時間より量と密度!勉強量が絶対的に足りない人が今すぐ行うべき対策とは?
皆さんは今の勉強量に満足していますか?
「はい」と答えられない方も申し訳なく思う必要はありませんよ。
「いいえ」と答える方が多いでしょうし、そう思える今が勉強量を増やすチャンスだからです。
もちろん勉強時間を増やせば勉強量も増えるかもしれませんが、時間にも体力にも限りがあります。
そんなときは勉強の効率を上げて密度の濃い勉強をしましょう!
だらだら勉強のデメリット
長い勉強時間があれば、それなりにたくさん勉強はできます。
しかし、人間の集中力にはタイムリミットがあるので、ただ長時間机に向かうだけでは「だらだら勉強」になりがちです。
長時間勉強の体裁はいいですが、デメリットがあることも認識しましょう。
①勉強時間だけで自己満足してしまう
これが一番の弊害です。危機感を持てないまま模試を受けると痛い目をみることがあります。
②時間に対して量が少ない
勉強量があまり増えなければ時間がもったいないですね。
③効率が落ちて疲労感だけがたまる
10分で終わることに1時間もかけていると、それだけ長い間机に向かうことになりますし、疲ればかりが蓄積されてしまいます。
④休憩下手になる
だらだら勉強の癖がつくと、休憩がなかなかとれません。本番の受験も15分程度で休憩して頭を切り替えないといけないので休憩上手になる必要があります。
⑤集中力低下
だらだら勉強では疲れがたまりやすいので、集中力も低下しがちです。
⑥長続きできない
膨大な時間を勉強に充てたとしても、それを長期間続けるのは難しいことです。
時間を短く区切る
集中力を高め、勉強の密度を高める一つの方法は、一つの時間の区切りを短くすることです。
短時間集中→短時間休憩 を繰り返すことで、勉強中のダレを防ぎます。
キッチンタイマーのカウントダウン機能を使うとより緊張感が出て効果的ですよ。
①15分~30分単位でやることを決める
大問一つ、問題集の一項目など「この時間でここまで終わらせる」という目標を決めましょう。初めは早く終わったり、終わらなかったりするかもしれませんが、だんだん時間感覚をつかむことができるようになっていきます。
②休憩時間の過ごし方をある程度決めておく
30分しっかり集中したら、5分ほど休憩しましょう。お茶を飲む、軽いストレッチなど緊張をほぐすことで、次の時間の集中力を培うことができます。
解ける問題は繰り返さない
解ける問題と解けない問題を分別し、解ける問題を繰り返さないようにすることで効率を上げることができます。
①◎○△×マークの活用
問題集に書き込む場合は、日付と一緒にどれだけできたかをメモしておきましょう。
◎:反射的に解ける
〇:時間を掛ければ解ける
△:方針はあってたが間違えた
×:解けなかった
復習するときには○~×問題を、勉強のウォーミングアップには◎問題に取り組みます。
難しい応用問題は○レベルまででもいいのですが、計算問題や単語問題は「反射的に解ける」レベルまで完成させることが重要です。
難しい問題を解くときには計算や単語に手間取っていては内容が頭に入らなくなってしまうからです。
②暗記カードの分別
問題をカードに貼っていたり、単語カードがある場合は、◎~×を書き込まずに、それぞれの箱を作っておいてそこに放り込むだけでOKです。
箱はテッシュ箱でも、100円均一のケースでも構いません。それぞれに「◎」「○」「△」「×」と書いて保管できるようにしておきましょう。
ノートをそのまま暗記ノートに活用できるようにする
ノートをテスト前に作り直していては時間がもったいないです。暗記科目のノートは初めから暗記ノートとして使えるようにしましょう。
・赤シートでキーワードが消えるノートを最初から作る
ペンにも依りますが、水性のオレンジ~ピンクのペンで書いた文字は、赤シートで消すことができます。ノートを取る時点でキーワードはピンクペンで書いておいてそのまま暗記ノートとして活用しましょう。
・コピーして大事な部分を黒塗りするだけでもよい
板書が速くて追いつかない、すでにノートを取ってしまった場合は、ノートのコピーをとって大事なところを黒塗りするだけで暗記ノートの完成です。
黒塗り見て頭の中で答えを思い浮かべ、オリジナルのノートで答え合わせをしましょう。
ひとつひとつ別紙に答えを書くのは時間がもったいないですが、漢字やスペルの確認という場合は紙に書いた方がいいですよ。
時にはだらだら勉強が必要な時もある
だらだら勉強には確かにデメリットが多いですが、だらだら勉強が適しているときもあります。
・モチベ―ションが低いとき
・多少効率が落ちても量がほしいとき
・疲れているがどうしても勉強しないといけないとき
こんなときは勉強の効率は度外視して、とにかく取り組むことが大切なので、まずは効率を無視してゆったり勉強を楽しんでください。
まとめ
体力にも時間にも限界がありますが、勉強の効率や密度は工夫と集中力次第でどんどん高めることができます。
ときにはだらだら勉強が必要なこともありますので、気負わずに少しずつ取り組んでみてください。
執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。
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