TOEIC英単語の効率的な勉強法とは?おすすめの単語帳も紹介
TOEICで高スコアを目指すなら、英単語の勉強が欠かせません。英単語を勉強しておかなければ、英文の意味が理解できないばかりか、リスニングもままならないでしょう。TOEICで高スコアを取るコツは、英単語学習にあるといっても過言ではありません。
では、どうすれば効率良く学習できるのでしょうか。そこで今回は、TOEICの英単語の効率的な勉強法とおすすめの単語帳を3つご紹介します。
TOEICで出題される英単語の特徴
TOEICでは、ビジネスや日常で使用される英単語が多く出題されます。TOEICは主に社会人を対象にしているため、問題もビジネスシーンなどを想定したものが多い傾向です。
ただし、「can」や「do」といった中学レベルの英単語も出題されます。不安がある人は、中学レベルの英単語も見直しておきましょう。
また、パートごとに問題の傾向が異なるため、出題される単語も変わります。例えば、応答問題の場合、「what」や「who」などの疑問詞が多く使われます。その他にもさまざまな英単語が使われるため、各パートの傾向をつかむことも重要です。
TOEIC英単語学習のポイント
それでは、TOEICの英単語を学習する際のポイントを見ていきましょう。
◇正確に覚える必要はない
最初に押さえておきたいのは、意味やスペルを正確に覚える必要がないことです。学校の試験などでは、英単語のスペルと意味の両方を覚えなくてはならないため、暗記を頑張っている人は多いでしょう。
TOEICでは、英単語の丸暗記する必要はありません。単語の意味を説明する問題や、スペルの記述問題は出題されないからです。たしかに、意味やスペルを覚えることも大切ですが、文中での使い方や大まかな意味を覚えていれば問題ありません。
◇頻出語に焦点を絞る
頻繁に出てくる英単語のみに絞って勉強しましょう。一口に英単語といっても無数に存在するため、どれを覚えるかの取捨選択が欠かせません。全部覚えることはほぼ不可能ですし、学習効率も下がってしまいます。
目指すスコアにもよりますが、600点台で約3,600語、700点台で約5,000語は必要です。それ以上を目指す場合は覚えるべき単語数も増えますが、まずは重要な3,000語を目標にすると良いでしょう。
◇発音とセットで覚える
TOEICの英単語を勉強するなら、発音もセットで覚えることをおすすめします。学校のペーパーテストなら、スペルと意味だけ暗記すれば高得点を狙えるため、発音ができなくてもテストの結果には一切影響しないでしょう。
しかし、TOEICではリスニング問題も出されるため、発音がわからないと単語を聞き取れない可能性があります。少しでも慣れるために、音源を聴きながらシャドーイングすると良いでしょう。
TOEIC英単語の効率的な勉強法
では、実際にどのような方法で勉強すれば良いのでしょうか。
ここからは、効率的に勉強するための具体的な方法を3つご紹介します。
◇1日のノルマを決める
短期間で集中的に勉強する人もいますが、詰め込み過ぎは考えものです。反対にダラダラ勉強しても身に付きませんし、TOEICの本番に間に合わない可能性もあります。
ですから、英単語を勉強する際は1日のノルマを決め、少しずつ語彙量を増やすことが重要です。
また、ノルマを設定する際は勉強期間と目標単語数を決め、1日に覚える単語数を割り出してみましょう。例えば、1ヵ月で3,000語を目標にするなら、1日のノルマは100語です。習慣化も重要なので、勉強する時間帯も決めておくことをおすすめします。
◇繰り返し学習する
「継続は力なり」ということわざがありますが、これはTOEICの英単語の学習においても同じです。毎日新しい英単語を覚えることも重要ですが、これまでに学んだ単語も定期的に見直し、復習するようにしましょう。
英単語を記憶に定着させるためには、反復学習が欠かせません。そのときは覚えていても、時間が経つと意味を忘れたり、記憶があいまいになったりするものです。それを防ぐためには、使いこなせるようになるまで繰り返し学ぶことが大切です。
◇音読する
英単語を勉強するときは、音読も取り入れましょう。実際に声に出すことでリスニング力が鍛えられますし、書いて覚えるよりも記憶に定着しやすいといわれています。
また、正しい発音が身に付けば、リーディング速度や精度も向上するでしょう。英文を読むスピードも上がり、文全体の意味をすばやく理解できるようになります。
TOEIC対策におすすめの英単語帳
TOEICの英単語を勉強するなら、市販の英単語帳を活用しましょう。以下の3冊は、いずれも英単語学習におすすめの英単語帳です。
◇TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ(朝日新聞出版)
『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、金フレの通称で知られる英単語帳で、発売以来100万部以上売れているベストセラーです。著者は何度もTOEICで満点を叩き出しており、頻出する英単語を厳選して掲載しています。
特に、空き時間を活用して英単語を学習したい人に向いています。
◇世界一わかりやすい TOEICテストの英単語(中経出版)
『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』は、各見出しに詳細な解説が付いた英単語帳です。暗記に頼らず、英単語の意味をそのまま理解できるような工夫が随所に見られます。TOEICでの頻出単語のほか、絶対に覚えるべき単語などが載っています。
◇キクタン TOEIC TEST SCORE 990(アルク)
『キクタン TOEIC TEST SCORE 990』は、990点(満点)を目指すなら利用すべき英単語帳です。内容は上級者向けで、名詞や動詞、形容詞などジャンル別に分けられています。また、音源も収録されているため、聞き流しながらの学習もできます。
TOEICのスコアを伸ばしたい人や、基礎からステップアップしたい人に最適です。
英単語を効率良く覚えて高スコアを目指そう
TOEICでは長文や熟語など多様な問題が出題されますが、高スコアを目指すなら英単語をしっかり覚える必要があります。
しかし、闇雲に勉強しても英単語が身に付くわけではありません。今回ご紹介したポイントを押さえて、効率良く勉強することが大切です。1日に覚える単語数を決め、音読しながら反復学習すれば、次第に英単語が身に付いていきます。市販の英単語帳も活用し、TOEICで頻出する英単語を重点的に勉強しましょう。
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