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受験勉強が楽勝になる!勉強方法のノウハウ集中講座

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「勉強ができない」「どうやって勉強していいかわからない」という悩み。
勉強方法についての悩みは、学生の多くが1度は経験する、ありふれていながらもけっこう深刻な悩みです。

「勉強しなくちゃ」と思っているのにはかどらない、勉強する時間は少なくないのに成績が上がらない、誘惑に負けてしまって計画通りに勉強できないなど、勉強方法について悩んでいる人の中にも、色々なタイプがあります。

より道やまわり道が人生において良い経験となることもありますが、時間に限りのある受験勉強ではまわり道をしている暇はありません。
スピードを上げて効率良く合格までの最短メニューをこなすために、勉強方法で悩みを抱える学生の傾向と対策や、共通して使える勉強ノウハウなどをご紹介していきます。

「勉強ができない」3つの理由

自分に合った勉強法を見つけるためには、まず自分が勉強できない理由を正確に理解しておくことが必要です。
何が原因で勉強がうまくいかないのか、いつもどこでつまずいているのか、勉強が思うように進まない悩みについて大きく3つに分けてみました。

それぞれの傾向のうち、自分がどれにあてはまるか(すべて、という人もいるかもしれませんが)みていきましょう。

■理由1:「勉強しているのに成果が出ない」

しっかりと勉強しているつもりなのに努力があまり報われていない、勉強に割く時間は多いのに成績に反映されない、授業中もしっかりとノートを取り、参考書やドリルなど計画通りにこなしていても伸びているという実感や手応えを感じにくい、というタイプもあります。

真面目で几帳面な性格で、参考書や単語帳は初めのページから順番に解く、1度立てた計画にこだわり、臨機応変に修正や変更ができないことが多く、理解して解いたつもりの問題も、もう1度やってみるとできなかったり、応用問題や引っかけ問題に弱い、という特徴もあります。

■理由2:「集中力が続かない」

勉強しようと教科書やテキストを開いても、しばらくするとテレビやスマホが気になり始める、家族の会話や車の音などに敏感に反応してしまう、長時間勉強ができず、気が散りやすいといった理由で勉強が苦手になる人もいます。

落ち着きがなく、あちこちに意識が向きがちで「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」と思い出す割には実行が伴わなかったり、詰めが甘くしっかりと落とし込む復習や見直しも苦手だったりします。

テスト中も集中力を持続できずに、途中で諦めてしまうこともあります。

■理由3:「勉強に対して意識を高く持てない」

勉強しなければならないことはわかっているのに、机に座ってテキストを開くまでに時間がかかってしまったり、「どうせ自分は頭が悪いから」「勉強しても覚えられないし」といった考えが出てきて、勉強に対してネガティブになってしまったりするタイプは、自分に自信がなく、勉強に対しても意識を高く持てないことが勉強の妨げになります。

自分の得意な教科は熱心に勉強できるが苦手な科目は投げてしまう、テストや試験ぎりぎりにならないと勉強する気が起きない、といった悩みもあります。
定期テストを一夜漬けで乗り切ることが多いのもこのタイプです。

いかがでしょうか。

「これは自分のことかも」「当てはまることがあり過ぎる」と思った人は、この先を読み進めて自分に合った勉強方法を見つけてみましょう。

効率アップを狙う勉強法

勉強方法の見直しが1番必要なのは、勉強しているのに成績が思うように上がらない、勉強時間は長いのにあまり手応えが感じられない、というタイプです。
勉強のスピードアップや効率を上げるためのちょっとした工夫で、勉強時間をより効果のあるものにできます。

■参考書や問題集を見直してみる

英単語の暗記などで、Aから順番に覚えていくとなかなか後半にたどり着けずに点数が上がらなかったり、数学の問題集でわからないところにぶつかり、いつまでたっても次に進めないということが起こりがちな人は、今使っている参考書や問題集が自分に合っていないのかもしれません。

暗記は初歩的な問題を復習することで、暗記にかける時間が大幅に節約できることがあります。

また、難しい問題は基礎の部分の理解が足りなければ、解くのに時間がかかってしまいます。
参考書や問題集の構成が自分のレベルに合っていない場合、無理に使っても頭に入らなかったり、無駄な時間がかかってしまうことがあります。

もったいないと思うかもしれませんが、使ってみてどうもテンポよく進まないな、と思う場合は、そのテキストを使わず別のものをやってもいいかもしれません。

または、できるところだけ使ってつまずくところは力がつくまでとっておいてもいいのです。

■マイルールを使った勉強方法

効率のよい勉強方法として、たとえば「できるところまでやり、できない部分が出てきたら基礎に戻って復習し、翌日再チャレンジする」というルールを作っておくと、無駄に時間ばかりが経っていくのを予防できます。

ノートのまとめ方にも「見出しや吹き出しは右」「注意点は赤、重要点はアンダーライン」など、書き出す場所や色などを決めておくと後で見やすく、もう1度読み直したり探したりする時間を節約できます。

理解しにくい部分は声に出したり、小さなホワイトボードなどを使って人に教えるつもりで自分に解説してみましょう。
要点をピックアップして、大切な部分を自分で自分に教えるようにすると理解が深まります。

■机に座っていない時間を利用する

暗記や聞き取り、予習復習のチェックといった筆記用具の必要がない勉強は、通学中のバス・電車の中や入浴中など、机に座っていない時間でも勉強できます。
ふと気がついた時にチェックできるような単語帳やテキストを携帯し、朝夕の通学で15分ずつ、入浴中に30分暗記するだけで、机に座っていなくても1時間勉強できたことになります。

暗記や復習の時間をこまめに持つことで、机に向かって勉強するときには問題を解くスピードが上がるはずです。
実際のテストや試験では教科書や回答をチェックすることはできないので、チェックする時間と問題を解く時間は分けて実践に備えましょう。

ノートを手に笑顔の男子学生

集中力を上げる勉強法

机に向かってもすぐ別のことがしたくなったり、TVの音や家族の話し声が気になって勉強がはかどらないタイプは、集中力を上げるノウハウを身につけることで勉強が格段にはかどります。

集中力は筋肉と同じで、トレーニングをすることで集中できる時間を増やしたり、ここぞというときに集中できるようになっていきます。

■集中力が続くトレーニング

1時間、2時間と勉強するときに、集中力が続かないときは無理せず休憩を挟みます。
15分勉強して5分休憩、その次は30分勉強して10分休憩など、徐々に集中できる時間を伸ばすようにトレーニングします。

過去問題やまとめテストなども、ストップウォッチやアラームなどを利用して、できるだけ制限時間内に余裕を持って問題を解けるようにトレーニングし、最終的には受験の時にかかる時間分は集中力が続くようにもっていきます。

■ストップウォッチやアラームの効果的な使い方

たとえば、勉強を始めるときに「〇時からスタートして、〇分で終了」と決め、時間が来たらアラームが鳴るように設定して取り組みます。

または、「10問解くのに何分かかるか」をストップウォッチを使って測り、カレンダーにかかった時間を記入していきます。

「時間が来たら始める」「制限時間以内に終える」「短時間で1問でも多く解く」といった時間の目標を設定すると、ダラダラ勉強することを防ぐうえに、集中力も強化されます。

たとえ20分や30分といった短い時間でも、集中して勉強できていればダラダラ2時間勉強するよりも効果的です。
集中力が上がれば、同じ30分でも内容の濃い勉強となり、更に1時間、2時間と集中力が持続すれば、より勉強できる質も量も上がっていきます。

■自分が集中できる環境を知る

「早朝に勉強するのがよい」「机に向かうより、リビングで勉強する方がはかどる」など、勉強方法についてのアドバイスは色々ありますが、その通りにしても自分に合っていなければ意味がありません。

早朝と夜の両方の時間帯に勉強してみて、夜の方が集中できるようなら勉強時間を夜に持っていく、同じようにリビングと自室の両方で勉強してみて、自室の方がはかどるなら自室で、というように、自分にしっくりくる勉強方法を見つけてカスタマイズしましょう。

モチベーションを上げる勉強法

「勉強するぞ!」という気になれない、勉強に対するモチベーションが上がらない影には「どうせやってもできない」「自分は賢くない」といったネガティブな気持ちが隠れていたりします。

自分の得意な科目には熱心になれることからも、自分で知らず知らずのうちに「苦手意識」を持ってしまっていることが、勉強に対するモチベーションを下げる原因になっていると考えられます。

勉強する気持ちにさえなれば力を発揮できるタイプには、下記のような机に向かいたくなる動機付けが一番のポイントになります。

■「何の為に勉強するのか」を明確にする

「勉強する」という目先のタスクにとらわれていると、勉強することが苦手だ、勉強することが好きになれないという気持ちが強くなり、机に向かうことが億劫になってしまいます。

自分が将来なりたいものや、入学したいと思う志望校があって、そこでの生活や憧れの仕事に就いている自分をイメージし、そこへ向かうための手段として勉強が必要である、ということを理解しましょう。

■勉強計画を立てる

志望校へ合格する学力に達していれば、それ以上の範囲を勉強したり予習する必要もないわけです。

志望校へ合格するために、どこまでの学力が必要になるか、受験までにどのようなスケジュールで学力をつけていくかを明確にするために、勉強計画を立てるのは有効です。
ざっくりとでも構わないので年間の勉強計画を立て、勉強するべき全体の量を知ることで日々の量が決まります。

■目標を紙に書き出して見えるところに貼る

自分の希望や目標を紙に書き、机やドアの前など見えるところに貼っておくのも効果があります。
その際「〇〇校に合格する」「〇〇を突破」というように、できるだけ具体的な内容を書くようにします。

「〇〇にならない」と否定的に書くよりも、「〇〇になる」とポジティブな表現にするのもポイントです。

紙に書くだけでなく、鏡に向かって自分に「今日は勉強がはかどるぞ」などと声掛けするのも効果があります。

「そんなこと、恥ずかしい」と思うかもしれませんが、効果があることは何でもチャレンジした方が得です。
鏡の自分に「やればできる」「自分にはすごい可能性がある」と声を掛け、励ましてあげましょう。
自分自身が、自分の1番の味方になってください。

科目別ティップス

知っておくと役に立つヒントのようなもののことをティップスといいます。
下記に勉強する上での科目別ティップスを箇条書きにしてみました。

・理数系の応用問題や文章問題は、国語の勉強をすると克服しやすい

・英語力は一定ラインを越えれば安定してくる。SVOCを意識するクセをつけよう

・数学は反復が大事。同じ問題集を繰り返し解こう

・社会や歴史は授業があった日に必ず復習する。ただ暗記するよりも「流れ」で理解すること

 

最後に、「エレファントシンドローム」についてご紹介します。
エレファントシンドロームとは、サーカスの象がまだ小象の頃に太い木に縄で繋がれて、どんなに引っ張っても脱出できないという体験をすると、大人になってもその体験を引きずって、体は大きくなっているのに脱出しようとも思わなくなる現象のことをいいます。

過去にチャレンジして失敗したり、1度挫折してから頑張る勇気が持てなくなったという人は、その頃よりも自分が成長していることに気がついていないだけかもしれません。

要領はいいけど集中力がない、毎日コツコツ続けるのは苦じゃないけど、どこから手をつけていいかわからないなど、人によって苦手なことはさまざまです。
正しい勉強方法や自分に合った勉強のノウハウを蓄積して、その通りに実践すれば必ず結果は出るようになっています。

まずは自分と向き合い、自分自身をよく理解して励ましながら、ゴールへ向かって日々勉強を積み重ねていきましょう。
諦めなければ、きっと新しい世界に踏み出すことができますよ。
四谷学院のような予備校のサポートを受けるのもいいかもしれませんね。

 

執筆者:木村紫

貿易業務とライター業を兼務するシングルマザー。人より少し豊かな人生経験から、恋愛・健康・転職・ライフハックなど、様々なジャンルで執筆活動中。ダメな人への優しいまなざしに定評がある。


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