身につけておきたいスキルとは?小論文の書き方と構成を覚えよう!
受験の際に出題される傾向にある小論文ですが、書くのが苦手という方もいるのではないでしょうか。小論文を書いたことがない方にとっては小論文について根本的に理解できていない方もいるかと思います。
今回は小論文とは何なのかを説明するとともに、書き方や構成について解説していきます。
また、小論文を書く上で身につけておきたいスキルや注意点についても説明していきますので、これから受験を控えている方はぜひ参考にしてください。
小論文とは?作文の違いについて
小論文という言葉は聞いたことがあるけれど、作文との違いがよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
小論文は大学の一般入試やAO入試、また、就活の採用試験などで出題される試験内容の1つです。まずは小論文と作文の違いについて理解しておきましょう。
小論文とは説明的文章であり、与えられた課題について自分の意見を述べて、その意見の根拠や理由を文章で示すことを言います。つまり、「私は〜と考える」と意見を述べて「なぜなら〜であるからだ」と理由や根拠を文章で説明をすることです。
一方、作文とは自分の「体験」や「感想」について書かれた文章のことを言います。
日常で自分が体験した出来事に対して自分で感じたことを述べたような文章です。
小論文の書き方・構成について
それでは実際に小論文はどのように書いていけば良いのでしょうか?ここでは小論文の書き方・構成について説明をしていきます。
小論文の書き方は主に「序論」「本論」「結論」の3つの構成で書く必要があります。
・序論
序論とはお題に対してこれから論じていく内容の前置きのような役割があります。
小論文においてはまず、この序論でお題に対する自分の意見を述べていきます。
また、序論の段階で結論を先に述べておくことを、おすすめします。序論の段階で結論を述べておくことで読む側はスムーズに本論に入ることができます。
・本論
本論は文章内で最も文章の具体性が必要になる部分です。
序論で述べた意見に対して、その根拠や理由を具体的に述べていく必要があります。根拠や理由を述べることによって読む側に自分の意見を納得してもらうことができます。
・結論br />
結論とはお題に対して述べた意見とその理由や根拠をまとめるための締めとなる部分です。
つまり、文章全体のまとめとして全体を通した自分の意見を述べる必要があります。
小論文を書く上で身につけたいスキルと注意点とは?
小論文を書くことが苦手な方にとっては、文章の構成を理解できても書くことが難しいと感じる方もいるかもしれません。そういう方は小論文を書くスキルを身につけることで克服できることがあると思います。ここでは小論文を書く上で身に付けておきたいスキルや注意点をご紹介します。
小論文を上手に書く上では3つのスキルを身につけるようにしましょう。
それぞれ3つのスキルは以下となります。
・読解力
まず1つ目は読解力です。小論文のお題に対して読解するスキルが必要になります。
お題を読みとるときには主観的にならずに客観的に読み取ることが重要です。また、その背景にあるものも読みとり、これからどのように論じていくのかを考える必要があります。
・説得力
2つ目は説得力です。これは小論文の構成と直結する部分ではありますが、意見だけを述べていては
読む側を説得させることはできません。序論、本論、結論という構成の中で自分の意見に対する根拠や理由を明確にして、説得力のある文章を書く必要があります。
・表現力
最後の3つ目は表現力です。いくら自分の中でお題に対する意見とそれに対する理由や根拠が明確でも、それを文章として表現しなければ読んでいる側には伝わりません。読む側にわかりやすい表現で文章を書くように心がけましょう。
・小論文を書く時の注意点
小論文を書くときには文体に注意して書きましょう。
小論文の文体は語尾を「〜だ。」や「〜である。」で統一するようにしましょう。「〜です。」や「〜ます。」など、ですます調は使用しないように注意しましょう。
書き方や構成の練習を重ねて小論文のスキルを磨こう
ここでは小論文を上達するための練習方法をご紹介します。
・文章全体を要約する
現代文の入試の過去問などに使われている文章を要約してみましょう。
要約は練習すれば上達するのでその文章の主張している部分や根拠・理由などの重要なポイントを理解できるようになるでしょう。
・文章の構成を意識して意見・根拠を述べる
文章の構成を意識して小論文を書くことによって読む側に伝わりやすくなります。
また、要約の練習を重ねて重要なポイントが理解できるようになっていれば、自分の意見や根拠の重要なポイントも述べやすくなると言えるでしょう。
小論文はただ何も考えずに練習するだけでは、上達できません。
小論文が得意な科目となれるように、上達するためのポイントや注意点に気をつけながら練習してみてください。
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