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センター試験の世界史対策!高得点をとるための勉強法とは

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世界史は暗記がポイントとなる教科ですが、覚える量がかなり多いため何を暗記すればいいのかわからず、「勉強を後回しにしたら手遅れになった」という人も少なくありません。
そのため、ポイントを押さえて効率的に覚えることが大切です。

ここでは、世界史のセンター試験における出題傾向や勉強のコツ、高得点を狙った勉強方法についてご紹介します。

センター試験での世界史の出題傾向とは

センター試験では、世界史の問題は大問4問と小問36問で構成され、配点は大問1つにつき25点となっています。
これを、「世界史A」と「世界史B」ともに試験時間60分で解かなければいけませんので、出題傾向を知ることで、どこに焦点を絞って勉強すればよいかがわかりやすくなるでしょう。 。

◇センター試験の出題形式
出題される大問はテーマ史となっており、選択問題や時代問題といったさまざまな出題形式が用いられます。

・正誤問題
センター試験の世界史では、この正誤問題が出題の大半を占めていますが、教科書に出てくる用語ばかりとなるため、用語の理解をしていればそれほど難易度は高くないでしょう。

正誤問題の誤りでは「時代をずらす・用語を入れ替える・事実を裏返す」といったパターンがありますので、選択肢のなかでここをポイントにして考えていくと答えが絞りやすくなります。
また、過去問題を解く際は、正しい選択肢だけでなく誤りの選択肢も見て、どこがどう間違っているのかを確認していくようにすると、理解が深まっていきます。

・時代問題
正しい年号を問われるのではなく、いくつかの出来事を時系列に並べたり、出来事の前後関係を問われたり、その出来事がその時代に起こったことかどうかなどを問われる問題です。
年号を覚えるのが得意な人であれば簡単に解けるかもしれませんが、年号が覚えらなくても、その出来事の背景や因果関係を理解しておけば時系列や前後関係がわかりやすくなります。

・地図問題
国や都市の位置、領土がどこかなどを問われる問題です。
これは普段から、その出来事の起こった位置はどこなのか地図を見ながら覚えたり、地図に書き込んだりして覚えていきましょう。

・文化史問題
この作品の作者はだれか、時代はいつかなどを問われる問題ですので、作品名・作者・時代をセットにして覚えていくのがポイントです。

・グラフ読み取り問題
2016年度からセンター試験で出題されるようになった問題で、世界史に関連する経済情勢などの統計データがグラフや表で示されます。ただグラフを読み取るだけでなく、その時代背景などの理解も求められる問題ですので、歴史に関する知識を入れておきましょう。

◇センター試験で問われる内容
センター試験の内容としては、細かな知識が問われるというよりも、「基本知識を押さえているか」「時代感覚がつかめているか」など、基本的な部分が重視される傾向にあります。
そのため、以下の内容を意識するとより効率的に勉強することができるでしょう。

・教科書に載っているような基本的な知識が理解できているか
・時代の流れや出来事などを理解しているか
・重要な場所や出来事を理解しているか

世界史を勉強するときのコツ・ポイント

世界史を効率的に勉強するにはいくつかのポイントがあります。

◇「タテ」と「ヨコ」で流れをつかむ
「タテ」とは歴史の時系列のことで、世界史ではまず「なにが起きてどうなった」という歴史的因果関係を学ぶことが重要です。
そして、「ヨコ」というのは「その時代に世界各国で何が起こっていたか」であり、タテとヨコをセットで勉強することで時代の流れが理解しやすくなります。

◇用語を覚える
「タテ」と「ヨコ」を押さえたら、今度は用語を暗記していきます。
暗記方法には複数の種類がありますが、短時間で効率的に覚えるには「声に出して覚える」「ゴロを覚える」という方法がおすすめです。

◇ポイントとなる年号を覚える
最初に理解したタテとヨコの中で、重要なポイントとなる年号を覚えていきます。
センター試験では、タテとヨコだけでなく重要となるポイントを深掘りした問題も出題されますので、場所や人物なども一緒に覚えておくとよいでしょう。

◇地図も活用する
タテとヨコ、用語、重要な年号(出来事)を覚える際、世界地図を活用するのもおすすめです。
世界地図を見ながら「ヨーロッパで○○があった際、アメリカは何をしていたか」などと考えることで、歴史的因果関係をより深く理解することができます。

センター試験の世界史で高得点をとるための勉強法

ある程度の世界史が身についたら、いよいよセンター試験に向けた勉強に移りましょう。
ここでは、センター試験で高得点をとるために勉強方法についてご紹介します。

◇1.教科書や一問一答を使って基礎固め
教科書や一問一答で基礎を固めていきましょう。
その際、あまり細かい部分まで覚えてもセンター試験で出題されることは少ないので、教科書の太字部分などをメインに進めていきます。
また、暗記する際「どうしてそれが起こったのか」という部分まで理解し、ストーリーを覚えるようにするのがポイントです。

◇2.過去問や問題集を使ってアウトプット
基礎が固まったら、今度は過去問や問題集を使って勉強をしましょう。
過去問や問題集は分量が多いため、全体を2~5パートに分け、「1パートが全問正解できるようになったら2パートへ進む」という流れで進めていくのがおすすめです。
その際、1回で覚えようとすると挫折につながりますので、1パートにつき5~10周繰り返す感覚で学習していくとよいでしょう。

◇3.復習をしっかりとおこなう
センター試験で高得点をとるためには、復習が最も重要だといっても過言ではありません。
復習といっても正解不正解は関係なく、全ての問題に対して「なぜこの回答を選んだのか」を考えましょう。

また問題を解く際も、問題文の間違いだと思う部分にチェックを入れたり、正しいと思う文言を記載したりして、あとで復習しやすいようにしておくのがおすすめです。

まとめ

世界史は膨大な暗記が必要となりますが、センター試験で出題されるのはわずか36問です。
そのため、何も考えずにただ暗記するという勉強はむだが多く、とても効率的とはいえないのです。

センター試験合格はもちろん、より高い得点をとるためにも、今回紹介したポイントを押さえ効率的に勉強するようにしましょう。
また、一度で覚えようとする人も多いですが、それでは歴史的因果関係が理解できないほか、挫折にもつながってしまいます。そのため、1つの教科書や問題集を5~10周繰り返し、確実に暗記していくようにしましょう。


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