歴史はこんなにおもしろかった！オススメの歴史マンガ7選

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学校での歴史の授業は、覚えるべきことが多すぎて無機質に授業が進んでいくことも多いですね。

テストの点を稼ぐためには暗記が必要不可欠ですが、よく知らない人の名前の羅列や年号を覚えるのは苦痛ですし、印象に残らない分頭にも入りません。

そんな勉強の気分転換に、おもしろい歴史マンガはいかがでしょうか？
歴史マンガは扱う時代の範囲が狭いですが、時代全体ではなく人物にスポットが当たる分親近感がわき、感情移入することができます。

人間の脳は無意味な文字列よりも、感情や印象を持った情報の方がずっと覚えやすくなっていますのでどうしても覚えられなかった歴史も頭にはいるようになるかもしれませんよ。

角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」

日本の歴史全体をマンガで俯瞰したい場合は、昔からの大定番「日本の歴史」です。
この日本の歴史をマンガにしているシリーズは一通り呼んでおくだけでも歴史をおおまかにつかむことができます。
また近年の歴史研究成果なども追加した新版や、絵のタッチもきれいになってあたらしく出版された物もあるので、「小学生の時に読んだことある！」という方も見直してみると新しい発見があります。
小学生にもわかるようにかかれており、フィクションを含まないので安心して読むことができます。

花の慶次　（原作：隆　慶一郎　マンガ：原　哲夫）

歴史小説を、「北斗の拳」の原哲夫さんがマンガ化したものです。
主人公は「傾奇者（かぶきもの）」と呼ばれる前田慶次です。
アクションマンガとしての特徴が強く、難しい歴史の話抜きに、男が惚れる男「前田慶次」の生き方にどっぷりつかることができます。
歴史だけでなく単に「スカッとする」ためだけに読んでいてもおもしろいマンガです。
試しに読んでみるつもりだったはずが、前田慶次の男っぷりの良さ、まっすぐさに惚れ込んでしまうかもしれませんよ。

孔明のヨメ。

三国志関連のマンガは横山光輝の「三国志」を筆頭としてたくさんあるのですが、天才軍師「諸葛亮」のお嫁さん「黄月英」を中心にしたラブコメディが読めるのはこのマンガだけです！
男性向けになりがちな三国志ですが、このマンガは軍師とお嫁さんのラブラブな日常生活がまったり続く女性向けの三国志マンガです。
しかしただのラブコメではありません！作者は三国志が大好きで中国を旅しただけあり、その歴史描写はかなり細かく、当時の生活をかいま見ることが出来ます。
ほのぼのストーリーの中にも、少しずつ歴史の荒波が押せ寄せきます。田舎暮らしに終わりを告げ、一国の軍師として時代に翻弄されていく万年新婚夫婦はどうなっていくのか？
ぜひ自分の目で確かめてみてくださいね。

信長の忍び

今年アニメ化し、今でも絶賛放送中の戦国歴史ギャグマンガです。
主人公は魔王とも噂された織田信長…ではなく、そのくの一千鳥（ちどり）です。
千鳥の存在はフィクションなのですが、信長をとりまく歴史の変化はかなり細かく、「信長は甘党だった」というようなちょっとしたマメ知識も豊富に含まれています。
歴史マンガと言えば最初に挙げた「花の慶次」の用に青年マンガで濃いタッチのものが多いのですが、この「信長の忍び」は読みやすいギャグマンガタッチですし、４コママンガなので勉強の休憩にさくっと読むことが出来ますよ。

雪花の虎（東村アキコ）

武田信玄のライバルとして語られる上杉謙信は女性だったのではないか？という説はご存じですか？
謙信が毎月に数日戦をしない日があるなどの証拠から、実は女性だったのではないかという説があるのです。
この作品はそのような「女性」上杉謙信という歴史のifをえがいた作品です。
極力歴史に乗っ取っているわけではなく、いわゆる仮説を漫画化している点で他の歴史マンガと一線をひく作品です。
東村アキコ先生の持ち味である「女性目線」を十分に活かし、作品中の謙信女性説に無理がなく、きちんと物語の筋が通っている点で非常によくできたストーリー構成になっています。

へうげもの（山田芳裕）

教科書の偉人はいかにもすごい信念を持っていて、すばらしい性格で、才能を持っていて……というイメージが先行しがちですが、ここに出てくる歴史的人物はとにかく「人間くさい」！！
人間離れしたイメージのある偉人たちが、欲望のために大切なものを失い、それを後悔し、葛藤しながら人生を選択していく。
本能寺の変の黒幕を千利休とする斬新な解釈や、共感せざるを得ない泥臭い人間ドラマから目が離せません。

まとめ

毛色の違う、さまざまな歴史マンガをあつめてみましたがいかがでしたか？

どっぷりはまるマンガも、うーんと考え込んでしまうマンガも、さくっと読めるギャグマンガも、いままでと違った目で歴史を見ることが出来ますよ！
「読んでみたい」と思える本があれば是非手を伸ばしてみてくださいね。

執筆者：てんもんたまご
天文学者を夢見て浪人の末に物理学科へ入学。
卒業後は、理系としての知識や実験教室でのアルバイト経験を活かしてライターとして活躍中。
大好物は、紅茶とあんみつ。

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