勉強に集中できる色もある!色の持つ効果を味方につけよう!
「色彩心理」という言葉をご存じですか?いろいろな色がありますが、色にはそれぞれ特徴があり、人間の心理や行動に影響することがわかっています。
カーテンの色や、文房具の色、枕の色などを変えることで普段の暮らしや勉強に役立ててみましょう。
青色の持つ効果
勉強にもっとも有効な色は青色と言えるかもしれません。
青色は心を落ち着かせ、冷静にさせてくれる色です。感情にとらわれずに何かを判断したいときには是非取り入れたい色ですね。
さらに青色は長時間の集中をうながしてくれる色でもあります。まさに勉強するときにはもってこいですね!
とはいえ、部屋を真っ青にしてしまうのは嫌ですよね。青色の効果を取り入れたいときは、ベッドシーツの色やカーテンの色など、部屋の「差し色」として取り入れるとよいでしょう。
また自然には青い食べ物がないため、青色は食欲を減衰させる効果もあるようです。勉強していて夜食がほしくなってしまったときには青い物を見ながら食べるかどうか考えてみるといいかもしれません。
赤色の持つ効果
赤色は力をみなぎらせ、心を興奮させる情熱の色です。
本能的に危険を感じる色であり、交感神経を刺激し、脈拍と体温を上げる効果もあるとされています。赤いインテリアに囲まれた部屋では、体感温度が2~3℃あがることも分かっているんですよ!
気持ちが高ぶるので勉強には向かないように思えるかもしれませんが、部屋が寒いときや、元気になりたいとき、自信を取り戻したいときに取り入れてみるとよいでしょう。
しかし、心拍数をあげ、心を緊張状態にする赤色は、いつも目に入る場所にあると疲れてしまうこともあるのでやりすぎには要注意です。
橙色の持つ効果
橙色には食欲を促す効果があります。受験に対する不安で食が進まないときに食卓などに取り入れてみましょう。
また橙色の光には、不安や抑圧を取り除く効果があり、前向きな気持ちを取り戻してくれます。心が乱れてしまっているとき、いつも通りの自分でいられないとき、不安で押しつぶされてしまいそうなときには橙色の照明や間接照明、アロマライトなどを上手に利用しましょう。
黄色の持つ効果
黄色は、楽しい感情を呼び覚ます色です。黄色い小物を持っているだけでなんとなく元気が出るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。(余談ですが、筆者である私も雨の日を楽しく過ごすために黄色い傘を使っています。)
黄色は左脳を刺激し、知性を高める色です。心の不安を解消し、頭の回転を早め、記憶力などを高めるので受験生には一石二鳥ですね!
緑色の持つ効果
緑色は心と身体のバランスを整える効果があります。心をリラックスさせる効果を持つことでも有名ですよね!それだけでなく緑色は緊張感や目の疲れも和らげてくれます。
勉強に疲れてしまったとき、がんばりすぎて気持ちが落ち着かないときなどには緑を眺めてリラックスすることも大切ですよ。
緑は心にとっては低刺激な色ですが、悪くいえば活発・元気な人には退屈な色とも言えます。インテリアとして部屋に取り入れると言うよりはリラックススペースの小物や、休憩中に緑色の自然写真などを眺めるというように利用しましょう。
紫色の持つ効果
紫色は心身をリラックスさせ、情緒を豊かにする効果があります。
また、身体の回復機能を高める効果があるため、病気や疲労感の回復するために無意識に紫を選ぶことがあります。
血圧・脈拍を低下させる効果もあるので、睡眠をとる場所に取り入れましょう。
ベッド周りに薄紫のものを取り入れ、さらにリラックス効果のあるラベンダーのアロマオイルも使えば深い睡眠をとることが出来て効果テキメンです!
まとめ
色にはそれぞれ異なる効果を持っています。
赤色のように体温・脈拍を上げて興奮状態にする色もあれば、紫色のように脈拍を低下させる効果をもつ色もあるのです。
しかし赤ばかりでは興奮状態が続いて心が疲れてしまいますし、紫ばかりでも緊張感がなくなってしまいます。
いずれの色にも、メリットもあればデメリットもあります。
部屋を好きな色一色にするのではなく、勉強する場所には青色、黄色い文具、リラックススペースには緑の小物、といったように、生活のアクセントとして少しずつ取り入れてみましょう。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ
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