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大学生活の楽しみ方4選

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大学生活は本当にいろいろな魅力があります。
高校の時は勉強が楽しくなかったという方も、大学に入って学習や研究が本格的になって楽しくなってくるという方も少なくありません。
サークルなどの課外活動でたくさんの人に出会い、将来につながっていく人もいます。
大学生活は「自己責任」が多い代わりに「自由」がたくさんあります。
その自由をどう活かし、楽しむかはあなた次第です。

 

いろいろな学問を楽しむ!

大学の1、2年生には一般教養科目(通称:パンキョウ、詳しい名称や決まりは大学にも依ります)といって、学科関係なくいろいろな科目の講義を決まった数以上とる必要があります。
例えば理学部の学生でも日本国憲法や心理学、古代史の概要を知る講義をとることができるのです。

しかもその講義の教員は、各学部の教授やゲストとして専門家だったりします。
なかには有名な本の著者だったり、テレビや新聞で見たことがあるような専門家であることも珍しくありません。
講義の内容はその学問の概要ながら、各分野の最先端のスペシャリストに教えてもらえ、授業後に質問をしたり声を掛けることもできるのです。
このような機会は社会に出てしまったらそうそうありません。

また、「人生でなにをしたいかわからない」人ほどいろいろな科目を取っていろんな世界を見ることをおすすめします。
それが自分を知り、やりたいことを見つけるきっかけにもなるからです。

3・4年生でもそのような科目は取ることができますが、3年生になると学部学科の勉強がメインになりますし、4年生になると卒業研究で忙しくなります。
大学生の、特に1、2年生の特権ですのでいろんな世界の入り口を楽しんでみましょう!

 

最先端の研究を楽しむ!

大学は教育機関だと勘違いされがちですが、大学の本分は研究機関です。
大学の教授達は研究が本業であり、その傍らで後継者となる可能性のある学生の指導をしているのです。
つまり、高校までの「先生」とは違って、大学の「先生」はそれぞれの最先端をいくエキスパート!
もしあなたが興味のある分野の学科に入ったのであれば最先端の研究成果を直接教えてもらえることもできるのです!
「キラキラのキャンパスライフ」を夢見ている方も多いかもしれませんが、大学が研究機関であり、その入り口をかいま見る特権を持っていることも忘れないでくださいね。

 

いろいろな人脈を楽しむ!

国公立大学や都心の大学ほどよくある傾向ですが大学には「いろいろな人」が集まります。
単に出身地の違いもあれば、経済環境の違い、能力の違い、それぞれ育った価値観の違い、と多様性に富んだ学生が集まるのです。

また、大学の教授達は同じ学問分野のネットワークをもっていますし、大学自体が就活のネットワークを持っていることもあります。
友達や、サークルの先輩のネットワークなどもあるでしょう。

就活後会社に入ると、(職種にもよりますが)会社好みの似たような学生が集められ、同じ仕事をしている、同じような経済状況の人と触れることの方が多くなります。
端的に表すと「同じ世界の人」が多くなるのです。
従って、大学での人脈の多様性はとても貴重なものとなります。いろいろな人に出会い、視野を広げるためにも、このような「人の輪」は大切にしていきましょう。

 

自由な時間を楽しむ!

忙しさは文系理系に限らず、大学や学部学科でバラバラかと思いますが、それでも夏休みは2ヶ月弱、春休み1ヶ月、と高校までに比べて自由な時間が多くあります。
講義の数も最低限の数が大学で決められているだけなので、時間を作ろうと思えば作ることができます。
この時間をどう過ごすかはあなた次第です。
大学では完全に「自己責任」の世界であり、いくら怠けても誰も注意してくれません。
単位数が足りていなくても、自分で気づかなければ留年通知を受け取ってから知ることだってあるのです。
留年自体、高校の頃ほどネガティブイメージのみというわけでもありません。
大学によっては進学条件が格別厳しい大学もありますし、就活に失敗してやり直したい人や、納得のいく卒業研究ができなかった人が「自主留年」する例も少なくありません。

そのかわり莫大な時間の「自由」が与えられます。
その時間をバイトにうちこむもよし、興味のある分野や趣味に打ち込むもよし、社会人になってからでは難しくなる長期の海外旅行にいくもよし、自分探しの一人旅にでるのも自由なのです。

 

大学生活を楽しむ!

社会人でもない、生徒でもない、「大学生時代」は自己責任の元に様々な最先端の世界に触れ、幅広い人脈の中で人付き合いを学び、最先端の自由が得られる特殊な時代です。

はじめは戸惑うことも多いかもしれませんが、充実した大学生活をおくりましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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