大学でやるべきこととは？充実した大学生活にするための心得３箇条

Tweet

受験勉強から解放されて、いざ大学生になるとついつい気が抜けてしまうのは仕方がありません。
しかし大学生活の４年間はあっという間。高校生活よりも長いかと思いきや、１・２年は一般教養科目が多いので授業が多く、３年生は難しい専門科目に悩まされ、４年生は大学院受験や就活、卒業研究で大忙し。まさに光の早さで大学生活は過ぎ去ってしまいます。

しかし、各学問の研究者に会えるのも、休みが２ヶ月ありなんにでも挑戦できるのも、幅広く人とつき合えるのは大学時代の特権。
最大限に充実した大学生活を送りましょう。

心得１　生活リズムを守る

大学生になると崩れやすいのが睡眠や食事などの生活リズムです。
一人暮らしの方はもちろん、実家暮らしの方も「もう大人だから」とうるさくいわれなくなることも多いので要注意。
生活リズムが崩れると
・大学の難しい講義が頭に入らない
・起きれなくなって講義を休む
・病気になる
・人と疎遠になる
など講義だけでなく、体調を崩してしまってそれどころではなくなってしまいます。

「そんな当たり前のこと」と思うかもしれませんが、大学では、勉強や私生活どんなに怠けても誰も注意をしてくれません。すべて「自己責任」になるからです。
毎食自炊、毎朝６時起きほど厳しいものでなくてもいいですが、「週４回は自炊」、「毎日７時間は寝る」など、絶対守るという自分なりのルールがあるとよいでしょう。これが勉強と趣味のとても大切な基盤となっていきます。

心得２　必ず遊びも勉強も話し合える友達を作る

コミュニケーションが苦手な方には厳しいかもしれませんが「単位が取れない学生」「留年する学生」の大きな特徴は「生活リズムが崩れてしまっている」か「友達ができない」です。

大学生活での友達の役割はいろいろあります。

①大切な情報の共有
大学の勉強は高校までの勉強と違います。
高校までの「勉強は一人するもの」というよりも、ゼミのように「お互いに責任を持ってみんなで教えあうもの」へと変わっていきます。
・勉強の仕方や試験のヤマを教えてもらう
・社会人になった先輩などを通じて就活などの情報を教えてもらう
・講義でわからないところ、レポートで行き詰まっているところを教えあう

②声を掛け合う仲間
忙しく大変な４年間を一緒に過ごす友達は、その分「一生の友達」になりやすいです。
・忙しい大学生活を一緒に乗り越える仲間
・飲み会などの「自分の限度」や「遊びの限度」を一緒に学んでいく仲間
・趣味などを一緒に打ち込む仲間

③広い人のつながり
大学にはいろいろな人が集まります。
いろいろな背景や専門分野、趣味、能力を持った人に出会うことで自分の視野も広がりますし、卒業後の人脈のひとつにもなります。
・社会人になった先輩とのつながり
・大学院へ進学した先輩とのつながり
・教授や研究者とのつながり

心得３　大学生時代にしかできないことを満喫する

大学生時代は高校生とも社会人とも違う、特殊な期間です。大学生時代にしかできないことを満喫しましょう！

①他では会えないプロフェッショナルに会える
大学の一般教養科目では、さまざまな分野の研究者や専門家が集まります。
場合によってはメディアでもよく見かけるような著名な専門家の講義を受けたり、講義後に気軽に声をかけたり、研究室に訪問することもできます。
これは大学生だけの特権なのでいろいろな講義を受けたり、興味のある研究分野の研究室はどんどん訊ねてみましょう。

②限界に挑戦できるのはいまだけ！？
体力も時間もある大学生は、多少の失敗もなんとかなってしまいます。
普段は規則正しい生活を送るべきですが、たまにの徹夜、飲み過ぎ、人付き合いでの失敗などはむしろ大学生のうちに経験しておいたほうがいいということもあります。
体力の限界はだんだん変わっていくのであてになりませんが、お酒の限界は知っておいた方がいいです。
とくに社会人になると趣味や仕事で飲み会になることもありますが、自分がどれくらい酔いやすいのか、どこまでなら飲めるのか、変な酔い方をしないか把握しておくと「しちゃいけない時の失敗」を防げます。

③長い休みをどう活かすか？
自由にバイトをしてお金を作ることができ、２ヶ月も夏休みがあるのは大学生だけです。
２ヶ月も趣味や勉強ざんまいでも充実しますし、お金を貯めて長い一人旅をするなど大学生時代にしか経験をつむこともできます。
また「大学生」だからこそ会いに行ける研究室や企業などいろいろな「出会い」を得ることもできます。
学生証で全国の博物館の入場料などが無料になったりもするので存分に活かして休みを楽しみましょう。

単位はしっかり取っていろんな人と出会おう！

大学生は過ごし方次第で得るものがすっかりかわってきます。学術的にいろいろなことを学ぶひともいれば、ビジネスの方面で学ぶ人もあるでしょう。

しかし、そんな充実した生活が送れるのはしっかり単位を取ってこそ。大学で単位を取り損ねて同じ授業を２年も３年も受け直していたのではそれだけの時間も失いますし、就活で成功しても単位が足りなければ容赦なく留年になります。
最低限の生活基盤、勉強があってこその充実した生活であることを忘れないでくださいね。

執筆者：てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。

Tweet