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「勉強に飽きた……」枯れたやる気を取り戻すモチベーション管理方法

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一年以上という長いスパンで行われる受験勉強では、ちょっとしたことでも「もう嫌だなあ」「勉強したくないなあ」と、モチベーションが低下してしまうことも珍しくありません。

しかし、ここでいかにモチベーションを取り戻して立ち直るかで、勉強時間がすっかり変わってしまうのも事実。
模試の結果などで落ち込んでしまうことも多いですが、ここに書いたコツをつかんで元気を取り戻しましょう!

飽きたり、嫌になるのは悪いことではない

まず前提として、飽きたり、嫌になることは悪いことではありません。
期間の長い受験勉強では仕方がないことですし、今の勉強方法がマンネリ化するほど頑張った証でもあるのです。

勉強を頑張っているからこそ、苦しくなることがあるのです
今のやり方では嫌だなと感じるということは、一種のスランプでもあり、マンネリ化を突破するチャンスでもあります。
なので、もしも飽きたり嫌になってしまっても、それは悪いことではないし、自己嫌悪に陥る必要も全くないということを念頭に置いてくださいね。

やる気がないときの注意点

やる気が出ないときは、勉強を長期間やめてしまう罠があります。
以下に該当するものがあれば、すぐに直すようにしていきましょう!

①リハビリは100%を目指さないこと
マンネリ化、スランプはついつい焦りがちですが、焦らずにその時に合った目標調整をしましょう。

②完全に止まってしまわないこと
本気で勉強したくないときでも、完全に何もしなくなってしまうと立ち直るために多くのエネルギーを使うことになります。
英単語を数個覚える、問題を数問解くだけでも続けるようにしましょう。

③自分を責めないこと
自己嫌悪に陥る必要は全くありません。「今はそういう時期なんだな」と客観的に受け流しましょう。

④やる気をなくす理由を探さないこと
やる気がないとついつい勉強しない理由を探してしまうことがあります。
時には「自分は何のために勉強するんだ」と深刻化することも。
こうなってしまうと、余計に勉強をやめたくなるだけなので、できるだけ抑えましょう。

チェックしてみよう

そもそも、どうしてモチベーションが下がってしまったのでしょうか?
リラックスしているときに、原因を突き止めてみましょう。

①やりたかったけど我慢していたことはないか
受験勉強の陰で犠牲にしてしまった物はありませんか?
その犠牲は納得のいくものでしたか?

②自信を失ってしまっていないか
模試の成績や判定、あるいは最近のニアミスなどで自信を失ってしまってませんか?

③身体の疲れはしっかりととれているか
身体の不調でも、気持ちの落ち込みやイライラにつながってしまうことがあります。
十分な食事、睡眠、休憩はとれていますか?

④やり方を変えてみる余地はないか
ずっと同じやり方で飽きてしまっていませんか?
もっといい勉強方法へ切り替えられませんか?

これまでの頑張りを見直そう

モチベーション低下の根本的な原因を取り除けなくても、これまでの頑張りを見直すことで立て直すことできます。

①ノート、計算跡
授業ノートだけでも何冊にもなっていることでしょう。

②シャーペンの芯入れや短くなった鉛筆
私は勉強量が目に見えるので、受験生の頃はあえて鉛筆を使っていました。
短くなった鉛筆や空になったシャーペンの芯入れを残しておけば、受験当日のお守りにもなります。

③勉強手帳を見直す
単純に勉強時間を見直すだけでも、「ここまで頑張ったな」と自分の努力を見直すことができるはずです。

④志望校を決めてどれだけ経って、あとどれだけの時間があるのか
受験勉強をやっている間は、無限にやることがあってずっと続くかのように思えるのですが、実際の受験勉強は有限です。
どれだけの期間を頑張ってきて、どれだけの期間が残されているのか。
もうひと踏ん張りの区切りとなる模試がないか、などスケジュールを見直してみましょう。

自分の周囲を客観的に見直してみよう

モチベーションが下がっているときは、自分のことばかり考えてしまうことがあります。
そんなときにこそ客観的に今の状況を見直してみましょう。

①なぜ受験をするのか
あなたはなぜ受験をするのでしょう。志望校に受かることで人生はどうかわるのでしょう。本当の答えは誰にもわからないことですが、自分なりの目標や夢があればそれを見直してみましょう。

②家族、先生
家族や先生など、あなたの合格を願っている人がいるかもしれません。
受験は自分一人では本来乗り越えられず、知らないうちに誰かに助けられているものです。
自分の味方になって親身になってくれている人がいないか思い返してみましょう。

③友達
受験で何よりも心の支えとなるのは、友達だと私は考えています。
友達は、時にはライバルとして、時には戦友として、あなたを助けてくれます。
距離感が難しいときもありますが、心が折れそうなときには積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

まとめ

モチベーションの低下は誰にでも起こり得るものであり、それ自体は悪いことではありません。
そんなときにほんの数分でも勉強を続けること、諦めずにやりかたを模索しつづけることで、マンネリやスランプから一気にブレイクスルーを起こすこともあるのです。

どうか立ち止まらずに、少しずつ前へ進めていってくださいね。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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