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高校受験の過去問はいつから始める?効果的な学習のポイント5選も紹介

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高校受験には必須の「過去問対策」ですが、いつから始めるべきなのか迷う受験生は少なくありません。「早めに解くと意味がない?」「入試直前だと遅すぎる?」など、疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

高校受験の過去問を活用するなら、できるだけ高い効果が期待できるタイミングで始めたいものです。そこで今回は、高校受験の過去問を活用し始める時期、解き方のポイントを紹介します。

高校受験の過去問、いつから取り組むべき?

高校受験の過去問対策を始めるなら、できれば夏休み中にそれまで学んだことの復習を終え、9月に行なうのが理想です。学校行事で忙しい人も、遅くとも11月あたりには過去問に取り組むようにしましょう。

過去問に取り組む意味は、過去の入試の難易度や出題傾向を把握するためです。問題の傾向や配点などがわかれば、それに合わせて学習計画を立てられます。

また、現時点での学力レベルを知ることができるのも、過去問に取り組むメリットです。今の実力が足りていないなら、さらに勉強時間を増やすなどの対策が必要となるでしょう。苦手科目、苦手分野の重点的な学習にも活用できます。

高校受験の過去問を解くときの5つのポイント

高校入試の過去問をただ解くだけでは、その効果は十分に得られません。ここでは、過去問の効果を高めるためのポイントを紹介します。

◇入試本番と同じ条件で解く

過去問を解くときは、できるだけ入試本番と同じ環境を用意しましょう。制限時間を本番に合わせて、問題を解くスピード、時間配分に慣れていけると理想的です。

また可能であれば、入試当日のスケジュールで解いてみましょう。本番を意識することで、試験中と休憩中の切り替えができ、昼食後には眠くなりやすいか、集中力はどれくらい保てるのかなど、おおよそのイメージもつかめます。

「休憩時間に○○をすると気分がスッキリする」などの気付きも得られるかもしれません。

◇忘れないうちに採点・復習をする

過去問を解いたら、記憶が残っているうちに採点をして解説を読みましょう。時間が経ってから採点・復習をすると、どのような考え方でその問題を解いたのか、どの問題に時間がかかったのか、詳細を忘れてしまいます。

このとき、間違えた問題を見直すのはもちろんですが、迷った末に正解した問題、わからずに勘で答えた問題についてもチェックします。

過去問の採点をしたら、解説部分をよく読んで理解を深めてください。わからないところは放置せず、学校や塾の先生に質問してみましょう。

◇苦手な部分をチェックする

過去問を入試直前の力試しとして活用する方法もありますが、直前に解くのはできるだけ避けたほうが無難です。苦手を克服する時間がなくなり、かえって焦りや不安が生まれてしまうからです。

「問題文の読み間違いが多い」「計算ミスが多い」など、自分の癖を発見し、苦手分野を克服するためにも、余裕を持って取り組むようにしましょう。

◇過去問は3年分以上解く

過去問の出題傾向は毎年変わることもあるため、前年分だけでなく、最低でも3年分、できれば5年分は解いておきたいところです。

過去問を解くときには、最新年度から解くことをおすすめします。年度の古い過去問から解くと、出題傾向の直近の変化に気付かないことがあるためです。

受験する高校が多く時間に余裕がないときは、併願校の過去問数を1年~2年分に減らしてみましょう。自身の学力レベルに余裕がある高校でも、過去問を1年~2年分解いて、出題傾向をある程度つかんでおくことが大切です。

◇同じ過去問を繰り返し解く

過去問を解くときは1回解いて終わりではなく、3回程度解き直してみてください。同じ問題を何度も解いて、苦手な部分を確実になくしていきましょう。

一度は理解できていた内容でも、日が経つと次第に忘れていってしまいます。過去問を繰り返し解くうちに、頭の中に記憶が定着していくはずです。

同じ問題集を解くなら、数週間程度空けてから解き直すようにしましょう。時間がある程度経っていないと、回答をそのまま覚えている可能性があるためです。

高校受験の過去問には、合格へのヒントが詰まっている

高校受験の過去問を解くなら、9月以降が目安です。あまりに遅すぎると苦手を克服する時間がなくなってしまうため、計画的に進めるようにしましょう。

過去問は少なくとも3年分は解くこと、同じ年度の問題を何度も解くことがポイントです。本番と似たような環境・スケジュールで解いて、今の実力を確かめてみてください。

ひたすらに学力を上げることも入試にはもちろん有効ですが、志望校の出題傾向に合わせて学習計画を調整することも大切です。高校受験の過去問は、合格に近づくための最大のヒントといえるでしょう。

今の実力と苦手な部分を早めに確認して、志望校合格のために頑張っていきましょう。


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