自分はどのタイプ?自分の短所を補う勉強法を見つけよう!
学問に王道はありません!
こうすれば必ず東大に入れる!という秘策もなければ
これをしたら東大に入れない!という決まりもありません。
東大生のなかには、受験生時代にゲームをたくさんしていた人だっていますし、ぎりぎりまで部活をがんばっていた人もいるのです。
ひとにはそれぞれ個性があり、その長所や短所にあった勉強スタイルがあります。
どうもうまく集中できないな……というときは自分にあった勉強スタイルを見つけてみましょう!
タイプ:A 人目がないとダラケてしまう
人目がないとダラケてしまう人は、雰囲気でオンオフを切り替えている人です。
自分の部屋ではリラックスして気が抜けてしまうのであれば、人目がつくところで勉強しましょう。
学校の図書室などは雰囲気がゆったりしていたりするので、予備校の自習室などを活用してみたり、ファーストフード店や喫茶店での勉強にしてみてはいかがでしょうか。
家で勉強する場合もリビングで勉強したり、SNSで勉強量を発表したりしてリアルであれバーチャルであれ人目のある場所での勉強ですませるようにしましょう。
タイプ:B 緊張して試験で実力が出せない
普段努力しているのに本番は頭がまっしろになってしまう…という方はどうか安心してください。
緊張は場数や慣れでも少しずつ克服していくことができます。
緊張してしまう人は、それを補うだけ勉強するのはもちろん、「緊張に慣れる」ことが大切です。
予備校などの開催している模試がたくさんあるので、学校外の知らない人だらけの環境で試験を多めに受けることをおすすめします。
また普段の勉強でも、
・時々場所を変える
・机の上を試験と同じ状態にする
・試験と同じ時間配分で問題を解く
・タイムアタックをする
というように緊張感をもって取り組むようにしましょう。
タイプ:C 追いつめられないと勉強できない
宿題をためてしまうタイプというのは一見短所にも思えますが、追いつめられると効率が上がり、ものすごい集中力を発揮できる、というのも一種の才能です。
しかし長期戦である受験では追いつめられるのを待つわけにも行きません。
この場合、「来月の模試までにこの問題集を終わらせる」「今月までにここまで進める」「今週中にここまで終わったら日曜日に出かける(終わらなかったら延期)」というように、自分の中での「追いつめられる期日」を作りましょう。
自分なりの目標を周りの人やSNSで宣言して背水の陣で挑むのもアリです。
やりすぎるとストレスになってしまうので適宜リフレッシュタイムを入れてメリハリをつけてくださいね。
タイプ:D メンタルが弱い
メンタルが弱い人は感受性が豊かな人です。
その感受性を勉強に向けてみませんか?
受験のストレスや将来への不安さえ乗り切れば、勉強の中での新しい感動を強く感じることができる可能性を持っています。
不安なことはできるだけ周りの大人に頼り、場合によっては学校などのカウンセリングを受けましょう。
不安なことを紙に書き出してみる、人に話してみる、心の中で「今このことが不安になっているんだな」と唱えることで客観的に自分を見つめ、冷静さを取り戻すことができます。
漠然とした悩みは言葉にすると案外あっけないものです。
もんもんとし始めたら計算問題などで勉強に集中し始める、不安を書き出してみるなど「手を動かす」ことを意識してみてください。
タイプ:E 長時間集中できない
短時間集中型であれば、勉強時間を短く区切ってみましょう。
机に向かったら1時間以上座ってないといけないなんてルールはありません。
キッチンタイマーやスマホのタイマーを利用して、「15分勉強したら2分やすむ」といったサイクルで勉強するようにしてみましょう。
案外15分くらいの体内時計ができると試験本番での時間配分でも役に立ちますよ。
タイプ:F 苦手科目が手につかない
得意科目ばかり勉強してしまう場合、苦手科目も軌道にさえ乗れば手が伸びるようになります。
例えば数学が苦手な場合、内容が7割程度わかる問題集や教科書の計算問題など手が伸びやすいものから取り組んでいきましょう。
初めは簡単な問題集でかまいません。
2冊目、3冊目と少しずつレベルアップしていけばいいのです。
勉強時間の偏りが気になる場合は、方眼ノートに勉強した時間だけ科目ごとに違う色を塗ってみましょう。
ぬりえのように楽しめますし、勉強時間の偏りが一目瞭然になります。
自分を受け入れることで勉強スタイルは確立される
誰にだってひとそれぞれ短所があります。
苦手なこともあります。
しかしそんな苦手な自分を受け入れることで対策を施し、自分にあった勉強法にチューンアップしていくことができるのです。
「自分にはこんな短所があるから勉強向いてない……」と思わずに、「こうすれば勉強できるかも」という方法をどんどん導入してみましょう。
余談ですが、私の受験時代は机にずっと座っていられないタイプだったので、部屋で歩き回りながら単語暗記したり、ソファーで復習していたりしました。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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