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数学の有名問題集「チャート式」はチラ見解答で攻略する!

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「チャート式シリーズ(数研出版?)」は有名進学校でも採用されることが多い、数学の王道ともいえる問題集です。

学校で買ったり、人に勧められたりしてチャート式を手に取った方も多いのではないでしょうか。

しかしこのチャート式、特に東大受験にも通用すると言われる「○○○○」(通称:青チャート)は、とにかく分厚いんですよね。

はっきり言って「辞書か!」というくらいに分厚いので、数学が苦手で「これから克服しよう」という方は見るだけでゲンナリしてしまいます。

そんな数学問題集を無駄なくストレスなくテンポよくこなすコツを、今回は取り上げてみました。

重いなら分割してしまおう

数学ⅠAならまだしも、数学ⅢCは持ち歩くのも苦痛なくらい分厚くて重たいですよね。
かといって、図書室や塾などの自習室などでも勉強したいですから、「家でだけ解く」というわけにもいきません。

そこで抵抗が少ない人なら「カッターで分割してしまう」のが個人的にはオススメです(私は数学Ⅲと数学Cの2冊にバッサリ分割しました)。
チャート式はのりがしっかりしているので、分割してもバラバラになることがないので、厚紙で裏表紙作ってテープで貼っておけば安心ですよ。

解いた問題には必ず目印を付けよう

解いた問題には「日付+理解度マーク(◎、○、△、×など)+かかった時間」を書くようにしましょう。
というのも、問題集自体がかなり分厚く、一朝一夕で終わるようなものではないので、時間が空くとどうしても忘れてしまいます。

2周目や試験前などのためにも、「復習がどれほど必要なのか」が一目でわかるようにしましょう。

問題演習を習慣にしよう

数学は演習量が命なので、必然的に問題集のボリュームも多くなります。一度にこなせるような量ではないだけに、チャート式などをやりきるには「計画を立てて、実行する」ことが必要になります。

コツは大きく分けて3つです。
・無理のない計画をたてる
数学が苦手な人ほど「模擬試験日から逆算したら、1日30ページ進めなきゃいけなくなった!」と焦ってしまいますが、受験本番に間に合えばいいのです。「授業でやったところだけやる」「最低3ページだけやる」など無理のない計画を立てましょう。

・取り組む時間を決める
「1日のどこかで○○分やる」では、なかなか習慣づけられません。
学校に30分早く登校して取り組む、晩御飯を食べたあとに取り組む、通学の電車で数問取り組む、など、「決まった時間」にこなすのがオススメです。

・予備日を作る
どんなに緻密な勉強計画を立てても、「昨日は部活で疲れた」「課題が多くてできなかった」などのトラブルは起こってしまいます。
これは起こるべくして起こるので、予備日を必ず作りましょう。

土曜日・日曜日の午前中は「予定を入れない」という予定を立てて、そこで計画の遅れを取り戻しましょう。

理解度を一目で分かるようにしよう

問題を解いたら「解いた日+理解度+かかった時間」をメモしよう、と先述しましたが、ちょっと解きなおしたい時に理解度を一つ一つ見直すのは意外と大変です。

例えば理解度の基準が
◎…すんなり解けた
○…時間を掛けて考えれば解けた
△…解答をチラ見しながら解いた
×…解答を見ても分からなかった(後日質問する・一旦保留)
だとしたら、「△・×」の問題はフセンを貼ってすぐに開けるようにしておきましょう。とくに「×」は誰かに質問できるようにフセンの色を分けておくといいですよ。

はじめの内はフセンも多いかもしれませんが、フセンが減らしていくだけでも達成感が味わえますよ。

解けない問題はチラ見しながら解いてみよう

解けない問題の解答を、ただノートに書き写すだけでは意味がありません。

解けない問題は以下の手順で取り組んでみましょう。
1. 解答の流れを見る(解答を見ても流れが分からなかったら×印付けて翌日質問する)
2. 解答の流れを日本語で、ノートや余白に簡潔にメモをする(例:①○○の定理を使う、②△△を計算して①の式に代入する)
3. 2.のメモを見ながら解いてみる(分からなかったら解答をチラ見しながら解く)

ポイントは、ただ解答を書き写すのではなく「解答や方針を見ながら実際に解くこと」です。

基礎問題は、「考えずに」解けるようになろう

基礎問題は、「すぐに」「考えずに」解けるようにしましょう。
実際の入試問題は、基礎問題の集まりであり、応用問題です。

つまり、基礎問題が素早く解けて、問題を見て「あの基礎問題をこう応用するんだ!」と思いつかなくてはいけません。そのためには「基礎問題を少し考えれば解ける」程度では対応できません。

問題集を効率よく周回して、入試に対応できるレベルを目指しましょう!


執筆者:てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ


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