受験当日、試験の緊張に打ち勝つリラックスの極意
受験当日は、参考書を解いて解法を増やすようなことはできません。
自分の最大偏差値を上げることもできません。
受験当日にできることは、ただただ「実力を最大限に引き出すこと」。
そしてこれは受験当日に受験生がどれだけリラックスできるかにかかっています。
受験日当日の「リラックス」は、受験までの過ごし方にかかっているのです!
今回は受験当日に緊張に打ち勝ち、リラックスするための極意をお伝えします。
必要なのは「やり遂げた」という自信
受験日の緊張度は、当日の出来事よりも、いままでどれだけ勉強をやってきたか、「自分はこれだけやりとげた!」という自信をどれだけ持てるかが強く影響します。
当日緊張しそうになったときは、今までの頑張りを見直してみましょう。
①勉強手帳
細かく書いてあるほどリアルに自分の頑張りが思い出せるはずです。
②一番使い込んだ参考書
初めは怖じけづいた分厚い参考書でも、受験日にはボロボロになっていることでしょう。
③あれば自信のある模試結果
いい判定だったんだから、いつも通りやれば大丈夫だと考えましょう。
④お守り
合格は自分で勝ち取るものですが、気持ちを落ち着かせるためには時として神頼みも有効です。
⑤その他家族や友達にもらったものなど
友達や家族の応援や今までの支えを思い出してみましょう。プレッシャーに感じる必要はありません。ただ「頑張ろう」と気持ちを持ち直すだけでいいのです。
いつもと同じことをいつも通りにする
受験会場は、初めてきた場所かもしれません。
試験の机もいつもと違うものかもしれません。
そんな「いつもと違う環境」は緊張を誘発しますが、そんな中で「いつもやっていることをいつも通り」やることで緊張をほぐすことができます。
①いつものしぐさ
勉強する前にいつもする仕草(両手をぐっと握って気合いを入れるなど)があればやりましょう。
②好きな音楽を聴く
周りの声が気になるときには、いつも聞いていた音楽を聴くことも有効です。
③友達とのコミュニケーション
友達が会場にいないときはメール、LINEなどでも構いません。
④適度な運動として、都心の大学なら一駅歩くのもオススメ
当日の朝早めに出かけて一駅分歩くと、身体の筋肉がほぐれることで緊張をほぐし、血行を良くすることで集中力も上がるのでオススメです。
当日のトラブルを極力避けよう
受験当日トラブルは、平常心を失うモトになってしまいます。
いつもならなんとも思わないトラブルでも、動揺してしまう可能性が大きいからです。
①キャンパス内のマップは覚えておく
気分転換に散歩に出ても帰ってこれるようにしましょう。
②交通ルートは複数把握しておく
毎年受験の時期は雪が降ることもあります。雪が降ると交通網が狂うことがあるので、交通ルートはバスなどを含めて複数把握しましょう。
③乗り継ぎの駅構造を把握しておく
ネットで調べて出てくる乗り継ぎの徒歩時間や待ち時間はあくまで「迷わずに移動した場合」です。
広い駅では、車両を乗り間違えるだけでも乗り継ぎ口が遠くなってしまい、乗り遅れる可能性があります。
④薬など
非常食、ホットマスク、お気に入りの茶葉、お吸い物など持っていくものは長い時間をかけて決めましょう。
⑤花粉症・インフルエンザに注意
受験シーズンは花粉症やインフルエンザシーズンでもあります。インフルエンザワクチンはしっかり受けて、体調管理に気をつけましょう。
⑥体温調整できる服装
天気予報にも注意して、服装を決めてください。
会場の空調が暑すぎる・寒すぎることもあるので温度調整できるようにしましょうね。
⑦開門時間・受付開始時間の確認
早く出かけすぎても、開門時間前では外で待たされることもあります。
筆者の知り合いでは、小さなトラブル対策として「受験票は絶対に落ちないように対策する」という人もいました。
早めに試験教室入りしよう!
緊張を防ぐための一つの手段として「早めに現地入りする」、早めに「会場に入る」というものがあります。
①教室の空気を作る側になる
最後に教室に入ると雰囲気に圧倒されることもありますが、先に入ることで空気を作る側にまわることができます。
②場の空気に慣れておく
いつもと違う教室・机ですが、早めに行くことで少しでも慣れておきましょう。
③早めに行くことで遅刻のリストを減らす
受験シーズンは、雪や雨などの交通網のトラブルも多いです。
当日に見るものは前から決めて極力少なく
当日の休み時間や試験前はどう過ごすのがよいかは悩みどころかもしれませんね。
とにかく新しい本を見たり、新しいことをするのは絶対にNGです。
ほかの人が自分と違う参考書を使っていても気にしないでください。
当日見る物は前日など事前に決めておいて、見慣れた参考書や、勉強手帳をぱらぱらめくる程度にしておきましょう。
まとめ
当日どれだけリラックスできるかが、受験でどれだけ実力を引き出せるかにつながっていきます。
それまでの模試の判定などで自信が持てなくても「根拠のない自信」で開き直ってしまうことも大切です。
受験当日は一個前の模試は不振だったが、それをバネに勉強して実力を引き上げたから大丈夫だ!
とにかく自分は大丈夫だ!
やれることはやりきったんだ!
くらいの気持ちで挑みましょう。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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