やる気がアップ!受験勉強を勝ち抜くモチベーションの上げ方
机に座ってテキストを開けば勉強する気になれるのに、ついついスマホを開いたり、今やらなくていいことをやり始めてしまったり・・・
受験勉強が大切なのはわかっていても、どうしてもやる気が出ないときはあるものです。
受験勉強は定期テスト前の勉強とは違い、今まで学んできた科目を長い時間をかけ、コツコツと積み上げていくものなので、しっかりと乗り切るためには中だるみを防ぎ、モチベーションを維持することがとても大切です。
毎日の勉強時間をキープするには常にやる気を呼び起こし、勉強のモチベーションを上手にコントロールする必要があります。
疲れているときやテンションが下がっているとき、どうしてもモチベーションが上がらないときにグンとやる気がアップする、勉強のモチベーションを上手に上げる方法をご紹介します。
やる気が出ない自分自身と対話する
なぜ勉強する気にならないのか、何が1番の原因になっているのか、まずはやる気が出ない自分自身と対話をしてみましょう。
また、モチベーションが上がるのはどんなときか、そのとき体ではどんなことが起こっているのかなど、やる気が出ているときの体の状態についても簡単に知っておきましょう。
■やる気がおきない原因を取り除く
勉強に対するモチベーションが上がらずダラダラすればするほど、心には焦りが出てきます。
「やらなければいけないのにできない」という状態は、自分自身も辛いものです。
勉強を始めるきっかけを作れないのは、必ず何か原因があるはずです。
「なぜ机に向かいたくないのか」「なぜ勉強する気にならないのか」など、自分自身に静かに問いかけてみましょう。
部屋が落ち着かないまたはうるさい、暑さや寒さなど温度調節の問題など、物理的な問題が原因のこともあります。
家族と相談して、エアコンの設置や勉強する場所を変えるといった対策を取りましょう。
勉強部屋が散らかっていて、無意識に気になり勉強が手につかないこともあります。
片づけや模様替えをするだけですっきりと気持ちが整い、勉強に向かえることもあります。
何かを気にしながら上の空で勉強をするよりも、何となく気持ち悪いと感じることは早めに解消して勉強に集中しましょう。
■勉強するのは「自分のため」
物理的な問題が解消できても、勉強する気がおきないときはどうでしょうか。
「勉強しないと親に怒られる」「ライバルに追い抜かれる」だから勉強しないといけない、と思っていても、勉強に対する意欲はそこまで沸いてきません。
勉強するのは誰のためでもなくあくまでも自分のためで、自分の将来の夢を実現させるために今勉強しているんだ、ということを明確にしておく必要があります。
自分が将来どのような仕事に就き、どのような企業で働きたいのかが決まっている人はもちろんですが、まだそこまではっきりと将来がイメージできなくても、たとえば来年どうなっていたいかなど、比較的近い未来についてのイメージを持つことはできます。
焦らずに手ごたえを持って試験に挑み、晴れて志望校に合格しているところや、入学式を経て憧れのキャンパスライフを送っている自分をリアルに想像してみましょう。
そのイメージを実現させるために、未来の自分を応援するために今勉強が必要なんだ、という道筋をしっかりと確認することが大切です。
■小さな成功体験がドーパミンを分泌させる
「今こんなに成績が悪いのに、志望校に受かるわけがない」「こんなにたくさんのテキストをやるのに、何時間かかるかわからない」
多くの人は、先の見えない努力を長時間続けることに対して耐性が少なく、ストレスに感じたり途中で投げ出したくなったりするものです。
その一方で、根気よくコツコツと勉強や練習を積み重ねて目標を達成する人もいます。
このような人達は、努力を楽しいと思える選ばれた人なのでしょうか。
実はやる気を持続させるためのちょっとしたコツを知っていれば、努力が苦手な人でも楽しく目標を達成することができるようになります。
神経伝達物質のドーパミンは娯楽や刺激によっても分泌されますが、成功体験や目標達成でも分泌されます。
ドーパミンは快感物質とも呼ばれており、ちょうどいいハードルをクリアし続けると分泌されるといわれています。
コネチカット大学のマウスを使った実験では、ドーパミン濃度の低いマウスの目の前に少しのエサを置き、フェンスの向こうにたくさんのエサを置いてみたところ、毎回目の前のエサを選ぶという結果が出ています。
わざわざフェンスを越えて大きな成功を掴むよりも、目の前の達成しやすい成功を選び続けることでドーパミンの分泌を促しつつ、最終的に大きな目標にたどり着くことができるようになるわけです。
そうして、1度大きな成功体験を学習すれば、次回は最初から大きな目標を目指すことも可能になります。
モチベーションを上げるための具体的行動
やる気が出ない自分自身と対話して、原因や設定する目標の目安についてわかったところで、具体的なモチベーションの上げ方について見ていきましょう。
勉強に対してやる気が出るきっかけは千差万別です。
色々と試しながら、自分にどの方法が合っているのか、しっくりくる方法を探してみましょう。
■とにかく机に向かう
あらかじめ決めておいた時間が来たら机に向かうようにします。
やる気が出なくても、10分でも15分でも構いません。
とにかく机に座ってペンを持ち、参考書を開いたりしているうちに、次第に勉強モードへと切り替わっていく効果をねらいます。
■ライバルを作る
毎日の勉強計画を友達同士で報告し合います。「今日はどこまでやったか」「単語をいくつ覚えたか」など発表することで負けられない、と感じる起爆剤にします。
たとえば、マラソンで自分より少しだけ早く走っている人を見つけて、その人についていくと自己ベストを更新できることがあります。
同じクラスや塾の中で、自分より少し成績の良い子をひそかにライバル視して、追いつけ追い越せと注目しましょう。
良いライバルの存在は自分の能力を高め、やる気を維持する効果をもたらすでしょう。
■前向きな人と付き合う
ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
ミラーニューロンは「共感する細胞」「ものまね細胞」とも呼ばれていて、身近にいる人の性格や行動をトレースするはたらきがあり、映画やドラマを観て悲しくなったり、テンポの良い曲で気分が上がったりするのもこの細胞のせいだといわれています。
ネガティブな人の側にいるとネガティブになったり、前向きな人と一緒にいると自分も前向きな考え方をするようになることがあります。
「勉強なんか頑張っても仕方ない」「どうせ自分はダメだから」と悲観的な考えを持っている人に同調して引っ張られるよりも、頑張り屋さんや努力家な人、前向きで一生懸命な人と付き合ってポジティブな影響を受けた方がよいのは言うまでもありません。
自分自身も前向きでいることで、周囲に努力家を引き寄せる良い循環が生まれます。
■やる気が出る文章、名言など
前向きな人や偉人が書いた文章、名言などに触れるのもよいでしょう。文章だけでなく、TEDなどの映像で前向き体験をするのもおすすめです。
以下にやる気の出る偉人達の名言をいくつかご紹介します。
『お前の道を進め。人には勝手なことを言わせておけ』:ダンテ
『運命よそこをどけ。俺が通る』:マイケル・ジョーダン
『意志あるところに道は開ける』:リンカーン
『努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る』:井上靖
『世の人は我を何とも言わば言え。我が成すことは我のみぞ知る』:坂本龍馬
人の数だけ名言が存在し、その表現方法もさまざまです。
自分の心に響く言葉を見つけたら書き留めておいて、後から読み返したり声に出したりしてみましょう。
■自分で自分を励ます
偉人の発言だけでなく、自分で自分を褒めたり励ましたりするのもモチベーションを上げるのにおすすめです。
鏡に向かって「今日も〇時間勉強して、志望校に合格する」「辛くなっても負けずに頑張る」といったポジティブな言葉を発するのもいいですし、頬を叩いたり声を出したりして、自分に気合いや喝を入れるのもよいでしょう。
■塾の講習やセミナー、オープンキャンパスなどを利用する
自分だけでなく、外からも良い刺激を受けましょう。
塾の短期講習や志望校のオープンキャンパスへ出かけるのもやる気アップに繋がります。
塾や学習教室では、プロの講師からわかりやすく勉強を教えてもらう以外にも、モチベーションを維持するためのアドバイスやスピーチが聞けることがあります。
志望校のオープンキャンパスでは学校の雰囲気や魅力について詳しく知ることができるので、合格後のキャンパスライフをリアルにイメージするのに役立つのはもちろん、試験までの流れや問題傾向などがチェックできるメリットもあります。
連休や長期休暇でこれ、と思うイベントがあれば積極的に参加してみましょう。
習慣づけ
勉強のモチベーションを上げる具体的な方法が見つかったら、それを毎日の習慣にしていきます。
小さな成功体験を積み重ねると、少し大きな目標もクリアできるようになり、更に習慣にすることでまとまった量をコンスタントにこなせる力がついてきます。
■勉強する「ふり」だけでも効果がある?
前出の「とにかく机に向かう」行動を、毎日の習慣にしてみましょう。
最初は10分程度しかやる気が持続しなくても、勉強に向かおうとする姿勢を作ることが大切で、徐々に集中して勉強に取り組めるようになってきます。
勉強モードに切り替えるためには、自分の得意な科目や好きな科目からやってみましょう。
勉強に居心地の良いスペースや、勉強を始めたくなる環境作りも大切です。
机周りは片づけて、ペンや参考書など使用しやすいところへ配置しておきましょう。
■「やる気の起爆剤」をまとめておく
自分の気持ちを上げる音楽や映像、心に響いた名言をまとめておき、勉強のスイッチを入れたいときにはその音楽をかけたり、文章はプリントして机の近くに貼っておいたり、単語帳に書いて声に出して読んだりしてみます。
自分へのポジティブ発言も、勉強する前だけでなく、終わった後に「よく頑張ったね」「この調子で明日も頑張ろう」と励ますことでも気分は高揚していきます。
好きな食べ物やおやつなど、勉強が終わった後に自分へのごほうびを設定するのもよいでしょう。
とはいえ、勉強しているときは脳もエネルギーを必要としています。
腹八分目程度にしっかり食事を摂ってから勉強した方が集中力が上がります。
■成果を試す機会を作る
勉強の計画を立てたら1週間、1ヶ月と期間を区切り、予定通りに進んだかを管理します。
できた範囲にチェックを入れたり、塗りつぶしたりできるような計画表を作るのもモチベーションの維持に役立ちます。
計画通りに勉強ができたら、定期的にまとめテストや力試しのような問題を解いてみましょう。
月に1回程度模試を受けてみるのもおすすめです。
頑張った分の成長が点数や判定として表れるので励みになります。
模試の結果が予想よりも悪いとやる気がなくなってしまうことがありますが、落ち込む前になぜ点数が下がったのかを分析しましょう。
毎日しっかりと勉強できているなら、点数が低かった範囲の理解が足りていないか、その部分だけ勉強量が不足していた可能性があります。
結果の悪かった模試は自分の弱点がわかって対策が取りやすくなる、と前向きに捉えましょう。
■体調管理も習慣に
毎日勉強する習慣をつけるためには、規則正しい生活を送ることも重要です。
疲れが出て体調を崩してしまうと、せっかくやる気が出てきたのに数日以上寝込んでしまうことになりかねません。
睡眠や休憩をしっかり取り、食事のバランスにも気を付けましょう。
勉強だけでなく、定期的に運動をするのも集中力アップに役立ちます。
運動することで体力を維持して良質な睡眠を取ることができるため、勉強する時間の集中力にも影響するためです。
ジョギングやウォーキング、水泳といった軽い運動を30分~1時間程度行うのが理想的です。
まとめ
「受験生に遊ぶ時間はない」「みんな勉強しているから、それ以上に勉強しないと判定は上がらない」など、何かと言葉で追いつめられることの多い受験生ですが、上手にモチベーションを維持して取り組めば、受験勉強もドーパミンが分泌されるような楽しい作業になり得るのです。
「よっしゃ!」と気合いを入れ、自分のやる気スイッチを上手にオンにできる人が成功者になります。
その方法は人それぞれ。
受験勉強が終わった後も生涯勉強は続くので、自分の「のせ方」を早く見つけて大事な時には集中できるようになりたいですね。
執筆者:木村紫
貿易業務とライター業を兼務するシングルマザー。人より少し豊かな人生経験から、恋愛・健康・転職・ライフハックなど、様々なジャンルで執筆活動中。ダメな人への優しいまなざしに定評がある。
関連記事
人気記事一覧
- 受験勉強でダイエット...36,498ビュー
- 力み過ぎ注意!受験勉...11,867ビュー
- 受験勉強と筋トレの意...5,299ビュー
- 一日10時間勉強の神...4,237ビュー
- 【最悪の勉強姿勢】寝...4,200ビュー
-
四谷学院 大学受験予備校
-
四谷学院 大学受験予備校