センター漢文の対策ポイントやおすすめの勉強法をご紹介
皆さんはセンター試験の漢文対策はバッチリでしょうか?
もし現代文や古文に集中してしまい、漢文が後回しになりおろそかになっているとすれば非常にもったいないです!
センター試験の漢文では頻出単語や勉強方法をチェックすれば、満点も夢ではありません。
今回は漢文のセンター対策勉強方法やポイントをご紹介いたします。
センター漢文の特徴とは
センター試験の漢文は、大部分が基本の範囲内で、単純に漢文を読めるかということを中心に出題されます。そのため対策の勉強では、応用問題に大幅に時間をとる必要がなく、漢文を読むという基礎が重要になります。
漢文を読むには、独特のルールを把握すること、つまり暗記系の勉強が必須です。
逆に言えば、センター漢文は読み方さえきちんと覚えていれば満点がとりやすくなります。
漢文の基礎である100個程度の頻出パターンを覚えてしまえば大体の問題が解けてしまうはずです。センター試験で漢文の配点は50点あるので、満点をとりたいところです。
センター漢文対策のポイント
センター国語では、現代文、古文、漢文全てを80分の時間内に解かなくてはなりません。まずは暗記系の漢文を完璧に解いて、安心してから現代文に入りたいですよね。
現代文・古文にそれぞれ100点・50点の配点があるので、漢文にかけられる時間を逆算すると、長くても15分となります。
漢文の設問は、平均6問です。そのうち約半分は、単語の読み方や書き下しなど、知識だけを問う問題です。
もう半分は、何が書かれているかといった、漢文を読んで理解し、その内容を回答する問題になります。書かれている内容を答えるには、その一文だけを読むのではなく、漢文全体の内容を把握し、どこにヒントが書いてあるか気づく必要があります。
15分以内に漢文を終わらせるコツとして、5分以内に本文を読み終えて全体の内容を把握することです。いきなり漢文から問題が始まる年もありますが、リード文や注釈が現代文で書かれている場合は初めに漏れがないように読むことで、素早く内容をつかむことができます。
センター漢文対策勉強をするなら、過去問や演習問題で10分以内に解く練習をしていくと良いでしょう。
いずれの問題も正しく漢文が読めるかがポイントになりますので、センター漢文は読み方を覚えることがクリアする条件になります。
おすすめの勉強法
それでは具体的にどうすれば漢文が読めるようになるでしょうか。
スポーツや仕事など、初めて何かをする時、まずはそのルールから覚えますよね。センター対策で漢文の勉強を始める時も、最初に漢文を読むルールから覚えていきます。
返り点
漢文は、上から下に読んでいくのみではなく、返り点のルールに従って適宜、上に戻りながら読んでいきます。
例:レ点
下の漢字とそれに付く送り仮名を先に読んでから、前の漢字に戻って読みます。
そのほか、一二三点・上中下点・甲乙丙点と、返り点の種類は4種類なので、参考書の問題をいくつか解くうちに、全て覚えることができるはずです。
句形
漢文を読む順序を把握したら、次に決まった句形を記憶していきます。
・否定形
〜できない。〜ではない。〜がない。〜するな。といった否定を表す句形があります。
例:不能~(~するあたわず)・・・〜する能力がない。不俱~(ともには~せず)・・・両方とも~とは限らない。など
・使役形
誰かに何かをさせることを表します。例:使~(〜せしむ)・・・〜させる。など
そのほか、疑問形・反語形・願望形・推量系などの決まった句形があります。
たくさんあるのですが、問題を解きながら一つ一つ地道に覚えていきましよう。形さえ暗記してしまえばセンターの漢文はグッと解きやすくなります。満点まであと一歩です!
単語
仕上げに単語を暗記していきます。
・再読文字
1つの漢字で読みとしては2度読む単語があります。
例:未(いまだ〜ず)・・・まだ〜しない。須(すべからく〜べし)・・・必ず〜しなくてはならない。など
2度の読みで、副詞と助動詞(または動詞)的意味を持ちます。
・同じ漢字で意味がたくさんある単語
例:「而」しこうして・・・そうして。しかるに・・・それなのに。すなはち・・・ではあるがそれは。など
・読みは同じだが、漢字も意味も違う単語
例:「すなはち」即・・・すぐに。則・・・〜ではあるがそれは。乃・・・そこで。ようやく。 など
そのほかにも、反語の時だけ読みが変わる単語などがあります。そこまで多くはありませんので、必ず全て暗記してセンターに挑みましょう。
単語の読み方は毎年出題されるセンター試験の頻出問題です。参考書などで漢文独特の読みをする単語を覚えましょう。
ポイントを押さえて漢文マスターになろう!
センターの漢文は読めるようになることが大切です。 できるだけ暗記して漢文が読めるようになりましょう。
普段日本語で見ない漢字や、日本語とは意味が違うような単語はセンター試験頻出になりやすいので、必ず暗記してしまいましょう。
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