• TOP
  • >
  • 勉強ノウハウ
  • >
  • 勉強のモチベーションが上がらないときに読みたい必ずやる気が出る方法と考え方

勉強のモチベーションが上がらないときに読みたい必ずやる気が出る方法と考え方

「勉強のモチベーションが上がらないときに読みたい必ずやる気が出る方法と考え方」サムネイル画像


「勉強しなきゃいけないのに、モチベーションが上がらない」「なかなかやる気が出なくて、今日も何もできなかった」「参考書を開いてみても、しばらくすると違うことをしてしまう」といった、勉強に対するモチベーションが上がらない悩みは、多くの人が経験しています。小さい頃からそうだった人もいれば、受験勉強が必要な時期になってから、プレッシャーで悩む人もいるかもしれませんね。

勉強に対してやる気が出ないのはなぜなのでしょう。どうすれば勉強のモチベーションが上がるのでしょうか。ここでは、勉強を含む「やるべきこと」に対してやる気が出ない理由や解消法、勉強に対する考え方などについてご紹介します。

勉強のモチベーションが上がらないのはなぜ?

勉強のモチベーションが上がらない理由として、よくある原因をいくつか挙げてみましょう。

・ついダラダラしてしまう
「やらなきゃ」と思っているのに、ついついダラダラと過ごしてしまうことはよくあります。ダラダラしている間にも、「やらなきゃ」という気持ちは心のどこかにしっかりとあるので、ゲームやSNSをしていても、あまり楽しくなかったりします。
楽しい時間よりも「やるべきことをやらないでダラダラしている」と罪悪感を感じる時間の方が長い、という人もいるかもしれません。

・めんどくさい
やる気が出ない理由に「勉強するのがめんどくさい」という気持ちもあります。ダラダラするのと似ていますが、こちらは「めんどくさい」というはっきりとした理由があります。
自分の中で理由がはっきりすれば解決できるのに、どうして勉強はこんなにも面倒に感じるのでしょうか。

・勉強がキライだ
「勉強が嫌い」というのは、勉強に対してモチベーションが保てない原因として、とてもわかりやすいですね。どうして勉強が嫌いなのでしょう。「そんなの当たり前で、考えたこともない」という声も聞こえてきそうです。考えることが嫌いなのか、単純に楽しくないから、という理由なのかもしれません。
勉強が嫌いな人は、本当に嫌いな人や憎い人と同じくらい勉強が嫌いなのでしょうか。勉強が憎くて、教科書を見るだけでも腹立たしい、という人はそんなに多くないはずです。

・集中できない、続かない
せっかく勉強を始めても、5分もしないうちに「ちょっと休憩」といってスマホを手に取ってみたり、TVや動画を観始めてみたりして、集中力が続かない人もいます。
せっかく「やる」ところまで行動につながったのに、その気持ちが長続きせず、すぐに途切れてしまうのです。はりきって計画を立ててもその通りにできず、立派な計画がだんだん重荷になってくることもあります。やる気が出始めたな、と思ったころに、家族や友人からの誘いで中断してしまう場合もあるでしょう。

「やらなきゃ」と思えば思うほどできなくなる

ダラダラしているわけではなく、やるべきことを後回しにしてしまうこともあります。「やらなきゃいけない」とわかっているのに、別のことがしたくなる、やることが複数あるときに、優先順位の高いものや急ぐ必要があるものに取り組むことができない、といった気持ちです。
「早くしなくちゃいけないのに」と思えば思うほど、そこから逃げるように違うことをしてしまったりします。周りから見るとサボっているように見えますが、意外と本人はできないことを苦しく思っているのです。

上記の理由は、どれもとてもよくあることです。どれか1つは経験がある、という人は少なくないと思います。こういった勉強のモチベーションが上がらない、やる気が起きない理由は、どうすれば解消できるのでしょうか。

勉強のモチベーションはこう上げる!今すぐ試せる方法とは

勉強のモチベーションを上げるためには、やる気の出ない自分の気持ちを深く知る必要があります。何の道具も使わずに、今すぐできる考え方の方法をご紹介していきます。

・勉強したくない理由について考えてみる
勉強しなければいけない理由について考えることはあっても、勉強したくない理由についてまじめに考えることは少ないものです。学校や家では「勉強はしなきゃいけないもの」「学生が勉強するのは当たり前」と教わりますし、「勉強したくないと思うことは悪いこと」、「勉強しないといい大人になれない」と言われることもあるでしょう。
「勉強しなきゃいけないとわかっているんだけど」と少しでも思うなら、それはまじめで優しい人の証拠です。なぜなら、「勉強はした方がいい」と先生や両親から言われたことを、素直に受け止めているからです。 勉強したくないと思う、自分にとっての大きな理由は何かを考えてみましょう。めんどくさいのか、勉強が嫌いなのか、集中力が続かないのか、その全部かもしれません。それらが解決すれば、勉強したくなる機会は増えるはずです。

・勉強したくなる理由についても考えてみる
勉強したくなるためには、勉強したくないと思う理由の解決が必要です。「ゲームしたい」「遊びたい」と同じように「勉強したい」と思うことも不可能ではありません。実際に1日7~8時間も勉強する人は、勉強自体に楽しさや喜びを見つけています。ゲームのように勉強が楽しいのですから、長時間の勉強も苦ではないわけです。
反対に、勉強が根っから嫌いな人は、勉強しないことに対して迷いがありません。人から何を言われても、本当に勉強したくないなら「どうすれば勉強しないで済むか」という方法を考え始めるからです。
しかし、おもしろいことに、この「どうすれば勉強しないで済むか」と考えるときの気持ちこそ、勉強に必要なモチベーションに通じています。
自分が将来どうなりたいか、そのためにはどうすればいいのかを考えてみましょう。将来どうなりたいかがわからなければ、どうすればわかるようになるかを考えましょう。その答えを見つけるために進学が必要なら、勉強に対して迷いはなくなります。

・ダラダラしてしまうときは何もしない
なんとなくダラダラしてしまうのは、やらなければいけないことに対して現実逃避したい気持ちがあるのかもしれません。部活や勉強以外のことで、知らず知らずに疲れているときも、やる気が出なくなってしまいます。
「勉強するか」とスイッチを切り替えられればよいのですが、参考書や教科書を開くだけで、ダラダラと勉強するのはおすすめしません。多くの場合、それは勉強した気になるだけで、内容が頭に入らず成果になりにくいからです。 どうしてもやる気が出ない日は、無理に勉強するのをやめてみましょう。ただし、勉強しない代わりに他のことをするのもストップします。スマホも触らず、マンガを読んだりゲームをするのもNGです。ただじっと横になって何もせず、心を落ち着かせてみてください。

「何もしない」ということを長く続けるのは、意外とむずかしいことがわかります。何もしないでいると寝てしまうなら、ちょっと疲れているのかもしれませんね。何もしないで心を落ち着かせる時間は、勉強や睡眠の時間をさまたげる悪い習慣をなくす助けにもなります。

・嫌いなのは「勉強」ではなく「勉強の方法」
「勉強が嫌い」と思う人でも、本当に勉強が嫌いな人はほとんどいません。勉強が嫌いなのではなく、興味がないことを勉強しなければならないのが嫌なのです。そして、なぜ興味がないかといえば「その分野について面白く感じた経験がないから」ともいえます。
学問として成り立っている科目には、そこまで到達した人が多くいるために学問となっています。数学や英語、現代文も、その面白さについて知る機会さえあれば夢中になれる科目なのです。
手元にある参考書やテキストがわかりにくいなら、無理に使わなくても構いません。自習の勉強方法に決まりはなく、机に座ってノートと鉛筆を使わなくても、勉強することは可能です。
塾や予備校などでプロ講師の話を聞いてみるのも、面白さを知るきっかけ作りとなるでしょう。範囲ごとにリストを作ってチェックをつけたり、グラフにしてみるのも達成感を感じて楽しくなるかもしれません。
科目の面白さがわからなければ、勉強に興味が持てなくなります。興味のない勉強をするのは苦痛です。勉強の方法を変えてみたことがないなら、1度何か新しい方法にチャレンジしてみましょう。

・集中できる時間を長くするより、集中できない時間を短くする
思い立って勉強を始めても、集中できる時間が短い人の問題は、集中力が切れて別のことをしている時間の方が長いところにあります。
もし10分しか集中が続かずに休憩したくなっても、5分の休憩ですぐ勉強に戻ってこれるなら、10 分勉強して5分休憩、また10分勉強して休憩…のように、細かく休憩を入れながら勉強してもよいのです。集中して勉強するには、場所や時間も重要です。静かな場所や賑やかな場所、早朝や夜中など、どんな状況なら集中できるかは、人によって違います。
大切なのは、集中力が切れたままダラダラと勉強しないことです。頭に入ってこないうえに苦痛となり、勉強する時間がつらいと感じてしまいます。集中力は腹筋や腕立て伏せと同じで、最初は少ししかできなくても、続けることで少しずつ長い時間集中できるようになります。集中が切れたら時間を決めて休憩し、また勉強に戻ってくればよいのです。

・「やらなきゃ」は「やる」に言いかえる
「やらなきゃ」という言葉の後には、たいてい「いけないんだけどできない」という言葉が隠れています。「やらなきゃ」という気持ちは、やる気はあるのになかなかできない、という葛藤でもあります。
人は「やる」と強く決めれば、必ずできます。「やるぞ」と声に出して言ってみてもいいでしょう。何もなくても「やったー」というと嬉しくなることがあります。強く発した言葉には、気持ちや行動を変える力があるのです。
決意や願いを言葉にすると、気持ちが前向きに変化しやすくなります。「やらなきゃ」ではなく「今やる」、「早く終わりたいなぁ」ではなく「あと15分は絶対にやる」のように、短く強い言葉でひとりごとを言ってみましょう。きっとその通りに行動したくなっているはずです。

勉強はどこまでやればいいの?やりたくない勉強はやらなくていいのでは?

ここまで勉強に対するモチベーションの上げ方や考え方をご紹介してきましたが、ふと「どこまで勉強すればいいわけ?」という疑問を持つ人がいるかもしれません。「賢くなれなくてもいいから、勉強はしなくてもいいよ」「勉強ができなくても別にいい」と思う人もいるでしょう。勉強はどこまでやればよいのでしょう。やりたくなければ、ずっと勉強しなくてもよいのでしょうか。

・学生時代の勉強でやらなくていいことは少ない
学生時代に勉強したことを大人になってからそのまま使う機会は、実はあまりありません。
たとえば、体育の授業で逆上がりや跳び箱を習っても、大人になって仕事で逆上がりや跳び箱を飛ぶ機会は、体育の先生でもない限りほぼありません。ではなぜ習うのかというと、それらができるようになることで体力やバランス感覚が身につき、他のさまざまなスポーツを楽しめるようになるからです。
同様に、大人になってから歴史の年号を聞かれることはなくても、歴史や文化を知ることでさまざまな人との交流が深まります。数学の確立問題をやらされることはなくても、金融系の仕事や株式取引で数学の知識は役立ちます。読書感想文を書く力は、会話や文章の内容を掴んでわかりやすくまとめる力となり、多くの分野で必要とされます。

自分の進む分野が決まっていてもいなくても、学生時代に学ぶことは、その後社会に出ていくための基礎でしかなく、本当の学びは大人になってから始まるともいえます。学校で習う勉強に「やらなくてもよい」というものは、ほとんどないと考えた方がよいでしょう。

受験勉強を終えた後も勉強は続く

学校で習う内容が社会人になるための基礎であるとしたら、受験勉強を頑張って志望校に受かり、卒業して無事に就職できたとして、そこで勉強は終わるかといったら終わらず、逆に新たな勉強のスタートであることもわかります。
世界は常に動いていて、現時点で最新の情報や技術も、いずれは古くなっていきます。学生として受け身で学ぶ期間よりも、社会に出て働きながら学ぶ時間の方が、もっとずっと長いのです。学生時代に身につけた勉強習慣は、その後の長い人生において「モチベーションを保ち、常に学び続ける」という力をたすける大切な基礎となります。

勉強のモチベーションが上がらない悩みは、学生だけでなく大人も抱えやすい問題です。1度気づいても毎日を過ごしていると、いつの間にか忘れてしまうこともあるからです。そんなときは「なぜやりたくないのか」と「どうしたらやりたくなるか」について、自分に質問してみましょう。自分自身をよりよくしたい、大切にしたいと考えることが、いつでもモチベーションを上げる近道となります。

執筆者:木村紫 
貿易業務とライター業を兼務するシングルマザー。人より少し豊かな人生経験から、恋愛・健康・転職・ライフハックなど、様々なジャンルで執筆活動中。ダメな人への優しいまなざしに定評がある。


関連記事

人気記事一覧

最新記事一覧

カテゴリー

月別アーカイブ