• TOP
  • >
  • 勉強計画
  • >
  • 時間で区切る?タスクで区切る?こんなとき勉強はどう進めたらいい?

時間で区切る?タスクで区切る?こんなとき勉強はどう進めたらいい?

「時間で区切る?タスクで区切る?こんなとき勉強はどう進めたらいい?」サムネイル画像


「勉強をしなきゃ」という焦りや義務感があっても、いざ始めようとすると、「教科書はどれくらい役に立つ?」「参考書はどうやってえらべばいい?」「ノートの取り方は?」「時間はどう区切ればいい?」とわからないことだらけになってしまいますよね。

とくに時間に関してはなれないうちはついつい時計が気になってしまったりもします。
今回は勉強での時間の使い方について、シチュエーション別に紹介していきます。

 

やる気が出ない・勉強の習慣がないとき

  →まずは15分間のタイマーをかけよう
勉強は「そろそろやらないとなあ…」と思っているうちは、なかなか始められませんよね。
それは誰にでも起こり得ることで、脳科学的にも人間はやる前が一番やる気が出にくく、たいていは初めてからやる気がみなぎってくるそうです。
そんなときは、「時間で区切る」のがおすすめ!

スマホのタイマーでもでも、キッチンタイマーでもいいので、「15分間」をセットしてとにかく机の前に座ってみましょう。

勉強を始めるときはいきなり解いたことないような問題や難しすぎる問題はNG!

・ノートを見返して暗記してみる
・学校で解いた問題を解き直してみる
・昨日解いた問題を解き解き直してみる
といったような復習や

・英単語の暗記
・古文単語の暗記
・数学の計算問題
・歴史ワークノートの暗記
のような暗記など「運動前の準備運動」のようなものを選びましょう。

とにかく15分間は机に向かい、5分以内には手探りでも思いつきでもいいの何かしらの勉強を始めるようにしましょう。
この15分間が習慣化すれば勉強もスムーズに始められるようになりますよ。

 

勉強の計画を立てたい

  →まずはかかる時間を概算しよう
例えば「模試までにこの参考書をマスターしたい!」という目標を立てたとします。模試も国数英理社と5科目以上受けるでしょうから、おそらく参考書も一冊ではありませんよね。
しかしページ数のみを見て、「1ヶ月で150ページあるから一日5ページ進めよう」と決めるのは危険です。参考書によっては1日1ページが精一杯のものもあれば、1日20ページくらい進められるものもあるからです。

こんなときはまず2、3日ほど、予定度外視でその問題集に取り組んでみましょう。
時間をしっかりとって、どれくらい頑張って取り組むと、どれだけ進められるものなのかという感覚をつかんでおくのです。
取り組むときにはストップウォッチやスマートフォンのタイマーなどで時間を計ることを忘れないでくださいね。
その参考書を進めるにはどれだけの時間と労力が必要かを把握して、それから勉強計画を立てましょう。

 

具体的で明確な目標と計画ができたとき

  →タスクで管理しよう
マスターしたい参考書があって、一日に進められる量が把握できたら、勉強の計画を立てましょう。

計画を立てるときのコツ
・科目偏りに注意
好きな科目はついはかどってしまうもの。得意な科目をのばすのもいいですが、苦手科目の方が点数ののびしろはあるので苦手科目の予定を重視しましょう。
・予備日をつくる 
少なくとも週1日は予定のない日を作って、復習や遅れを取り戻す日にしましょう。
・国数英のブランクは作らない
国数英の暗記、計算などの基礎勉強の時間は毎日とりましょう。とくに数学と英語は1日でも空いてしまうと勘が鈍り、ブランクが響きやすい科目です。

タスクはスマホなどのタスク管理アプリや手帳をうまく活用しましょう。
アプリの場合は頑張った量が目に見える形になるものがおすすめです。

 

勉強の調子が悪い、マンネリ化してきた、スランプ気味

  →15分間計ってなんとか乗り越えよう
計画も順調にこなし、勉強の調子が出てきたときは最初の15分間もおっくうになってくるかもしれませんが、勉強をスムーズに始める準備運動として最初の15分間の基礎勉強は続けることをおすすめします。

勉強の調子が乗ってきてブレイクスルーを目前としたとき、
・やる気が出ない
・いつも解ける問題が解けない
・マンネリ化してしまった
と、いったようなスランプに陥ってしまうことがあるからです。

スランプになってしまうと勉強をやめてしまったり、逆に焦って違う参考書に手を出してしまったりしがちです。
しかしそんなときこそ、15分間は座り続ける、何かを復習する、計算や暗記など比較的楽な勉強をする、という基礎を続けてじっとしのぐべきです。

頑張っていて迎えたスランプは成績が上がったり、何かをさとる前兆。
焦らずぐっとこらえましょう。

 

シチュエーションや自分にあった進め方を採用しよう!

たとえば机に1時間座っていたとしても、ぼーっとしていたかもしれませんし、とても充実していたのかもしれません。
たとえば問題集を30ページ進んだとしても、別の教科の勉強時間を犠牲にした成果なのかもしれません。

勉強をする上で、「時間で区切るか」と「タスクで区切るか」はどちらともメリット・デメリットがあります。

今回はいくつかの例をあげましたが、シチュエーションにあわせて、自分にあったやり方を使っていきましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


関連記事

人気記事一覧

最新記事一覧

カテゴリー

月別アーカイブ