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倍速で長文読解を読みとる!日本語の速読法術

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学校が忙しくて時間がない!
休憩中の読書や、ネットの記事をもっと早く読みたい!
長文を読むのに時間がかかって解答時間が足りない!

そんな人にオススメしたいのが、速読術です。
読書はかならずしも速読で読むべきでもないのですが、身につけておけば使える道具が増えるので一読してみてくださいね。

 

ポイント1 頭の中での音読は厳禁

頭の中で音読すると、読むスピード以上の速度では本を読解できないことになってしまいます。
たとえば「晩御飯を食べた」という文字を口で読まなくても、頭に晩ご飯を食べる姿を思い浮かべることができますよね。

最初はゆっくりでもいいので、音読せずに「目で読みとる」練習をしてみましょう。

 

ポイント2 目で読みとれる文字数を増やそう

目で読みとれる文字数は、最初は「りんご」のような三文字に限られるかもしれません。
そこから5文字、10文字……と増やしていきましょう。
最終的に一行なり一文なりを一目で読みとれるようになればかなり早くなっているはずです。

周辺視野の広さという限界もありますが、一行の文字数の少ない新聞などで練習するのがオススメです。

 

ポイント3 読み慣れた文章で練習しよう

たとえば新聞のコラムで練習すると決めたら、練習に使う記事を選別しましょう。
直接役にたつ記事というような物ではなく、モチベーションが続くような気に入った記事にすると効果が上がりやすいです。

同じ文章を何度か読むことで理解を深めたり、読むスピードをあげることができます。

速く読める感覚を身につけましょう。

 

ポイント4 かならず読むのにかかった時間を記録しよう

読むたびにストップウォッチやキッチンタイマーで計測しましょう。
「速く読まなきゃ」という緊張感がうまれますし、タイムアタックに慣れることで緊張にも強くなります。
記録を残すことで成長がわかるので、モチベーションも続きやすいですよ。

 

ポイント5 自分の理解が追いつく早さを把握しよう

いくら速読するためといっても、あわてて目で追うだけでは意味がありません。
また、速読術が身についてもいつも倍速で読む必要もないのです。
内容が難しい文章はゆっくり読んでかみ砕く必要がありますし、内容の浅いネット記事などであれば適宜読み飛ばしてもいいのです。

また、数学のように文字数に対して内容が詰まっている文章は速読とはあまり縁もありません。

以下のようにそれぞれの読み方で自分がどの程度内容が理解できるか把握しておき、それぞれの場面で使い分けましょう。

①ふつうに読む
②すこし急いで読む
③限界で読む

 

ポイント6 早く読む場所を取捨選択する

例えば新聞の場合、見出しである程度内容をイメージできますよね。
試験問題であれば、問題文を先に読むことでも内容を先に「チラ見」することができます。
その文章に対する予備知識があれば、新しい情報と古い情報がちりばめられていることになります。

分かり切った情報、イメージできている情報は確認程度の流し読みでいいのです。
逆に、全く新しい情報や筆者のメインの意見などは大事に読む必要があります。

10文字ほどでも一目で読みとれるようになっていれば、キーワードを流し読みで一通り得ることができるので、そこからじっくり読む場所、流し読みする場所を取捨選択すれば時間を短縮できます。

小説問題なら、せりふの部分は文字数の割に情報量が少ないのでさっと読み流して良いです。
しかしさりげない風景描写が登場人物の心情描写だったりするので、じっくりかみ砕いて理解するべきです。
せりふ部分に傍線が引かれた設問にも、そのヒントは描写に現れていることが多いですよ。

 

ポイント7 速読トレーニングアプリなども利用してみてもよい

実のところ、速読トレーニングの方法はさまざまです。
筆者は講談社ブルーバックスの本で読んで練習していましたが、最近はインターネットでもいろいろな速読法が紹介されていますね。

休憩中のゲーム感覚で取り組むといいかもしれません。
速読は頭をフル回転する分疲れやすいので、やりすぎに注意してくださいね。

 

まとめ

ゆったりとした読書はすばらしいものです。
余裕を持たせて読むことで自分の意見を持ったり、新しい発見を得ることができます。

一方で、試験時間などで制限があったり読書できる時間が少なかったりすることもあります。

読むスピードを速くしたり、さまざまなスピードを使いこなすことで読書のバリエーションがぐっと増えますので是非マスターしてみてくださいね。

ただし、数学などどんどん手を動かして理解するべきものは、速く読むことに縛られず理解を最優先してください。

執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。


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