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ベストセラー参考書「チャート式数学」をどう使うかが受験勉強の鍵を握る!

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高校数学や大学入試対策向けのもっとも有名な参考書のひとつが「チャート式数学」です。チャート式数学には、さまざまな種類やレベルが用意されており、上手に活用することで、効果的な受験勉強が可能になります。
そこで、今回は「チャート式数学」の種類や効果的な利用法についてご紹介します。

チャート式数学の種類とレベル

チャート式数学の特徴は、難易度に合わせたレベル分けがされている点です。数学I~Ⅲ、 A、B、Cの種類ごとに4段階でレベル分けされており、自分に合ったレベルのものを利用することで効果的な勉強が可能となります。
ここで、4つのレベルについて見ていきましょう。

◇白チャート
白チャートは初歩的な例題や問題が多く載っています。
難易度は教科書の内容よりもやさしく設定されているので、数学が苦手な人はまずこれで基礎固めをしましょう。ただし、数学Bの白チャートは発売されていないので注意が必要です。

◇黄チャート
黄チャートは教科書として利用する学校も多く、基礎から応用までの一般的な内容を取り扱っています。重要例題という例題が設定されていますが、実践的で評判のよい問題が多く取り上げられています。

◇青チャート
青チャートは、黄チャートより応用問題が多く掲載されている参考書です。
難関大学を目指す人にもおすすめで、目標とすべきレベルの問題が多く掲載されているので、青チャートで手応えを掴んでおくとよいでしょう。

◇赤チャート
最後に赤チャートですが、こちらはさらに応用問題が多く、大学入試でいうと難関大医学部や東大、京大を目指す人向けといえるでしょう。

このように難易度によって4段階のレベル分けがされています。自分の今の学力や目標とする難易度をしっかりとおさえて取り組むことで、チャート式数学を効果的に活用することができます。

チャート式数学のメリット・デメリット

さきほど紹介したように、チャート式数学は4種類のレベル分けがされています。
ここでは、チャート式数学のレベル別でメリットとデメリットについてご紹介していきます。

◇白チャート
白チャートは、数学の基礎を固める目的で作られているため、数学が苦手な人が導入として使うことができます。一方で、授業の数学についていける基礎力がすでに備わっている人には、手応えがなく感じられるでしょう。

◇黄チャート
黄チャートは基礎的な練習問題に加え、実践的な応用問題が載っています。
一般に教科書で扱われるような例題が多く取り上げられているため、授業についていける人、文系の人に適当な難易度でしょう。しかし、理系の人や難関大志望の人には物足りないレベルだといえます。

◇青チャート
青チャートは応用問題が多く掲載されており、内容は大学入試の問題程度といわれています。理系の人や、基礎力が備わっている人に適切な内容といえます。しかし基礎力が足りない人にはわかりづらいでしょう。

◇赤チャート
赤チャートは、応用問題のなかでも難易度がかなり高い問題が載っています。 最難関大を目指すような人は、赤チャートを用いることで数学的思考力を鍛えることができます。しかし、そうでない人にとっては難しすぎる問題が多いでしょう。

このように、チャート式数学はレベルごとに例題や問題が設定されています。買う前によく内容を確認し、自分に合ったレベルから取り組むことで、より効果的な受験勉強が可能になります。

チャート式数学の使い方

最後に、チャート式数学の効果的な利用方法について、レベル別に解説していきます。

◇白チャート
白チャートは基礎基本を固める内容になっていますので、解いた問題の解法をしっかり確認しましょう。白チャートの内容は解法を知っていれば解けるので、わからないところは都度確認し、一度解いた問題を間違わないようすることが大切です。
教科書とあわせて活用すると、より効果的でしょう。

◇黄チャート
黄チャートは、基礎から応用にかけての問題を取り扱っていますので、わからない問題が出てきたときには、基本例題を繰り返し解き、解法パターンを頭に叩き込みましょう。
理解が進んできたら、重要例題や補充例題にも取り組み、徐々にレベルアップさせていくことがポイントです。

◇青チャート
青チャートは、応用問題が中心に掲載されています。青チャート内に掲載されている指針のコーナーでは、解法のポイントや解法の方針をどう立てるか、詳細な解説が載っているので参考にしましょう。

基本例題で解法パターンを身につけたら、重要例題や補充例題など実践的な問題に取り組むと効果的です。

◇赤チャート
赤チャートは、最難関の応用問題が掲載されていますので、問題の重点や急所を見定め、解法の方針を立てていくことがポイントです。わからないときには、青・黄チャートの内容にもどって確認すると、より理解度を深めることができます。
例題もレベルによってわかれているので、基礎的な内容からしっかりと身につけていきましょう。

チャート式数学を上手に利用して効率よく勉強しよう

ここまで高校数学、大学入試対策の参考書「チャート式数学」についてご紹介してきました。

「チャート式数学」はもっとも有名な参考書のひとつで、正しく活用すれば受験勉強をより効果的におこなうことができます。今回ご紹介した利用例などを参考に、数学の勉強に取り組んでみてください。


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