大学で学ぶ方法として、大学受験以外に「大学編入」という選択肢があることをご存知でしょうか。編入学制度を利用することで、今の大学で学んだ年数を無駄にすることなく、別の新しい大学に進むことができます。

本記事では、大学編入に挑戦するならどういった準備をする必要があるのか、大学編入の仕組みや編入学試験の内容、メリットや注意点について解説します。

大学編入とは、大学在学中に別の大学に転学する制度のことです。大学在学中に編入学試験を受けて、その試験に合格すると、学年の途中から別の大学に入れます。

編入のタイミングとしては、4年制大学の場合、2年次、3年次、4年次など、いくつかのタイミングがあります。例えば3年次編入の場合、最初に入った大学で2年、編入後の大学で2年過ごす形となります。

なお、大学から大学への編入だけでなく、短大や専門学校からの大学編入も可能です。ただし、大学ごとに出願条件、編入可能な学年が異なるため、希望どおりの編入ができない可能性もあります。例えば2年次での編入を希望していても、3年次編入しか実施していない大学もあるため注意が必要です。

大学編入学試験で多いのは、「専門科目」「英語」「面接」という構成です。英語の試験に関しては、TOEICやTOEFLなどの点数が採用される場合もあります。

大学編入学試験は、一般的な大学入試の受験科目よりも、科目数が少ないケースが多いです。ただし科目数が少なくても、その大学で求められる一定レベル以上の学力は必要です。その大学編入学試験で課される科目が得意科目であれば、科目数が少ない分、合格可能性も高まるでしょう。

大学編入のメリットとして、以下の点が挙げられます。

・大学を4年で卒業できる
大学編入の場合、最初の大学で得た単位を新しい大学の単位として移行できます。浪人や仮面浪人の場合、卒業までに少なくとも4年以上の年月がかかりますが、大学編入であれば4年間での卒業が可能です。

・レベルの高い大学に挑戦できる
大学受験で第一志望の大学に入れなかった方、あとからレベルの高い大学で学びたくなった方でも、編入学試験で再チャレンジできます。レベルの高い大学に入り直すことで、卒業後の進路の幅が広がるでしょう。

・複数回チャレンジできる
大学編入の場合、2年次で不合格でも3年次で再度チャレンジできます。ただしこの場合、2年次と3年次のそれぞれで、出願に必要な単位数を取得しておかなくてはなりません。

大学編入を目指す方は、以下の注意点を押さえておきましょう。

◇毎年募集があるわけではない

大学編入は、一般選抜のように毎年募集されるとは限りません。募集人数も少なめで、その人数も年によって変動します。タイミングが悪く、第一志望の大学を受けられないケースもあるため注意が必要です。

今まで毎年のように募集していたとしても、急に募集停止になる場合もあります。行きたい大学がある方は、編入学試験についての最新情報をこまめにチェックする必要があるでしょう。

大学編入と浪人で迷っている方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

◇モチベーションの維持が重要

大学編入を目指す場合、今通っている大学の単位を取得しながら、編入学試験の勉強をしなくてはなりません。編入学試験を受ける方は割合として少ないため、同じ目的で頑張る仲間を見つけるのは難しいでしょう。さらに今いる大学で親しい友人ができると、「今の大学でもいいか」という意識になりやすいです。

モチベーションを保つのが難しい場合でも、自分で何とか気持ちを維持しなくてはなりません。どうしてもモチベーションが上がらないときは、大学内で仲間を見つけるのではなく、SNSなどインターネット上で仲間を探すのも一つの方法です。

一人で勉強に集中できないときは、オンライン勉強会を開いたり、オンライン自習室を活用したりするのもよいでしょう。

大学編入の制度をうまく活用することで、今まで取得した単位を無駄にすることなく、新たな学びの場へと進むことができます。編入学試験に合格するのは簡単ではありませんが、必要な科目を把握して早めから準備をすることで、合格の可能性を高められます。

行きたい大学に進学できなかった方も、すぐに諦める必要はありません。「どうしてもあの大学で学びたい」「現役のときに落ちた大学を諦め切れない」というときは、希望の大学に編入学の募集がないかチェックしてみましょう。

投稿日2025年12月19日カテゴリー