志望校を本当に諦めるべき?大学受験での判断ポイント、注意点を解説
志望校合格に向けて頑張っているものの、模試で思うような結果が出ず、辛い気持ちになる方もいるでしょう。第一志望の大学を諦めるべきなのか、目標の見直しを迫られて、悩み続けるケースも少なくありません。
本記事では、志望校を本当に諦めるべきなのか、後悔しないための判断基準について解説します。諦めたあとの注意点についても説明しますので、困ったときはぜひ参考にしてください。
志望校を諦めるべきかの判断ポイント
第一志望の大学をこのまま受験すべきか悩んだときは、以下の判断ポイントを押さえておきましょう。
◇受験本番までの時間
第一志望校を諦めるべきかは、受験本番までの残り時間をふまえて考えるとよいでしょう。なぜなら、入試直前の数ヵ月で、実力が一気に伸びるケースも少なくないからです。諦める判断も必要ですが、早いうちから諦める必要はないでしょう。
例えば高校3年生になったばかりのタイミングなら、1年間の頑張り次第で、志望校のレベルまで実力を引き上げられるかもしれません。模試でD判定、E判定が出ていたとしても、春夏にかけて急成長する可能性があります。
しかし、受験本番が迫る秋ごろまで、D判定やE判定が出続けている場合は、志望校の変更を検討したほうがよいでしょう。特に第一志望と第二志望の大学の受験科目や出題傾向が大きく異なる場合は、特に注意が必要です。
早めに志望校を下げる判断をしなければ、第二志望の受験対策をする時間がなくなってしまいます。
◇合格の可能性
明らかに高すぎる目標の場合は、諦めたほうが良い場合もあるでしょう。模試の結果が悪かったときは、自分に現在何が足りていないのかを把握することが重要です。
模試を見返す際には、自分がどこで得点を失っていたのかを細かくチェックしましょう。例えば、点数が低い原因がケアレスミスであるなら、見直しの方法を改善することで、得点が上がる可能性があります。時間配分に慣れていない場合も、確実に解ける問題を先に解いたり、わからない問題を飛ばしたりすることで、点数の取りこぼしを防げます。
しかし、受験直前にもかかわらず用語や単語を覚えられていない、その分野の理解が不十分である、といった場合は、受験本番までに間に合わせるのは難しいかもしれません。
◇苦手科目の存在
克服できない苦手科目があるなら、その科目のない大学に志望校を変えるのも一つの方法です。苦手科目にかけていた時間を省略できるため、その分ほかの科目の勉強時間を増やせます。
大学選びをする際は、各大学の入試配点にも注目してみましょう。苦手科目の配点が低い大学を選択することで、合格の可能性を引き上げられます。
◇その大学を目指す理由
志望校を諦めるべきか迷ったときは、その大学に入りたい理由を振り返ってみましょう。
・その大学でしか学べない内容がある
・入りたいゼミ・サークルがある
・希望の就職先に入れる可能性が高い
その大学に入りたい理由が明確な場合は、志望校を諦めることで後悔するかもしれません。
志望校を諦めた場合の注意点
志望校を諦めたあとは、勉強に対するモチベーションの低下に注意が必要です。志望校のランクを下げたことで安心してしまい、受験勉強を頑張れなくなるケースは多々あります。
A判定やB判定の大学に変更すれば、気持ちの面でも楽にはなるでしょう。しかし、油断しすぎて第二志望、第三志望の大学にまで落ちてしまうケースも少なくありません。志望校を下げた場合は、その大学の受験対策をあらためて行ない、確実に受かるようしっかりと戦略を立てる必要があります。
志望校を諦めるかどうかは自分次第
志望校を諦めるべきか決められない場合は、周囲の意見を聞いてみるのもよいでしょう。ただし、親や学校・塾の先生のアドバイスを聞くことも大切ですが、本当に志望校を諦めるかどうかは、最終的には自分で決めることをおすすめします。
誰かの意見にしたがった場合、その大学に合格できなかったときに後悔が残りやすいからです。志望校を諦めるべきか、諦める場合はどこの大学を受けるのか、自分で決めるのは大変かもしれません。しかし、自分で一生懸命考えた結果なら、どの選択をしたとしても、どのような結果になったとしても後悔が少ないでしょう。
志望校で悩んだときは、自分の気持ちを見つめ直そう
志望校を諦めるべきかは、「受験本番までの時間」「合格の可能性」「苦手科目の存在」「その大学を目指す理由」の4つをふまえたうえで、総合的に判断しましょう。
ただし、志望校を下げた場合も、無事に合格するまでは油断は禁物です。模試でA判定が出ていたとしても、受験本番は何が起こるかわかりません。急な体調不良や問題との相性が悪い場合でも確実に受かるように、受験対策をしっかりと続けましょう。
また、志望校の選択で悩んだときは、その大学に本当に行きたいのかを考えることが重要です。自分の気持ちを見つめ直して、後悔のない選択をしてください。
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