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記念受験をしないほうが良い理由3選!合格の可能性も含めて解説

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受験に関する情報を集めていると、「受けたかった大学を記念受験した」「記念受験のつもりで受けたら合格した」といった話を聞くこともあるでしょう。また、「せっかくなら記念受験をしておけば?」と言われた方もいるのではないでしょうか。

もし記念受験をすべきか気になっているなら、記念受験の意味やメリット・デメリットを理解しておきましょう。本記事では、記念受験をしないほうが良い理由、合格の可能性や受けたほうが良いケースなど、判断基準となるポイントを解説します。

記念受験とは?

記念受験とは、今の自分の実力よりもかなりレベルが高い大学を受験することをいいます。合格するために受けるというよりは、その名のとおり「記念」や「思い出」として受験するイメージです。

もともと合格を目指す前提ではないため、過去問などを解かないまま受験する方もいます。一方で、「運が良ければ合格できるかも」と、淡い期待を抱く方もいるでしょう。

記念受験をしないほうが良い3つの理由

記念受験をするのは本人の自由ですが、特別な理由がないなら受けないほうがよいでしょう。ここでは、記念受験をしないほうが良い3つの理由を説明します。

◇受験料などの費用がもったいないから

大学を受験するには、一校あたり数万円程度のお金が必要です。大学の受験料だけでなく、試験当日の交通費、遠方の場合は宿泊費を用意しなくてはなりません。

もちろん、本命や滑り止めの大学の分もお金がかかります。また、大学に受かったあとも入学金や授業料、テキスト代などさまざまなものにお金が必要です。そのため、受かる見込みのない大学のためにお金を出すべきなのかは、よく考えたほうがよいでしょう。

◇本番直前の貴重な時間を使ってしまうから

記念受験をするなら、費用面だけでなく、時間的な面にも目を向ける必要があります。記念受験をするとなると、会場までの交通手段を調べたり、必要な持ち物をそろえたりするなど、入試の準備にも時間がかかります。

行きたい大学がほかにあるなら、そちらに1日でも1時間でも多くの時間をかけるのが望ましいでしょう。受験期の貴重な時間を記念受験のために使っても良いのか、しっかりと考えたいところです。

◇失敗すると精神的に辛いから

受かる見込みの少ない記念受験とはいえ、合格する可能性をほんの少しは期待してしまうものです。「記念受験だから大丈夫」「ダメもとだから落ちても気にならない」と思っていても、実際に不合格になると、落ち込んでしまうかもしれません。

記念受験の大学に落ちたとき、ショックを受けて集中力を保てなくなるくらいなら、最初から受けないほうが無難です。

また、その大学に本命で受かりたい方からすると、記念受験で受ける方は迷惑に思う場合があります。

以上のデメリットをよく理解したうえで、記念受験をするか決めるようにしましょう。

実際に記念受験で受かることはある?

問題との相性が良かった、奇跡的にヤマが当たったなどの理由から、まれに記念受験で合格する例もあります。ただし、数としてはかなり少ないといえます。

その試験の種類によっても、合格する可能性は変わります。選択式やマーク式と記述式とでは、合格できる可能性が異なります。記述式の場合は、適当に答えてもほとんど正解できないでしょう。

どちらにせよ合格を期待しすぎないようにしましょう。

記念受験がプラスに働くのはどういうケース?

「お金や時間が無駄になってもかまわない」「受験しないと後悔する」と強く思ったなら、記念受験をするのも一つの方法です。

記念受験は止めたものの、「本当は受けたかったのに」と後悔する声も一部で見られます。その大学に強い憧れがあるなら、思い切って記念受験をしてみて、気持ちの整理をするのもよいでしょう。憧れていた大学を一度でも受けることで、自分の気持ちが落ち着き、いっそう受験勉強に打ち込めるかもしれません。

ただし前述したとおり、記念受験はデメリットが多いものです。少しでも迷うようなら、記念受験は止めておきましょう。周囲の方から勧められた場合も、自分には必要ないと感じたなら、止めておくのが無難です。

記念受験は、特別な理由がない限り非推奨

記念受験をすると、余分にお金や時間を使ってしまうことになります。志望校の受験にも影響するおそれがあるため、記念受験をすべきかは慎重に判断しなくてはなりません。

また、記念受験での合格を期待している方、失敗したときに落ち込みやすい方は特に注意が必要です。判断に迷うようなら、記念受験はきっぱりと諦めて、本命の受験に集中することをおすすめします。

自分が受験すべき大学に集中し、合格に向けて準備を万全にしておきましょう。


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