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大学受験の志望校の決め方とは?チェック項目と最終決定の流れも紹介

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受験生にとって、志望校の決定は勉強の成果を左右する大切なプロセスです。特に大学は非常に数が多く、難易度も特徴も大きく異なるため、しっかりと比較して自分に合った志望校を選ぶことが重要です。

しかし、さまざまな選択肢があるからこそ、志望校選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、大学受験を控えている方に向けて、自分にぴったりな志望校の決め方について解説します。

大学受験で志望校の決め方が重要である理由

大学受験に向けて勉強をスタートするときは、何よりも先に志望校を決めることが大切です。まずは、志望校の決め方が重要な理由を2つ紹介します。

◇勉強すべき教科やレベルがわかるから

志望校をある程度絞ってから勉強を始めると、力を入れるべき教科や必要な学力のレベルが把握できます。そもそも、大学によって受験に必要な教科や知識のレベルは大きく異なるため、効率良く勉強を進めるためにも、志望校選びは非常に重要です。

「とりあえず全教科頑張っておこうかな」「全部完璧になるまで頑張る!」と意気込む方も少なくありませんが、やみくもに勉強を始めても効率的ではなく、成果が出にくくなってしまいます。

勉強の成果を最大化するためにも、志望校を決めてから勉強に取りかかるのがおすすめです。

◇モチベーションが高まるから

勉強に限った話ではありませんが、ゴールが明確でないまま努力し続けることは難しいものです。

例えば、「数学の勉強を頑張ろう」ではなく「次回の模試では、数学で70点取れるように苦手分野に力を入れよう」と思って取り組んだほうが、モチベーションが高まり、やるべきことが明確になります。

同様に、具体的な志望校が決まれば「いつまでに、何を、どこまでやれば良いか」が大まかに把握できます。合格までの道標ができるため、モチベーションが高まってより勉強に注力できるようになるでしょう。

【大学受験】志望校を決める際に重要なチェック項目

「自分に合った大学の見つけ方がわからない」「どのような大学があるか知らない」などと、なかなか志望校を決められない方も少なくありません。

ここからは、志望する大学を決めるうえでチェックしたい項目を5つ紹介します。

◇志望校の決め方(1)国立大学か私立大学か

国立と私立では受験教科が大きく異なるため、まずはここから決めましょう。学費も違うため、「学費を抑えたいなら国立」「学費に余裕があるなら私立」と家庭の状況に合わせて選ぶことも大切です。

大学によって異なりますが、国立は比較的落ち着いた雰囲気で、研究設備が充実している傾向にあります。対して、私立はそれぞれの個性が強く、各校独自の強みがあり、キャンパスがおしゃれな傾向にあります。

理想の環境やキャンパスライフを想像しながら比較してみると、自分に合った大学が探しやすくなるでしょう。

◇志望校の決め方(2)学びたい学部や学科がある大学か

大学によって設置されている学部・学科は異なるため、希望する学問を学べるかも確認する必要があります。ホームページやパンフレットを活用し、カリキュラムの詳細までしっかりと目を通してみましょう。

とはいえ、学びたい学問がまだはっきりしていない方も多いかもしれません。はじめは難しく考えすぎず、今興味がある分野やざっくりとした将来の夢を踏まえ、どのような学部があるのか比較するだけでも大丈夫です。

◇志望校の決め方(3)自分に合った難易度の大学か

自分に合った難易度の大学かどうかも、チェックしておきたいポイントです。努力次第では難度の高い大学に合格することも夢ではありませんが、大学の価値は決して偏差値の高さだけではありません。

上位大学は、講師や研究施設が充実している傾向にあります。しかし、偏差値が高いからという理由だけで大学を選ぶと、入学後に学ぶことへのモチベーションを維持できなくなるおそれがあります。

自分が目指せる範囲で、なおかつ学びたい学問に対応した大学を選ぶことが何よりも大切です。

◇志望校の決め方(4)立地や学費が希望通りの大学か

大学へ毎日通うことを考えると、立地も重要です。下宿や一人暮らしも視野に入れて遠くの大学へ行くのか、実家から通いやすい大学にするのかによって、目指せる大学の範囲が変わってきます。家庭の事情もあるので、家族と話し合ってしっかりと検討しておきましょう。

また、無理のない範囲に収まる学費の学校を選ぶことも重要です。例えば、国立大学のなかでも、学校や学部によって学費は変わります。場合によっては奨学金も視野に入れつつ、希望に合う大学を探してみましょう。

◇志望校の決め方(5)その他のこだわり条件を満たす大学か

ここまで紹介した基本の項目以外にも、「これだけは譲れない!」というこだわりポイントを満たしているかも、確認しておきたいものです。

「就職支援が充実している」「希望するサークルや部活がある」「キャンパスの雰囲気が気に入っている」など、人によってこだわりポイントは異なります。充実した大学生活のために、プラスアルファの面もしっかりと比較しておきましょう。

大学受験で志望校を最終決定するステップ

受験勉強をスタートする前に志望校を決めることは大切ですが、当初の志望校が受験本番までずっと変わらない、というケースはまれです。なぜなら、勉強しているうちに目指せる難易度や希望する学部などは変化することが多く、その都度目標を修正する必要があるためです。

志望校を決めるときは、以下のステップを参考にしてみてください。

●大まかな志望校の決定:高校2年生の夏休みまで
●具体的な志望校:高校3年生の春~夏まで
●最終的な志望校:高校3年生の共通テスト後

まずは、資料請求やオープンキャンパスで大学を知り、「安全圏」「実力相応」「チャレンジ」の3段階に分けて志望校を決めましょう。そこから、志望校の設定を微調整しつつ勉強計画を立てます。

学力は、最後の最後まで伸び続けます。共通テストが終わるまでは難易度を無理に下げず、粘って勉強することを意識してみてください。

大学受験では、志望校の決め方にも注意して

目標を明確にしたり、受験勉強のモチベーションを維持したりするためにも、志望校を決めることはとても大切です。大学の価値は難易度だけではないため、興味がある学問や理想のキャンパスライフを想像しながら、自分らしく学べる大学を見つけてみてください。

志望校を決める際に重要視すべきポイントは学生によって異なりますが、今回紹介したポイントを意識して情報を整理すると、絞り込みやすくなります。

自分にぴったりな志望校を決めて、さっそく受験勉強に取りかかりましょう。


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