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大学受験で志望校を高望みしても良い?迷ったときの4つの判断基準

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大学受験を控えた高校生にとって、志望校の選択はとても難しい問題でしょう。行きたい大学が自分の実力よりもレベルが高い場合、高望みをしても良いのか迷うところです。

レベルの高い大学を受験する場合、当然ながら不合格になるリスク、本番でのプレッシャーが高まります。本記事では、志望校を高望みして良いかの判断基準、高望みしてでも頑張ったほうが良い理由について説明します。

【浪人生向け】志望校を上げた場合の注意ポイント

今の実力よりもレベルの高い大学を受験する際は、以下の4つの判断基準を参考にしましょう。

◇モチベーションを保てるかどうか

受験勉強の辛さを乗り越えるためには、モチベーションの維持が大切です。自分がどういった状況に強いのか、どういうときに頑張れるのかを分析してみましょう。

高い目標のほうが頑張れるタイプの方なら、志望校の高望みをしてもOKです。目標を高く設定することで、「合格したい」「負けたくない」という気持ちが高まり、目の前の勉強に集中できるでしょう。今は実力が足りていなくても、前向きにコツコツと勉強を続ければ、あとから一気に実力が伸びるかもしれません。

ただし、プレッシャーやストレスに弱い方は、高望みをして良いのか慎重な判断が必要です。合格できるか不安になりすぎて勉強ができなくなるくらいなら、高望みをせずに、自分のレベルに合った大学を目指すほうが良いかもしれません。そうすれば、プレッシャーやストレスが少ない安定した状態で、コツコツと勉強を続けられます。

◇合格の可能性はどれくらいなのか

あまりにも目標設定が高すぎる場合、合格可能性が著しく低い場合は、志望校を見直したほうがよいでしょう。特に現役合格を目指すのであれば、模試の結果をもとに冷静な判断が必要です。

過去問の得点率も、志望校を決める際の参考になります。各年の合格最低点が公開されているなら、その得点とどれくらいの差があるかチェックしてください。

◇本当にその大学に行きたいのか

志望校を決める際は、なぜその大学に行きたいのか、ほかの大学ではダメなのかをよく考えましょう。偏差値の高さ、なんとなくのイメージで志望校を決めている方は、あらためて大学の情報収集を行なってください。

各大学の情報は、大学の公式ホームページのほか、オープンキャンパスや学校説明会などのイベントで収集できます。大学の雰囲気を確かめたいなら、オープンキャンパスへの参加がおすすめです。日程が合わずイベントに参加できない場合は、オンラインオープンキャンパスに参加する手もあります。

行きたい大学を決める際は、その大学の人気度だけでなく、自分に合っているかどうかも含めて考えなくてはなりません。イベントに参加して先輩の話を聞いたり、構内を自分の足で歩き回ったりすることで、自分に合うか合わないかが感覚的にわかることもあります。

関連記事:オンラインオープンキャンパスとは?どのようなことができるのかを押さえておこう

◇浪人をしてでも頑張りたいのか

大学受験で志望校の高望みをすると、その大学に落ちる可能性、浪人生になる可能性が高まります。浪人を絶対にしたくない方は、志望校の選択はかなり慎重にしましょう。第一志望が高望みの場合は、第二志望、第三志望で確実に受かる大学を用意しておくと安心です。

「その大学以外には行きたくない」「浪人覚悟で頑張りたい」という場合は、志望校を変えずに挑戦するのもよいでしょう。本当に行きたい大学であれば、浪人生になったあともモチベーションを維持しやすいためです。

志望校を高望みして頑張ったほうが良い理由

志望校を途中で下げるのは比較的簡単ですが、あとから上げるのは難しいものです。最初は高望みをして、無理そうなら下げるという選択でも問題はありません。

ただし、第一志望の大学とほかの大学の受験科目が異なる場合、試験の傾向が異なる場合は注意が必要です。この場合は、志望校を変えたとしても受験対策が間に合わないおそれがあります。

高望みの大学を志望する場合は、滑り止めとして、同じ試験科目で受験できる大学を探しておきましょう。過去問で出題傾向もチェックしておき、いつでも志望校をスライドできるようにしておくと安心です。

志望校の高望みにもメリットがある

志望校の高望みをすることに、不安や緊張感を覚える方もいるでしょう。しかしレベルの高い大学を目指すことで、モチベーションが上がる方も多いです。その大学に行きたい気持ちが強ければ強いほど、勉強の辛さに負けずに頑張れるでしょう。

第一志望に落ちるのが不安な方、浪人をしたくない方は、併願校や滑り止めの大学を複数用意しておくことをおすすめします。どこかの大学に受かっていれば、安心して高望みの大学にチャレンジできます。

大学の情報収集、試験科目や出題傾向の掘り下げを十分に行ない、どの大学を受けるべきかを自分で決めることがとても大切です。


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