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夏休みの宿題をためちゃう人のための勉強計画の立て方

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「夏休みの宿題すら最終日までためてしまうのに、受験のような長期戦で計画を立てて勉強することなんてできるんだろうか。」

こう考えてしまう人は少なくありません。そもそも計画を立ててその通りに実行するにはしっかりとした意志も必要になるからです。

とはいえ、やみくもに勉強したり、実行しようのない無茶な計画では、あまりにも非効率的になってしまいます。

無理のない勉強計画で、受験までの長期戦を乗り切りましょう!


どれだけの勉強量が必要なのか見定める

・必要な勉強量は無限ではない
まず、ひとつだけ心に留めて欲しいのは、「合格のために必要な勉強量は無限ではない」ということです。
あなたの今の実力と、志望校に合格できる学力の差を埋めればいいのであって、それ以上はあくまでおまけなのです。

もちろん、志望校の合格ラインより遙か上で合格すると、奨学金をねらえたり、合格後も授業について行きやすいなどのメリットもあります。
しかし、やみくもに勉強しても仕方がないので、まずは明確な目標を定めるためにも、「必要な勉強量は有限である」ことを心に留めてください。

・自分の実力と志望校のレベルを見極める
必要な勉強量を知るためには、自分の実力から志望校の合格ラインまでの差を正しく見極める必要があります。

自分の実力は模試などでも分かりますが、志望校の合格ラインを見定めるためには、その大学の偏差値だけではなく、必ず志望学部の問題を確認してください。

英語を例にすると、「このくらいの文字数の長文を必ず出す」「200語程度の自由英作文が必ず出る」等の傾向があれば、そのための対策も必要となるからです。

具体的な目標を作り、おおざっぱな計画を立てる

必要な勉強量がわかったら、いよいよ勉強計画を立てましょう。先ほどの英語を例にとると、「自由英作文が必ずでる」ことの対策として、「英作文の参考書をまずは一冊マスターする」という目標ができますね。ではこれをどのように毎日の勉強量に置き換えればいいのでしょうか。

「一日に○時間この本に取り組む」という曖昧な計画では、いつまでに終わるか分かりません。
なので、「一週間に2単元進める」といったようにできるだけ具体的に目標を立てましょう。

「一週間に2単元」以上の具体的にたてる必要はありません。
「一週間に2単元ってことは1日に1ページ進めれば終わる」と考えるかもしれませんが、学校では小テストが実施されたり、たまたま疲れて帰ってきてできない日もあるかもしれないからです。細かすぎる計画は必ず守れない日が発生してしまいます。

だから「週の前半にこの辺までいけるといいな」くらいのおおざっぱな計画であとはあれこれ考えずに勉強しましょう。


復習する日や予備日を必ず作る

記憶を定着させるために、何よりも大切なのが「復習」です。
しかし「一週間に2単元進める」というように計画を立てると、復習のことを忘れがちなのです。

また、計画を立てても、立てた計画に対して日数が足りなかったというようなアクシデントも必ず起こります。
そうなると、計画からだんだんずれていき、手に負えなくなったときに投げ出したい気持ちになってしまうはずです。

これらを解消するために、必ず設定して欲しいのが「復習日」や「予備日」です。
電車の中を復習にあてる、日曜日を予備日にあてる、といったように、時間を決めてしまった方が忘れることがありません。


模試などで計画の修正をする

ある程度計画を立てて実践して行くと、一週間の勉強量を下方修正したり、次は何をすればいいのか迷うようなことが起こるかと思います。
あるいは、自分の立てた目標や計画が本当に正しいのか不安になることもあるでしょう。

そんなとき活用して欲しいのが模試です。
模試は勉強の理解度をはかることができると同時に、自分と志望校との「距離」を再確認することができます。

難関大学では、その大学の二次試験問題に即した模試も存在するので、自分の行ってきた対策が有効だったかも調べることができます。

計画が正しいのか、ペース配分が今のままでいいのか不安になることもあるかと思いますが、模試で必要な勉強量を再度見極めて計画を修正すればいいのです。


まとめ

合格に必要な勉強量は無限ではありません。有限であり、きちんとゴールもあるのです。

大切なのは、自分の実力と志望校の合格ラインまでの差を見極めること。勉強計画のすべてはここから始まります。

時間よりも量に即した、具体的な目標を立てて、おおざっぱな計画のもとで勉強を続けていきましょう。
不安になることもあるかもしれませんが、模試で軌道修正することもできるので大丈夫です。

上手に勉強計画を立てることで、着実にレベルアップしていきましょう!

 

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。大好物は、紅茶とあんみつ。


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