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ピンチ!3年の9月から受験勉強を始めても間に合わない?

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夏休みを満喫した!
バイトざんまい!
部活をやりきった!
そんなみなさんも9月になるといよいよ受験生活の佳境に入ります。

しかし、夏まで別のことを頑張っていた方にとってはいざ9月に受験勉強を始めようとしても何をすればいいかわからなくなりますよね。
9月からの限られた時間をどう受験に活かすか、ここが現役合格のための勝負どころです。

現役生は9月からの勉強でもしっかり頑張れば冬あたりに成績がぐんと伸びるときがきます。
ここで受験生としての体勢を整えましょう!

 

部活を頑張った人は体力も集中力もある

ずっと部活や習い事をやっていたから受験は間に合わないかも……とあきらめる必要はありません。
8月まで何かに一生懸命打ち込んでいた人は、体力や集中力は十分に培われているので、やり方さえわかれば勉強にもしっかり打ち込めるようになります。

勉強は才能だと思っている人がいるかも知れませんが、成績アップに必要なのは才能よりも勉強効率を上げる集中力、勉強時間をのばせる体力、そしてガス欠を起こさずに頑張るための自己管理能力です。
これらの能力は確かに勉強でものばせますが、ほかの部活や習い事でも身につけることは出来るはずです。
意外かもしれませんが数学や英語など手を動かす科目は、集中力が切れるよりも先に腕の疲れや肩こりがきて休憩が必要になることも多いのです。

 

部活は不利にならない!

勉強には才能が必要だと思いこんでいませんか?
答えは「NO」です。
あるとすれば努力する才能や自己管理の才能などでしょう。
想像力や創造性が必要で誰も答えを知らない問題を解くこともある大学の勉強や研究ならともかく、高校の勉強は必ず答えが決まっており、型にはめれば答えが出るようになっているのでたいした才能は必要としません。

もしもいままでの趣味や部活にしっかりと打ち込んでいて集中力や気合いなら十分にあるぞ!という人であればその腕力で周りの人の成績を追い越すことも十分に可能なのです。
「ここまで頑張っていたものがある」人はどうかそれが受験で不利だとは思わないでくださいね。

 

合格のために何が必要か逆算しよう

夏に学校や校外で受けた模試はありますか?
それを引っ張り出しましょう。
センター試験や二次試験の過去問はありますか?
すぐに解いてみましょう。
まずはそこからです。
その結果から合格のために何が必要か、そして
限られた時間でできることを逆算して分析するのです。

以下のようなことを分析してみましょう。

・得意科目は何か
・得意科目の中でも伸ばせそうな弱点はあるか
・苦手科目は何か
・すぐ克服できそうな部分はあるか(単元、計算速度、語彙数など)
・志望校や得意科目からセンターの選択科目はどれがよさそうか
・合格点までどれだけ足りないか?
・どの大問がどれだけ解けていれば合格点に届きそうか
・問題が解けなかった原因は何か?(計算方法がわからない、単語がわからない、基礎問題が解けない、応用力がないなど)
・志望校の二次試験特有の問題形式はないか
・出題されやすい単元などの傾向はあるか

現時点では、模試の出来は悪くても構いません。
過去問も解けなくても構いません。
むしろ解説をしっかり読んでこれらの分析に活かし、自分のするべきことを書き出すのです。
そして試験日から逆算して勉強の計画を立てましょう。

 

睡眠時間は減らさないこと

周りに遅れているからとにかく勉強をしないと!と焦るとついついやってしまうのが「睡眠時間の短縮」です。
頭を使う勉強では睡眠不足は大の天敵です。

睡眠不足ですと
・勉強時間を確保してもぼーっとしてしまう
・解ける問題が解けない
・解説を読んでもわからない
などの問題が生じます。

難関大合格者の9月頃の平均睡眠時間も6時間以上が約半数を占めているくらいです。
睡眠時間を削ろうと思ったらどこか別の時間を削れないか、勉強の効率を上げられないかを確かめてくださいね。

 

わからないことはどんどん友達や先輩、先生に聞こう!

やることが決まっても、いざ勉強をはじめるとわからないことがどんどん出てくると思います。
「いまさらこんなこと聞いたら恥ずかしい」とは思わないでください。
先生はそんな生徒を毎年見ているかも知れませんし、やる気がある子は歓迎してくれます。
もし友達に笑われても、次は自分の得意科目を友達に教えればいいですし、人に教えることは思わぬ弱点の発見にもつながりますので友達のためにもなるのです。
なによりも、試験本番までの時間は有限です。
一人でだらだら悩む時間は無駄になってしまいますのでどんどん周りの人に頼りましょう。

二次試験の傾向などに関する質問であれば毎年入試対策している先生や、志望大学に入学した先輩などの情報が心強いですよ。

 

まとめ

「8月まで何かを頑張っていた」という事実は受験で不利にはなりません。
頑張っていたこと特有のアドバンテージも多いのです。
過去問や模試を活かしてするべきことの分析を行い、わからないことはどんどん周りの人に聞きましょう。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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