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【数学ⅠA】共通テストとセンター試験の違いについて解説

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センター試験が廃止され、2021年度からは共通テストが導入されましたが、センター試験から共通テストで変わったのは名前だけではありません。試験内容も変更された部分が数多くあります。

それでは、どのような部分が変わったのでしょうか?この記事では、センター試験から共通テストになって変わった部分を解説していきます。また、高得点の狙い方についても紹介していきますので、これから共通テストの対策を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

共通テスト数学ⅠAの基本情報

まずは、共通テスト数学ⅠAの基本情報を見ていきましょう。

●試験時間:70分
●配点:100点
●大問数:5

大問数はセンター試験と変わらず、必須で解答しなければならない大問1・大問2と、2問選択する大問3~5が用意されています。

なお、2021年度共通テスト数学ⅠA第一日程の問題構成と配点は、以下のとおりです。

<2021年度共通テスト数学ⅠA 第一日程>

大問

分野

配点

1

[1]数と式、2次方程式

30

[2]図形と計量

2

[1]2次関数     

30

[2]データの分析

3

場合の数と確率

※大問3~5から2問選択

20

4

整数の性質     

20

5

図形の性質

20

合計

100

これらの外国語が選ばれる理由は、人口の多さや英語に次いでメジャーな言語であること。そして、日本人になじみやすい文法や発音のしやすさ、グローバルに対応できる将来性の高さなどが挙げられます。

【数学ⅠA】共通テストとセンター試験の違い

2021年度入試から始まった共通テストにおいて、数学ⅠAは以前のセンター試験とどのような違いがあるのでしょうか?

おもに変わったポイントとして、次の4つを解説していきます。

◇試験時間が10分増えた
数学ⅠAの試験時間はセンター試験では60分でしたが、共通テストでは10分増えて70分になりました。ただし、試験時間が長くなったからといって、時間的に余裕をもって解答できるわけではありません。

のちほど詳しく説明をしますが、共通テストでは問題文の文章量が増加し、読解力・思考力が必要な問題が中心になりました。問題文を読み込む必要があるため、解答時間が10分増えても、すべて解答ができない可能性があります。

つまり、これまで以上に問題を解く際の時間配分が重要になるでしょう。

◇選択式問題が増えた
共通テストに変わり、選択肢を選ぶ形式の問題も大幅に増えています。これまでのセンター試験は計算力などを重視していたため、算出した結果をマークシートに記入する形式の問題がほとんどでした。

しかし、共通テストでは、選択肢のなかから適切なものをすべて選択しなければならないような問題が出されるようになっています。単純な選択問題ではないので、これまでよりもしっかりと知識を身に付ける必要があるでしょう。

◇問題文の文章量が増えた
センター試験と比べると、共通テストでは問題文の文章量が4割以上増加しています。

先ほど説明したように、解答時間が10分増えたといってもその分、文章量が増えているため、時間的余裕ができるわけではありません。

共通テストでより高得点をねらうためには、とにかくスピード感をもって問題文を読み進め、効率良く解答する必要があるでしょう。

◇読解力・思考力が必要な問題が中心になった
例外の年度もありますが、センター試験では基本的に例年どおりの問題が中心となっていました。そのため、過去問や演習問題を解いていれば、それなりに良い点数を取ることができたのです。

しかし、共通テストでは題材が多様化したり会話形式の問題文が増えたりと、読解力や思考力を求められる問題が多く見られるようになりました。そのため、センター試験のように問題文に沿って式を計算し解答するのではなく、文章を読み解いて「何をどのように求めるのか」を自分で導き出すことが必要です。

共通テスト数学ⅠAで高得点を狙うには

共通テストでは、計算力だけではなく理解力や論理能力なども問われており、これまでどおりのパターン学習では通用しなくなっています。

そのため、数学ⅠAで高得点を狙うには、公式や定理などの基礎を身に付けることが重要だといえるでしょう。できれば、夏休み前までには基礎を身に付けて、苦手分野もつぶしておくことをおすすめします。

基礎を身に付けたら、共通テストの出題形式に慣れるために、参考書などを使ってマーク式問題を解いていきます。夏休みが終えてからは、より発展的な問題に取り組んで、応用力を鍛えていきましょう。

なお、共通テストでは数学ⅠAに限らず、どの科目においても読解力が重視されています。数学の学習で鍛えた読解力・思考力は、現代文・英語などの他の科目でも活かせるでしょう。

共通テスト数学ⅠAに備えた試験勉強をしよう!

センター試験から共通テストになり、出題の内容が大きく変わりました。出題内容から試験時間まで変化があったため、従来のセンター試験対策では十分なカバーができないでしょう。

何より注意すべきは、大量の問題文を読み、素早く問題の内容をつかむ必要があることです。この対策のためには、とにかく基礎力を身に付けることが必要だといえます。基礎を身に付けたら、マーク式問題への慣らしと応用問題に取り組む形で学習を進めてみてください。

共通テストに合わせた学習を行ない、本番に良い結果を残せるようにしましょう。


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