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記憶力を上げる6つの方法!学習効果を上げる秘策を全解説

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勉強をしていて、成績アップのために記憶力を上げたいと思う学生は少なくありません。生まれつきの素質だと考えられることが多い記憶力ですが、果たしてあとから上げることはできるのでしょうか。

この記事では、記憶力アップの可否と方法について説明します。成績アップを狙う学生必見の内容であるため、ぜひ実践してみてください。

記憶力を上げる方法はある?

記憶力とは、物事を忘れないようにする力のことです。そもそも、記憶力は上げることが可能なのでしょうか。まずは、その可否について説明します。

◇記憶力を上げることは可能

記憶力には個人差がありますが、実はトレーニングによって高めることが可能です。

脳にある「シナプス」という組織の数や大きさの変化(シナプスの可塑性)を柔軟にすると、脳内で情報が伝わりやすくなって記憶力が高まるといわれています。ほかにも、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質を増やすと、記憶や学習能力が高まるといわれています。

つまり、記憶力は生まれつきの能力ではなく、あとから変えることができる能力ということです。今はあまり記憶力に自信がない学生も、今回紹介する秘策を実践すれば、記憶力を向上させられる可能性は大いにあります。

◇記憶力を上げるには「長期記憶」を意識する

一口に記憶力といっても、3つの種類に分類できることをご存知でしょうか。

●短期記憶:一時的に少量の情報を保持する記憶
●長期記憶:長い期間忘れない記憶
●感覚記憶:五感で感じたうち、必要だと判断されて一時的に保持される記憶

上記のように、それぞれの種類によって情報を保持できる期間が異なります。受験や資格試験に活かすなら、長期記憶が特に大切です。

記憶力を上げる方法6選

この章では記憶力を上げる方法について6つ説明します。

◇記憶力を上げる方法(1)関連付けて記憶する

記憶力をアップしたいなら、複数の情報を関連付けて覚えることがおすすめです。

例えば、思い出の場所に行ったとき、当時の記憶が鮮明に蘇った経験をしたことがある方は多いかもしれません。この現象と同じように、情報は単体で覚えるよりも、景色や出来事と一緒に関連付けて覚えると思い出しやすくなるのです。

「ストーリーを作って覚える(連想結合法)」「語呂合わせや歌で覚える」といったように、複数の要素を関連付けて記憶すると長期記憶を形成しやすくなります。

◇記憶力を上げる方法(2)勉強前に運動する

有酸素運動を行なうと、脳由来神経栄養因子(BDNF)が分泌されて記憶に良い影響をもたらすと考えられています。BDNFは認知機能を向上させてくれるため、記憶力アップが目指せるというわけです。

ただし、あまりにも激しい運動をして疲れると集中力が落ちて逆効果になってしまいます。20分前後のウォーキングなど、リフレッシュ程度の軽い運動をすることがおすすめです。

◇記憶力を上げる方法(3)五感と一緒に覚える

関連付けて記憶するメカニズムと非常に似ていますが、情報を五感と一緒に覚えると、長期記憶として残りやすくなることが知られています。

五感と一緒に情報を身につける方法としては、さまざまなものが考えられるでしょう。例えば、「書きながら声に出す」「きれいな風景を見ながら覚える」「化学式をイラストにしてビジュアル化する」といった方法が挙げられます。

◇記憶力を上げる方法(4)分散学習する

分散学習とは、記憶が薄れてきたタイミングで復習し、定着率の向上を図る方法のことです。1日後、7日後、16日後と一定間隔で繰り返し学ぶことで、記憶の定着率は上げられます。

とはいえ、「◯日にこの内容を復習して、△日はこの内容……」と、自分で分散学習をすることは難しいものです。そのようなときは、復習のタイミングを自動で知らせてくれるスマートフォンアプリの活用がおすすめです。無料で利用できるものも提供されているため、ぜひダウンロードしてみてください。

◇記憶力を上げる方法(5)アウトプットの習慣をつける

積極的にアウトプットすると、記憶は定着しやすくなります。アウトプットは簡単なことで良く、紙に書いたり人に伝えたりするだけでも、学習内容が正確に修正されて長期記憶として定着しやすくなります。

友達と覚えたことを教え合えれば一番良いのですが、それができない場合は、「ノートにまとめる」「SNSやブログで発信する」といったことを習慣づける方法もあります。「アウトプットするから覚えておかなきゃ」と、脳への定着率を上げられます。

◇記憶力を上げる方法(6)生活習慣を改善する

記憶力を上げるためには、十分な睡眠や栄養たっぷりの食事など、生活習慣の改善も非常に効果的です。

質の良い睡眠をとると記憶の整理が行なわれ、定着が促されることで、必要なときに必要な情報を思い出しやすくなります。また、脳に良い栄養素を積極的に摂ることで、脳の働きを活性化して情報伝達を円滑にできるようになります。

なお、脳に良い影響を与える栄養素と食材の一例は、以下のとおりです。

●糖質:主食類、バナナ
●DHA・EPA: 青魚、肉類、卵、チーズ
●ビタミンB1・B12:豚肉、大豆製品
●カルシウム:乳製品、ごま、ひじき

勉強中は、ぜひ上記の食材を積極的に摂取してみてください。

記憶力を上げる方法で勉強を効率化しよう!

生まれつきの素質だと思われやすい記憶力ですが、実はあとからでも上げることが可能です。

今回紹介した方法のうち、まずは自分が取り入れやすいものから試してみましょう。特に生活習慣の改善は、記憶力向上以外に健康の維持にも一役買うためおすすめです。体調が芳しくないと、勉強にも集中できません。

体調を整え、脳を活性化させながら学ぶことで、より効率良く学習に取り組みましょう。


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