勉強の記録をつけることの驚きの効果とオススメの作成方法
「さあ勉強しよう!」となったときに、
「でも何から始めればいいんだろう?」となっていませんか?
勉強記録をつけることで科目や内容が偏ることなく、バランスよく勉強することができます。
まだ勉強記録をつけていない方も、今日から手帳やノートに記録をつけていきましょう。
勉強記録をつけるメリット
勉強記録をつけるくらいなら、その時間で勉強したい!という方もいらっしゃるかもしれませんが、勉強記録をつけるメリットはたくさんあります。
①勉強量を把握できる
自分が参考書の1単元進めるのにどれだけの期間がかかるかなどを知ることができます。
②勉強時間を把握できる
一週間勉強時間を記録しておくだけでも、自分が一週間のうち何時間勉強にあてられるかがわかるので計画を立てるのに役立ちます。
③バランスよく勉強できる
無計画に勉強するとついつい得意科目ばかりしがちですが、記録を見返すことであまり手がついていない教科に取り組むことができます。
④PDCAサイクルが身につく
PDCAサイクルとは、品質管理を円滑に進める方法です。
企業などでも広く導入されています。
勉強記録を利用することで、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を繰り返すことが身につき、効率よく勉強を進めることができます。
⑤モチベーション維持につながる
模試の結果が悪かったり、勉強に飽きたときに、勉強記録を見返すことで「これだけ勉強したんだ。」とこれまでの頑張りを振り返ることができます。
「ここまで頑張ったからもう少し頑張ってみようかな。」とモチベーションを取り戻すきっかけになります。
⑥受験日には心強いお守りになる
受験前日や受験日は誰でも不安なるものですが、そんなときに強い効力を発揮するのが勉強記録です。
受験日に手帳を開けば、そこには一年間の勉強時間や勉強内容のすべてがあります。
はっきりとした数字としての勉強の跡を見ればなによりも心強い味方になりますよ。
勉強記録の作り方
勉強記録をつけるなら、バーチカルタイプのビジネス手帳がおすすめです。
A5サイズだとたくさん書き込めますが、持ち運びがよく、字をぎっしり書きたい人は小さいサイズもよいですよ。
模試の結果などをはりつけたりしたい場合はより大きな物だったり、市販のノートを使うこともできます。
長続きさせるためにも、できるだけ気に入った物を使うようにしましょう。
記録の内容は以下のようにします。
①勉強内容
科目、単元など。
②かかった時間
キッチンタイマーなどの併用もおすすめ。
③到達度 (◎○△で記載)
自分の中での満足度を記録します。思っていたよりも進められなかった場合は△など、自分なりに判定しましょう。
④気づいたこと
これが覚えられない、やり方を変えてみたら効率が上がった、など気づいたことは忘れないうちにメモしておきます。
勉強記録の使い方
勉強記録は書きっぱなしでは意味がありません。
ある程度書きためたらしっかりと活用していきましょう。
①一日一回は見直そう
一日の終わりに記録を見返してみましょう。
満足のいく勉強時間・内容になりましたか?
②計画を調整してみよう
模試や定期試験にあわせて、勉強計画を調整してみましょう。
勉強記録を見返せば、実際にかかった時間がわかるので、データを元に計画を立てることができます。
③気づいたことは何でも書いていい
苦手なこと、感動したこと、もっと知りたいこと、気づいたことはなにをかいてもOKです!
それが記憶のとっかかりになることもあります。
注意点!
勉強記録をつけ始めると楽しくなっていきますが、注意点もあります。
①時間をかけすぎない
記録がぎっしりかかれていると、達成感もありますし、満足度があがります。
なのでつい細かく記録しすぎてしまうことがありますが、必要以上に時間をかけないようにしましょう。
②一喜一憂しない
体調や環境によって、計画通りに勉強できないこともあります。
その日の記録をつけながら、一喜一憂しすぎないように気をつけましょう。
③時々見返すこと
記録をぎっしり書くだけで満足しがちですが、日々の学習のためには記録を見返して軌道修正することが肝要です。
書き込んだだけで満足しないようにしましょう。
継続させるコツ
勉強記録をつけることが楽しくなる工夫があると継続しやすいですよ。
①気に入った文具を使う
気に入ったノート・手帳、ペンなどを使いましょう。
②大学グッズを活用
志望校が固まっている人は、その大学オリジナルノートを使ったり、大学ステッカーを貼るといいですよ。
見える場所に貼るのが恥ずかしい場合は、裏表紙などに貼って自分だけ見えるようにしておくのがおすすめです。
③時々書き忘れても大丈夫と心得る
完璧に記録をつけようと気負いすぎる必要はありません。
うっかり忘れた場合は、最低限勉強量と内容が思い出せる程度に書き込んでおけば大丈夫です。
④友達同士で自慢しあう
もし勉強友達がいなければSNSを活用しましょう。
最近流行中の「#勉強垢」なども活用すれば切磋琢磨できるかも?
まとめ
自分の努力は自分ではなかなか自覚できないものです。
勉強記録をつけることで、受験日にやりきった!と思える勉強を形に残しておきましょう。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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